これからの写真の役割への試論~写真という存在への考察と新たな使命について~
写真ビジネスは、年々後退している。
写真文化は、拡大しているのに。
それは、何故か。
銀塩フィルムによる記録保存としての存在は、現像プロセス無しには実体となれないせいで現像プロセスのためにビジネスは繁栄した。
デジタル化の波によって、この「仕方なくやってきた」現像プロセスは壊滅的に流され、実体としての記録保存が瞬時に可能となった。
これによって、撮影者のコスト(お金と時間)が大幅に削減された。
そして、今や撮影シャッター数は、2000年頃の数十倍となった。
本来なら、削