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二種類のモチベーション

どんなモチベーションで動いていますか?


人は行動を起こすとき、何かのきっかけに対して、
モチベーションが上がり(やる気が生まれ)動き始めます。


あなたは行動を起こすときどのようなモチベーションで動いていますか?


どんなモチベーションを日常的に使っているか。

人それぞれ癖があり、
意図せずに使うと目標を達成したとしても幸福な人生にならない可能性が出てきます。

短期的に目標を達成させるうえでは、どんなモチベーションを使ってもある程度うまくいきますが、

長期的に、より良い人生を送るには、日々使うモチベーションを選択することが重要です。

今回はそのモチベーションを大きく二つに分けて考察していきます。


ポジティブ/ネガティブ モチベーション


モチベーションは大きく分けて二つあります。

ポジティブなモチベーションネガティブなモチベーションです。

この二つはやる気が出るときに、
自分の状態が充足感を感じているか、不足感を感じているか。
(プラスをより大きなプラスにするか。マイナスを0に近づけるか)
という違いがあります。

ポジティブなモチベーションが上がるとき、
背景では充足感を感じています。

充足感を感じているというのは、
自分の状況に感謝している状態です。

「ないもの」でなく「あるもの」に意識が向いている状態です。

今ある環境に感謝し充実しつつも、
より高度な課題を設定し、クリアしようという意欲に満ちています。

「より多くの人の幸せのために行動したい。それが自分の幸せ。」
そういったやる気がわいてきます。

そのように他者の幸せを大きくしようという行動は、
他者から応援され、結果的に自分はより大きな豊かさを手に入れる。
という好循環に入ります。

反対にネガティブなモチベーションですが、
これは背景に不足感があります。

「足りない部分を補わなくてはいけない」という動機です。

「他より上に行きたい。他より手に入れたい。
あの人に比べて自分はこんなに劣っている。
もっと手に入れなければ。」

こういった動機で行動すると、
終わりはありません。上はいくらでもいるからです。

海水を飲むような行為です。
飲んでも飲んでも喉が渇き最後は脱水症状になるでしょう。

あるいは、他者から奪って自分を満たそうとすることにもなるかもしれません。

奪うということは、奪われる人が出てきますから、
不足感を連鎖させることになります。

結果他者から疎まれたり恨まれたりして、
邪魔されたり、復讐されたりするでしょう。

このように不足感がベースにあるモチベーションを使うと、
使えば使うほど負のスパイラルに陥る可能性が上がります。
負のスパイラルにはまると、当然、幸せから遠のいていくことになります。


充足感が根底にあるモチベーションはポジティブなモチベーション。
不足感が根底にあるモチベーションはネガティブなモチベーション。

大きく分けるとこの二つに分けられますが、感情というのはもっと細分化した表現のほうが分かりやすいかと思います。

次に紹介するのは

パワーかフォースか
願えば、かなう エイブラハム22の教え

という二冊の書籍です。

これらの本では意識・感情のレベルをいくつかの段階にわけているものです。(意識と感情は今回は同じものとしてとらえてください。)

10段階以上に分けられているので、
自分がどのような感情を背景に行動しているかというのが、分析しやすいです。

背景にある感情があるとどのようなモチベーションを使っているかわかります。


『パワーかフォースか』の意識レベル


『パワーかフォースか』では、
「意識レベル」という表現で17段階に分けています。

ポジティブなモチベーションをもたらす感情は9以下の数字で書籍内では「パワー」の状態にあるといっています。

反対に10以上を「フォース」といいネガティブなモチベーションを生みます。

パワーもフォースも行動を促しますが、幸福でいるためにはパワーを使うほうが良いです。

書籍内では、20~1000というレベルで意識を表し、歴史上の人物、映画などがどの意識レベルなのか紹介していますので気になったら読んでみてください。(下にURL貼ってあります。)

1悟り      表現不可能
2平和      至福
3喜び      静穏
4愛       崇敬
5理性      理解
6受容      許し
7意欲      楽天的
8中立      信頼
9勇気      肯定
----------------------------------------
10プライド   嘲笑
11怒り     憎しみ
12欲望     切望
13恐怖     心配
14深い悲しみ  後悔
15無感動    絶望感
16罪悪感    非難
17恥      屈辱



『願えば、かなう エイブラハム22の教え』の感情の22段階


『願えば、かなう エイブラハム22の教え』では、
感情を22段階に分けています。
(書籍内に「7満足」と「8退屈」の間の線引きはありませんが、
パワーかフォースかと照らし合わせるとこのようになると思います。)

できるだけ数字の少ない数字で過ごしたほうが、人生がより良いものになると説かれています。

1  喜び・感謝・やる気・自由・愛
2  情熱
3  熱意・やる気・幸福感
4  ポジティブな期待/信念
5  楽観的
6  希望に満ちている
7  満足
---------------------------------------------------
8  退屈
9  悲観
10 欲求不満・イライラ・短気
11 敗北感
12 落胆
13 疑い
14 心配
15 責める
16 失望
17 怒り
18 復讐心
19 憎しみ・激怒
20 嫉妬心
21 不安・罪の意識・無価値観
22 恐れ・苦悩・憂鬱・絶望・無力感


ポジティブなモチベーションを使う


上の二つの段階は細かい違いはありますが、共通する部分は多く、
真理に近いのだと思います。

なんとなく、「今のこの感情はこの辺だな。」と分かるのではないでしょうか。

自分の状態を分析するうえで重要なことは、

意識や感情は、常に一定なものではなく、
慣れていて長くとどまる段階を見極めることです。

今どこの段階か。というのと、
平均的にはどこの段階が多いかということです。

加えて、上限と下限はわかりやすいく分析にも役立ちます。

一番気分が落ち込んでいるときは嫉妬しているときが多いかな。

逆に、どれだけ気分が良くても、
悟りはよくわからないな。などです。


また、どのような出来事がきっかけで平均の段階から、低い(または高い)段階に移行するのか分析するのも、

不本意な思い込みを見つけて、
それを手放し、幸せに生きる上で助けになります。


現状を肯定し今を生きる


自分の段階を分析したら、次は現状を肯定しましょう。

たとえ恥の意識で過ごすことが多く、
行動のモチベーションが屈辱を避けるためというものであってもそれを認めることが重要です。

今その段階というだけなので、どの段階だと偉いなどはありません。
人それぞれ体験したい現実が違うだけです。

たとえるなら、ハートフルな映画を見るかホラー映画を見るか、程度の差です。
優劣はなく単に好みの問題です。

ただ、より幸せに生きるには、
よりポジティブな方に意識を向けることが重要です。

一日の中で意識は変化しますから、
平均値を上げることを意識することがより幸せでいることにつながります。

そうすると長期的な幸せ、死ぬ前に良かったと思えるような人生が展開していくことになります。


ネガティブなモチベーションも悪いものではありません。
大きな学びを得ることができますし、目標達成のための活力になります。

ただし、ネガティブなモチベーションは薬のようなもので副作用があります。
常用すると短期的には目標を達成し、問題を解決したように見えて、
長期的には幸せから遠ざかってしまうことになります。

薬に依存するのではなく、生活習慣を整えて薬の量を徐々に減らしていき、根本的な解決を目指したほうが健康につながるのと同じことです。


そのために、短期的に達成したい目標ができたときには、
「何のために」自分はその目標を達成したいのか突き詰めていくのが良いです。

例えばお金を稼ぐにしても、「何のため」を突き詰めていくと

幸せでいるため

に帰結するのではないでしょうか?


反対に、他者に幸せを伝播させ、より良い世界を作ろうとすれば、
結果として豊かになっていく
ことになります。

長期的な目標を達成するためには、
よりポジティブなモチベーションを使って目標を達成する選択をとったほうが、あなたの本当の目的は達成されることになるでしょう。



参考


『パワーかフォースか』

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https://item.rakuten.co.jp/book/15496913/

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『願えば叶う エイブラハム22の教え』


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