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好奇心の本棚

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崩れる本棚のウサギノヴィッチとPさんによる競作エッセイ。 5の付く日はPさんが更新。10の付く日はウサギノヴィッチが更新します。
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2019年12月の記事一覧

やり過ぎ感のある今年だったなぁ(ウサギノヴィッチ)

やり過ぎ感のある今年だったなぁ(ウサギノヴィッチ)

 福山雅治!

 どうも、ウサギノヴィッチさんです。

 本当は昨日更新だったにも拘らず、今日に更新させてもらいました。

 さて、今年はなにをやったかな?
 なんてことは関係ないかなと思います。
 文フリに二回出て、新刊四冊出して、note始めて、ラジオも始めてました。
 でも、公募には一本も出していない。
 これは由々しき事態だと思う。
 ぼくはなんのために小説を書いているのだろうか?
 来年

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ノルマ(Pさん)

 先週あたりから、1日八枚、何かしらの文章を書くというノルマを設定した。
 八枚というのはハンパだけれども僕は手書きでA4のルーズリーフに二段組でものを書いているので、裏表合わせて原稿用紙換算の約四枚分になり、それの二枚分でだいたい八枚分になるのである。
 ルーズリーフの右上に日付と、同じ日付の紙が増えたらナンバリングをしているだけで、とにかくそれが羅列されている。
 日記と抜き書きと小説とここに

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文章のグラデーション(ウサギノヴィッチ)

文章のグラデーション(ウサギノヴィッチ)

 今回も自分の文章作成カウンセリングみたいな、一人語り的なものです。

 最近はちょっと自分の気持ちの浮き沈みがあるので小説をコンスタントに書けていないのですが、書いたものを俯瞰的に見てみると自分の癖みたいなものが見えてきます。
 それが、文章の濃淡みたいなのがあるなと思えるようになった。
 濃淡というのは、密度が濃い所は濃いし、薄いところは薄いと、当たり前のことを書いてしまったが、それが如実に出

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坂口恭平の個展を見に行った(Pさん)

 崩れる本棚のPさんと申します。
 僕は前から、作家が何枚書いたというその量において凄いという作家を無条件に尊敬してしまうというフシがあります。そのはじまりはやっぱり、星新一だったような気がする。生涯に千一作書いたという、今にしてみれば多少作られた記録であるような響きがなくもないこの記録にいたく感心し、少年にありがちの自己同一化をして、自分もそんな勢いで小説を書くぞ、という気持ちが沸き上がってきた

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はじめての整骨院(ウサギノヴィッチ)

はじめての整骨院(ウサギノヴィッチ)

ドロリッチ!

どうも、ウサギノヴィッチさんです。

ここ二、三週間ほど腰が痛くて、文フリにきた人にもそんなことを漏らしていました。最初のうちは朝が酷くて夕方から段々痛みが引いていくパターンだったのですが、ここ数日はずっと痛みが消えないでなにをするのにも痛みを伴って、気持ち悪くもなっていました。
流石にいよいよヤバイだろうと思って、近所の夜遅くまでやっている整骨院に行ってきました。

整骨院なんて

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ヘンリー・ミラーについて(Pさん)

 引き続き、というかここではあんまり触れていないかもしれないけど、『ヘンリー・ミラー・コレクション 12 冷暖房完備の悪夢』という旅行記みたいなエッセイを読んでいて、おおいに刺激されている。
 信頼できる作家二人が、ヘンリー・ミラーの代表作は、まあ『南回帰線』『北回帰線』はそうだけれども、それ以上にも重要なのが『マルーシの巨像』であると言っていて、この『マルーシの巨像』というのは旅行記なので、ヘン

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