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喘息の発作をおこさないために私がしたこと

今でこそ6人の子を持つ母になりましたが、私は子どもの頃から体が小さく病弱でした。30メートル歩くと疲れてしまい、階段をあがると息切れする。毎週のように病院へ行き吸入や投薬……看護師の母は薬漬けになってはいけないと、私の体を丈夫にするために様々なことをしていました。なんとか生きて大人になり、出産のたびに丈夫になっていった私が、喘息の発作をおこさないためにやってきたことを記します。

幼少期のぜんそく

初めての喘息発作は、2歳ごろだと聞きました。その頃の記憶はあまりありませんが、動物大好きな父が犬を拾ってきたのがきっかけ。飼い犬と一緒に遊んでいる間に咳き込み、夜にはゼーゼーと喘鳴(ぜんめい)が聞こえてグッタリして、救急病院を受診したそうです。
それから犬に近づくのは控えめになりましたが、犬の毛よりもホコリやダニのアレルギーの方が強かったのでしょう。病院の手術場で働いていた母は昼夜問わず忙しく、家の掃除がおろそかになっていることもあり、そんな日が続くと、ゼーゼーヒューヒュー……発作を起こすので、父と喧嘩になることも。
「自分のせいで両親が喧嘩している」「病気をすることは悪いこと」なんて子ども心に思って切なくなったり。それがストレスになり発作を起こす、なんてこともありましたね。

画像:ネブライザー吸入中

喘息と民間療法

身近で喘息で亡くなった方がいたので、母は喘息の発作に敏感でした。
薬漬けになってはいけないと、ギリギリになるまで吸入はせず、民間療法を取り入れていました。

母が試していた民間療法

乾布摩擦:乾いた布で全身をこすってマッサージ
薬草ジュース:フーチバー(沖縄ヨモギ)他いろいろ混ぜた手作りジュース
アヒルの血肉:1羽まるごといただきましたが、ちょっと苦手
サプリメント:ビタミンやプロティンなどいろいろ
こんにゃく湿布:温めたこんにゃくをお腹や背中にあてる

などなど。
寒い冬でも皮膚を鍛えるために乾布摩擦をするのはきつかったですね。
薬草ジュースは見た目が…悪く言えば悪魔の液体。よく言えば濃いスムージーのような感じで、シークワーサーをしぼったりオリゴ糖を入れてなんとか飲みました。
アヒルの血肉は、中国では薬膳として食するそうです。お肉はいわゆる鶏肉っぽい感じでまぁまぁでしたが、血を飲まされたのが衝撃(@_@)
サプリメントは、母の友人がアメリカからの輸入販売していたので、お付き合いを兼ねて摂取。錠剤は飲めないので、粉のジュースタイプのものをよく飲んでいました。
こんにゃく湿布は長時間温かく、ビワの葉などを挟んで体に当てて気持ちよかったです。

母は西洋医学を学んだ看護師なのに、東洋の思想や治療法も取り入れていました。どれが効いたのかは分かりませんが、年齢が上がるにつれ、だんだん発作の頻度が下がってきました。

喘息に良い効果のスイミング

体を鍛えるために通うことになったスイミングスクール。小学校低学年〜中学入学の頃まで通いました。陸ではヒーヒー息切れする私も、なぜか水の中では平気。
運動オンチのため、顔を水につけたり水中に潜るのにかなり時間がかかりましたが、コツをつかんだらスイスイ泳げ、選手育成コース手前までスイミングを続けました。
そのおかげもあり、小学校を卒業する頃には、50m走っても発作が起こらないような体になっていました。

画像:Marcus Ng

喘息と低気圧

喘息やアレルギー体質の方は、気圧の変化に敏感な方が多いですね。
今でこそ気圧症なんて言葉が一般的になりましたが、昔は怠けや神経質なんて言われたものです。
台風が近づいたり大雨が続くなど、低気圧の時は喘息の発作も多くなりがち。
大きな発作は夜間は明け方に起こることが多いので、自分で天気図を見て意識して体調をコントロールするよう心がけました。

季節の変わり目や食事、そして気圧の変化に気をつけて、だんだん発作が起こりにくくなり、初めての出産から10年ほどは喘息の発作がなかった私ですが…
出産後に大発作を起こしてしまいます。

大人の喘息

4人目を妊娠中。産院を受診した私は、救急車で大きな病院へ移送されました。
病名は「妊娠高血圧症」しかも重度の方だったので、搬送されて数時間後に帝王切開で出産することに。
2ヶ月早い出産で、娘は体重が増えるまでNICUへ入院。私は手術自体は無事に済みましたが、術後4日目に喉の異変を感じ…夜中に約10年ぶりの喘息発作が起こりました。

ナースコールで看護師さんを呼んでも主治医が来るまで薬は使えず、酸素だけ吸ってしのぎ、お薬を処方される明け方まで苦しい時を過ごしました。
帝王切開後の体調の変化とNICUにいる赤ちゃんのお世話、それに喘息の発作まで加わり、他の方より入院が長引いたのでした。

NICUに娘を預けて、一足先に退院してすぐ、別の呼吸器専門の病院を紹介され、しばらく通院することに。発作を起こさないために、毎日ステロイドの吸入をし、漢方薬や頓服薬などもいただき1年ほど定期的に通いました。

画像:吸入する女性


大人の喘息は治りにくいと一般的に言われているようですが、幸い4人目出産から1年半後、1度も喘息の発作を起こさなかったので「寛解」ということで、定期的な受診は終了。
それ以来、風邪を引いても喘息の発作を起こすことはなくなりました。

食べて改善:食養生(しょくようじょう)

代々、アレルギー持ちの家系なので、子ども達も何人かアレルギー症状があります。ひとりは同じく喘息で、食物アレルギーがあったり、アトピー性皮膚炎だったり、アレルギー性鼻炎だったり…

家族全員、健康で笑顔でいてほしい
その思いから、体に良いという情報を聞くと試してみたり、生活の中に取り入れたりしました。

そうして、出会ったのが「食養生」です。
沖縄にある隠れ家的な鍼灸院、そこで勧められていたのが食養生でした。
鍼治療や温熱療法、波動を整えることもしていただけますが、体は食べたものでつくられる。全面的に食事を全体的に見直すことにしました。

食養生の食材

食養生を始める前の食事は、和食を主にした一汁三菜で、お野菜もみそ汁もしっかり摂っていると思っていました。
しかし、食養生的には、野菜の中にも食べてはいけないものがあり……

大好きなお芋やカボチャなど甘い野菜はNG。水耕栽培の野菜もNG。
OKなのは白色・緑色の無農薬・路地栽培の野菜だけ。
白米も少なめにして、可能なら玄米、難しければ五分づき米にチェンジ。
甘いものは全面的に禁止。どうしてもの場合は珊瑚カルシウム入りのキビ砂糖

体に良いと思われている発酵食品でも、スーパーで売られている市販のものはほぼNG。白いパック入りの納豆もNGで、昔ながらのワラに包まれた納豆のみOK。
食用油はエクストラバージンのオリーブオイルのみ。
食養生中は食材だけでなく、調味料も全部オーガニック店で購入したものに切り替えました。

そのおかげで、私だけでなく子ども達のアレルギー症状も改善しました。
良質の食料品はお値段も張りますが、病気して治療費にお金を使うよりは、元気で健康でいることにお金を使ったほうが断然よいと考えます。

最後に

喘息発作を起こさないために、私がやってきたことをお伝えしました。
これでどんな病気も治る!なんて言ってはいけないそうなので、断言はしませんが……私の体験談として実際に元気になった食養生、本気で健康になりたい方にはオススメです。
鍼灸院の先生に言われたことは、集中して行えば3ヶ月で改善。好きなものを諦めずにゆっくり改善したい方は、1年以上かけたらいいと。

ただ、ガンになりたくなければコーヒーを飲まない方がいい。と言われましたが、良質のコーヒー豆を自家焙煎し、飲む回数をだいぶ減らしました☕️
症状が改善した今も食養生をゆるやかに継続中です🐰
家族みんなで元気になりたい方は「食養生」で検索してみてくださいね。
喘息で悩む皆さんが、健康で笑顔で過ごせますように🍀


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