きょう何たべる?|煮る、濾すだけ!自家製トマトケチャップ
みなさん、ケチャップとマヨネーズってお好きですか。
冷蔵庫に必ずといっていいくらい常備されていて、子供のころからなじみ深い調味料ですよね。
かくいう私も、子供のころからケチャップとマヨネーズが大好きです。
マヨネーズといえば、とある番組のキャラクターを演じていたアイドルの方が、マヨネーズを直接飲んでいる姿は衝撃的でしたが、子供のころ知ったコクと深みのある味わいは中毒性があり、大人になっても時折欲してしまうものです。
フランス料理を学んで、マヨネーズの作り方を知り、使う油の量に軽く寒気がしたものですが、乳化という科学を活かしてこの美味しいソースを考えた人は発明家だ!と尊敬の念を抱いたのも覚えています。
ということで、今回はマヨネーズの作り方を。と思いきや。
実家からたくさんトマトが届いたので、自家製ケチャップの作り方をご紹介します!
最近自家製の調味料を作る方が増えていますが、自分が選んだ材料で作ることで、安心して食べられるのが手作り調味料のよさ。
ケチャップは、ご家庭で作りやすい自家製調味料の一つで、作り方を知って、こんなに簡単に作れるの?と驚きました。
真っ赤なおいしそうなトマトが並ぶこの季節、ぜひ作っていただきたい調味料です。
身近な材料でできて、工程は「切る」、「煮る」、「濾す」の3ステップ。とっても簡単なのに、とってもおいしくておすすめです。
■材料(2人分)
トマト 5~6個 ※約1.5㎏
トマトジュース 100~200ml
りんごジュース 100ml
りんご酢 80ml
玉ねぎ 100g
砂糖 50g
塩 10g
しょうが 10g
タイム 5枝
ローリエ 2枚
☆オールスパイス(パウダー)小さじ1/3
黒粒こしょう 5~6粒
赤唐辛子(乾燥) 2本
仕上げの材料
塩 適量
砂糖 適量
りんご酢 適量
☆オールスパイス
西インド原産のフトモモ科の木の実。百味胡椒(ひゃくみこしょう)ともいわれる。シナモン、クローブ、ナツメッグをミックスしたような、深みのある香りをもっている。
ナツメグの代わりにハンバーグ、シナモンの代わりにお菓子、クローブの代わりにポトフやビーフシチューなどの煮込み料理に使うことができる。
■下準備
トマトはヘタを取り除き、くし形に切る。 しょうがは皮付きのまま5mm厚さの薄切りにする。赤唐辛子は種を取る。玉ねぎはすりおろす。
■作り方
1、鍋にトマト、玉ねぎ、トマトジュース、りんごジュース、りんご酢を入れて火にかける。
2、沸騰して水分が上がってきたら、砂糖と塩を加える。
3、トマトが煮崩れ始めたら、しょうがから赤唐辛子までの香り付けの材料を全て加える。
4、コトコトと沸騰している状態を保ちながら、1/4~1/5量になるまで煮詰める。
5、タイム、ローリエ、しょうがを取り出し、ざる濃しする。
6、必要であれば鍋に戻して濃度を整える。
仕上がったケチャップは、酸味と甘みが濃厚で、後味にスパイスやしょうがの風味が広がるオトナの仕上がり。甘いだけじゃない人生のような味です。
トマトケチャップで作ったのは、昔のオムライス。
■保存について
消毒した保存容器に入れて冷蔵庫で保存してください。1週間くらいで使い切ります。
冷凍保存も可能です。ジップロックなどに入れて薄く平らにして凍らせると、場所を取らずに保存することができます。
■トマトについて
中南米のアンデス高原が原産といわれている。日本で食用になったのは明治時代。旬は6月~9月。
『トマトが赤くなると医者が青くなる』と言われるほど栄養たっぷりな野菜。トマトの赤い色のもとである「リコピン」には、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があり、がんや動脈硬化などの予防に効果があると言われています。
リコピンは「ファイトケミカル」という植物が外部の有害なものから身を守るために作り出した成分の一つで、人体に必須の栄養素ではありませんが、人体にとって有益な作用があることが近年言われています。
■おすすめの道具
今回のように長時間かけて煮る料理には、厚手で蓄熱力のある鍋がおすすめです。
火のあたりが柔らかいので焦げ付きにくく、熱効率がよく弱火でもしっかり沸騰状態が保たれるので、光熱費の節約にもなります。
ストウブのお鍋は、ホーロー加工なので汚れ落ちがよく、お手入れも楽なのも◎。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
みなさんの日々の料理の参考になりましたらうれしいです。
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