ポメ部長の叱咤激励(仮題)

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ノート

ポメ部長の叱咤激励(仮題) 第4話 『24時間営業』

「小皿くん、どうだい、この部署にはもう慣れたかね?」
「あ、ポメラニアン部長。おかげさまでだいぶ仕事のやり方もつかめてきました」
「そりゃ、よかった。今度の取締役経営会議で発表する、例の案件ね、あれ、期待してるよ」
「ありがとうございます。ざっくりとまとめてみたんですが、目を通してもらってもよろしいですか?」
「もうできてるの? さすが小皿くんだ」
「小売業における新業態開拓プロジェクトということ

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ポメ部長の叱咤激励(仮題) 第3話 『トライアスロン』

「お!ホワイトデーのお菓子じゃん、チョコチップクッキーひとつもらいますね」
「ダンボール君、今は6月だよ」
「あ、そうか、じゃ、何デーですか。もしかしてポメラニアン部長のバースデーですか?」
「そのクッキーは取引先の人がお土産に持ってきてくれたやつだよ」
「そっか、デー関係ないでーすね」
「クッキーもいいけどさ、スポーツ事業部から頼まれてた、スポーツ市場拡大に関する方策の調査できてるの」
「ばっち

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ポメ部長の叱咤激励(仮題) 第2話 『新しい祭り』

「田尻町のまちおこし企画やってくれてるの誰だっけ?」
「私です」
「こたつ君か。進捗どんな感じ?」
「ほぼほぼ出来上がってます。こんな感じでどうでしょうか?」
「えーっと、<田尻町に新しい祭りを作ろう、だんじり祭り>?」
「そうです。やはり人が集うのはなんといってもお祭りだと考えました。それと”たじり”と”だんじり”で踏んでます。」
「で。なにやるの、え? 何これ、木製の巨大な山車で街を駆け抜ける

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ポメ部長の叱咤激励(仮題) 第1話 『スマホアプリ』

「トマト君、ちょっと」
「はい、何でしょうか、ポメラニアン部長」
「先日お願いしたスマホアプリの企画書なんだけど」
「はい」
「昨日、メール送ってくれたやつ、見てるんだけどさ、何だねこれは」
「なにかまずい箇所ありましたでしょうか」
「まずこれ、君の考えてくれたアプリの名前さ、ティックトックって読むの?」
「そうです」
「意味分かんないじゃん。普通さ、ツイッターとかさ、フェイスブックとかさ、インス

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