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身近なことから一つ一つ 自宅付近の錆びたガードレールを再生 ボランティア 未来の為にできること 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 自宅付近の錆びたガードレールを再生したというお話です。

 自宅から30秒の大きな公園。野球のフェンスやバスケットのゴールが完備された広いグランド、こどもが遊ぶ遊具や鉄棒が並ぶ庭園、藤棚。庭園は春になると桜が咲き乱れるという何とも都区内ではなかなか味わえない贅沢な環境です。 
 防災倉庫も極めて硬い岩盤質地域で、その宅地開発の難工事の協力者を顕彰した大きな石碑まであります。

 最近その公園の外構とその外側のガードレールの一部が新調されました。最近のガードレールは光沢が半端なくしかも防汚効果もあるのかとても綺麗なままです。光触媒として酸化チタンの表面加工が施されているのかなぁ…

新調された公園のガードレールと外構
抜けるように白く光沢も凄い

 たまたまここは駐車場に行く通り道なので、車の窓拭きと埃落としのついでにガードレールを掃除しています。と言っても雑巾の綺麗な面をガードレールに当てて歩くだけなのですが、4回通ればガードレールの表面全てを清掃できるという感じです。車の窓拭きは頻繁にするのでこれだけでガードレールは新品の時と同じ美しさを保っています。

 ところがその隣に設置されている孤立した一本のガードレールは何故か交換されなかったのです。

交換されなかったガードレール

 自宅の庭から借景として公園を眺めさせて頂くのですが、その視界のど真ん中に相対的に錆が目立つ様になったガードレール。それがとても可哀想になってしまいました。
 例えば同じ様に鋼板に塗装を施した自分の車ならこんなになるまで放置しないのでしょうが…既にここに住むようになった時には錆びていました。皮肉ですが、今回新調されたガードレールに比べればこのガードレールは奇麗でした。(笑)

 と言うことでボランティア。ガードレールの再生をしました。対象は1枚のガードレールの表裏と2本の支柱です。雑巾で拭き上げ。紙やすりでざっと錆を落として再度雑巾で拭き上げました。雑巾と言っても錆が付着するので捨ててしまう前提でウエス代わりの私の破けたブリーフを起用。
 大丈夫です。履いてます、じゃなくて(笑)洗ってあります。

前処理の為の準備

雑巾で拭き上げ
紙やすりでざっと錆を落として
再度雑巾で拭き上げ

雑巾と言っても錆が付着するので捨ててしまう前提で
ウエス代わりの私の破けたブリーフを起用

 この作業後は真夏の太陽でしっかり乾燥ました。下地処理は大事です。

 続いて吹付け作業をしました。
スプレー探しは、ホームセンターに行きましたがなかなか手頃なものが有りませんでした。そこでネットで検索。

·スプレーとしては重ね塗りをするので量が多いもの
·新調されたガードレールと違和感ないツヤ有り
·手間を省く意味で錆止めも同時にできるもの
·耐候性という意味では油性

といった何とも贅沢な要求
でも流石ネット。探せばあるものです。

関西ペイント
カンペハピオ スプレー 塗料
油性 つやあり さび止め さび止め剤入り
上塗り 下塗り兼用さび止めスプレー
白 420mL 日本製

今回使用した関西ペイントさんのスプレー塗料

カンペハピオ スプレー 塗料
油性 つやあり さび止め さび止め剤入り
上塗り 下塗り兼用さび止めスプレー 白 420mL 日本製

これを調達しました。スプレー式の塗料は溶剤が多いのでコツは薄塗りしては乾燥させてムラを確認しながら仕上がりを良く観察してムラを補正しつつ重ね塗りを続けることかなぁ。

 丁度1本まるまる使って下地に残っていた錆の凹凸も消えて綺麗に仕上がりました。表面の光沢を画面上側左側のド新品のガードレールに近づけるにはクリア塗装が必要かとも思いますが、そのままでも充分綺麗な白です。大満足。

錆びたガードレールがこの通り再生

紙やすりと雑巾とスプレー1本で綺麗に仕上がりました

 こうなると自宅からの借景も一段とレベルが上がりました。

自宅からの借景も一段とレベルが向上

 傍から見ればボランティアなんて洒落たもんじゃなくて自分の為にやったようなもんですかねぇ(笑)

 社会インフラも価値を最大化して次世代に引き継ぐことをお伝えしたかったのです。そもそも設置した際に与えた環境負荷を大切にメンテナンスすることで最大限活かしきるというスタンスです。

蛇足
 その辺りの背景はこちらもお楽しみ下さい。


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