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適切な物差しで測る 平清盛さんが開削した音戸の瀬戸と福原京(神戸新開地) 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 物理屋は物差しに拘(こだわ)りますというお話です。

 呉市には平清盛さんが開削した音戸の瀬戸があります。
瀬戸とは海峡のこと。長さは約1Km、幅は狭いところで約80m。江ノ島の砂州の様に干潮時には歩いて渡れた瀬戸を短絡海路確保のため平清盛が開削したと言われています。

 瀬戸内銀座と言われ瀬戸内海有数の航路として現在も頻繁に船舶が航行しています。

風光明媚。

平清盛さんが指示した土木工事の恩恵ですかね。

 詳細は以下をご覧になって下さい。

 以前訪れた神戸の新開地は平清盛の本拠地福原京と被っていて、その余韻引きずったままの呉、何か縁を感じてしまいます。神戸と横浜の大きな違いは神戸に福原京が有った事だと感じていまして、その意味で平清盛さんの功績には理解が進んでいます。

運と勘としつこさの人生の“運”かなぁ

 平清盛さんの生き様って高校時代位までは現代人の物差しで測って随分とやんちゃな人に見えていました。でも大学生になって学びの主導権を取り戻すことができ、物事を自分で選んだ適切な物差しで再評価を初めることができるようになった後のことです。例えばこの平清盛さんの評価も平安時代末期に視点を固定してその前の歴史的流れを考えると違った平清盛さんが見えて来ました。良く内外の情勢を学び、咀嚼されて具体的に行動を起こした革新的な方だったというのが現時点の理解。

 その目で福原京や音戸の瀬戸を訪れると、知識がよりリアリティを持った深まりを見せます。それがとても心地よい。

 物理屋としては、冬至を越えると日照時間が長くなり太陽から与えられるエネルギーが増えて春を感じます。その意味で上述の心地よさと冬至を越えての春の心地よさが重なって何とも穏やかな気持ちに。

 今日もとても穏やかな時間の中に居ます。

蛇足
 こちらもお楽しみ頂ければ。


 

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