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旧呉鎮守府司令長官官舎と沈思黙考 ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 静かにものを考える時の流れというお話です。

 入船山記念館とは旧呉鎮守府司令長官官舎(国重要文化財)を中心とした一帯です。往年の静かな佇(たたず)まいを偲ばせる素敵な場所です。官舎が開放されていて、歴代の呉鎮守府司令長官が静かに思索に耽(ふけ)った時間を想像するに充分な施設です。

官舎の庭を彩る木々
(庭にこんな木々が有ったら素敵)

この庭を歴代の司令長官が鑑賞されていたことを想像すると…


この佇まいが沁みる


 年の初めに期せずして達した

穏やかで心豊かな日々

 この官舎を使われた方々は、これとは対極にある心持ちだったと思うと、環境は類似していても全く異なる世界で悩まれた諸先輩を思うと心が痛みます。
 旧呉鎮守府司令長官官舎(国重要文化財)の壁面に使用されている金唐紙(きんからかみ)等、束の間の癒やしの時間を彩るおもてなしも、その刹那を生き抜いた方々の真摯な思いを想像するととても複雑な思いがします。

 それらを超越して、静かにものを考える環境(含む時間)の大切さを再認識させて頂いたことがとても新鮮でした。

 この思いを共有したく、筆を取りました。

(スマホを取りましたかなぁ(笑))

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