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とあるご縁で足を運んだ展覧会で水彩画に魅了され、2021年初夏から水彩画塾に通っていま…

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とあるご縁で足を運んだ展覧会で水彩画に魅了され、2021年初夏から水彩画塾に通っています。心うたれた美しい風景や瞬間を表現できるよう修行中です。

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固定された記事

水彩画歴1年と少し、個展をやってみた話【決心編】

突然ですが、昨年の12月に個展をやってみました。「水彩画歴が浅いですが個展をやりました」と聞くと、多くの方は「さぞかし上手なんだろう」「隠れた才能が開花したのだろ…

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1年前
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日本橋に現れた春の雪

画塾展が近いので、ゴールデンウィーク中は展示用の作品を描いていました。モチーフは、日本橋さくら通りの桜並木。たまたま仕事で通りがかった時の写真です。 緊張感のあ…

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7日前
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ミラノの街から消えたグルーヴ

最近、レッスンで描いたミラノ2作品です。 描いてみたもの・・なんだか・・・モヤモヤしています! マジメな絵というか、小さくまとまっているような。 そう、ジャズやグ…

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8日前
7

葉山の海に浮かぶラ・マーレ、そして大きめな富士山

葉山にある老舗レストランのラ・マーレを描きました。 モチーフ写真に天気がいい日は富士山も綺麗に見えるそうです。ちょっと大きかったかしら?と思いましたが、後で色ん…

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8日前
7

【浮世絵模写】突然の雨と相合傘

連休でやりたかったこと、それは下書き記事の投稿です。以前、浮世絵大好きなのでシリーズ化しますと宣言していたのですが、わずか記事2本でシリーズが途絶えてしまいまし…

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12日前
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【音楽と絵】東京の空、春

少し前の話ですが、音楽と絵のペアリングに挑戦してみました。そう、ワインを料理にペアリングする、あれです。きっかけは、音楽をやっている、友人のがんちゃんからのお誘…

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13日前
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諏訪湖、聖地巡礼の旅:雪解け前の春宮

前回に続き、聖地巡礼の旅をシェアします。 (今回は水彩画も描きました♪) 岩波其残の作品を堪能した後は、諏訪大社へご参拝。諏訪大社は諏訪湖のほとりに4社あるので…

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13日前
5

諏訪湖、聖地巡礼の旅:岩波其残とスケート

少し前のことですが、仕事の合間をぬって長野県の諏訪湖に行ってきました。きっかけは、noteクリエイターのつきふねさんの記事を拝見して。 下諏訪町ゆかりの文化人、岩波…

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3週間前
5

春の便り:桜吹雪を追いかけて

昨日に引き続き、春の便りをお届けします。今日は北海道のソメイヨシノ。 写真よりも桜のボリュームを増やして、桜の花を散らして、ドラマチックにするぞー!と意気込んで…

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1か月前
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春の便り:枝垂桜と五重塔

今日は冷たい雨が降り続ける肌寒い一日でしたね。 せっかくなので、一足先に春の便りをお届けします。 皆さまの気持ちが少しだけ春めきますように。 今回のモチーフは、京…

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1か月前
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気づけば、ベネチア三昧

画塾でベネチアの海を描きました。ベネチア作品はこれで何作目だろう。 形がとりにくかったゴンドラもだいぶ慣れてきました。 今回描いたのがこちら。 建物が水面に反射…

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1か月前
9

煉瓦造りの坑門と江ノ電

先日、水彩画塾で久しぶりに江ノ電を描きました。大好きな雪景色を期待していたのですが、先生が雪景色を描くのに飽きたとのこと(笑)まぁ、毎日レッスンで描いていたら、…

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3か月前
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【季節はずれシリーズ】ハレを祝う、雪の成人式

タイトルの通り、成人式の風景を水彩画で描きました! とっくに終わった紅葉、まだこれからの桜など、【季節はずれシリーズ】で投稿してきましたが、こちらは"季節はずれ”…

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3か月前
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【季節はずれシリーズ】修了式と桜

相変わらず、季節はずれの絵を投稿します! 今度は、秋から一気に春へ。桜だよ! 数年前の大学院修了式の写真をモチーフにしました。あの頃は、コロナ禍の真っ只中で、式…

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3か月前
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【季節はずれシリーズ】燃ゆる紅葉かな

季節はずれシリーズ第2弾です!前回に引き続き紅葉ですが、今回は「赤」。モチーフは京都の高台寺です。 モミジの木漏れ日が降り注ぐ石段。赤とオレンジのパリっとした紅…

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3か月前
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【季節はずれシリーズ】鎌倉浄明寺のイチョウ吹雪

いきなり季節外れの投稿でスミマセン!笑 実は、年末のバタバタで投稿できずにいた作品が数枚あり・・・どうせなら【季節はずれシリーズ】にでもするか、と思い立った次第…

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3か月前
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固定された記事

水彩画歴1年と少し、個展をやってみた話【決心編】

突然ですが、昨年の12月に個展をやってみました。「水彩画歴が浅いですが個展をやりました」と聞くと、多くの方は「さぞかし上手なんだろう」「隠れた才能が開花したのだろうか」と想像するかもしれません。 そんなことはなく、いわゆる水彩画を趣味で習っているただの会社員。普段は人材開発の仕事をしており、アートとはあまりご縁がありませんでした。2021年の春、いま通っている水彩画塾の定期展覧会を見に行った際に、塾長の画風に魅了されたことがアートとの出会いでした。 個展を開催したのは、昨

日本橋に現れた春の雪

画塾展が近いので、ゴールデンウィーク中は展示用の作品を描いていました。モチーフは、日本橋さくら通りの桜並木。たまたま仕事で通りがかった時の写真です。 緊張感のある案件を終えた帰り道でしたが、桜並木を目にした瞬間、なんだか張りつめた気持ちが、ふわっとほどけていきました。 周りの人も、みんな足を止めて眺めたり、写真に納めたり。見ず知らずの人ばかりでしたが、その瞬間だけ、春の歓びを分かち合っているような、不思議な感覚でした。 そんな小さな春のひと時を絵にしました。完成した作品

ミラノの街から消えたグルーヴ

最近、レッスンで描いたミラノ2作品です。 描いてみたもの・・なんだか・・・モヤモヤしています! マジメな絵というか、小さくまとまっているような。 そう、ジャズやグルーヴを感じないんです!! 以前の投稿で「ルースペインティング(Loose Painting)」について少しだけ、ご紹介しました。 ルースペインティングの持ち味は、モチーフを”説明する”のではなく”感じさせる”こと。ですが、どうもこの2枚はムードとやらを感じない・・・。 何故だろう・・・なんとなくですが、建

葉山の海に浮かぶラ・マーレ、そして大きめな富士山

葉山にある老舗レストランのラ・マーレを描きました。 モチーフ写真に天気がいい日は富士山も綺麗に見えるそうです。ちょっと大きかったかしら?と思いましたが、後で色んな写真を検索したら、大体これくらいのサイズのようで、一安心。 いつか夕日の風景も描いてみたいです。 制作過程はこちらです。

【浮世絵模写】突然の雨と相合傘

連休でやりたかったこと、それは下書き記事の投稿です。以前、浮世絵大好きなのでシリーズ化しますと宣言していたのですが、わずか記事2本でシリーズが途絶えてしまいました。これを機に、2023年10月から書きっぱなしだった記事を完成させました。ようやく三作目の公開です。 三作目は「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」 フィンセント・ファン・ゴッホも油彩画で模写した、歌川広重の名作です。 縦型の画面を大胆に横切るのは隅田川にかかる「大はし(現:新大橋)」。俯瞰構図も魅力的ですが、何

【音楽と絵】東京の空、春

少し前の話ですが、音楽と絵のペアリングに挑戦してみました。そう、ワインを料理にペアリングする、あれです。きっかけは、音楽をやっている、友人のがんちゃんからのお誘い。 「音楽からインスピレーションを受けて絵を描いてみるの、面白そうじゃない? 音楽と絵のマリアージュのような♪」 素敵なアイデアに一つ返事でのったのですが、よくよく考えたら、風景写真や野外スケッチなど、目に見えるものを描いてきた私にとって、視覚情報が存在しないものを描くのは初体験だったのです。 一言で言うと、難

諏訪湖、聖地巡礼の旅:雪解け前の春宮

前回に続き、聖地巡礼の旅をシェアします。 (今回は水彩画も描きました♪) 岩波其残の作品を堪能した後は、諏訪大社へご参拝。諏訪大社は諏訪湖のほとりに4社あるのですが(知らなかった!)、そのうちの下社の春宮に行きました。 自然そのものを御神体としているんですね。春宮は杉が御神木だそうです。ということで、社頭から延びる専用道路を辿っていくところからご紹介。 この静かで幻想的な空気を記憶に残したい!ということで、水彩画で描いてみました。 作品のお気に入りポイントは、左側の大

諏訪湖、聖地巡礼の旅:岩波其残とスケート

少し前のことですが、仕事の合間をぬって長野県の諏訪湖に行ってきました。きっかけは、noteクリエイターのつきふねさんの記事を拝見して。 下諏訪町ゆかりの文化人、岩波其残の企画展です。 つきふねさんの投稿を読むまで、「岩波其残」という人物を知らなかったのですが、作品に登場する人物や動物が可愛いのなんの。うん、カワイイの原点を感じる!ということで、つきふねさんの記事を読んだその場で行くことを決めたのです。(会期中に投稿してくださったつきふねさんに感謝!) 余談ですが、一昔前

春の便り:桜吹雪を追いかけて

昨日に引き続き、春の便りをお届けします。今日は北海道のソメイヨシノ。 写真よりも桜のボリュームを増やして、桜の花を散らして、ドラマチックにするぞー!と意気込んで描いた作品がこちらです。 そういえば「火垂るの墓」に桜が舞うシーンがあったような。子どもながらに「きれいだなぁ」と感動したことを思い出しました。スタジオジブリの「かぐや姫の物語」の桜も、ハッとする美しさでした。どちらも、寂しいような、儚いような、そんな読後感が残っています。私も、日本らしいの美しさをもっと表現できる

春の便り:枝垂桜と五重塔

今日は冷たい雨が降り続ける肌寒い一日でしたね。 せっかくなので、一足先に春の便りをお届けします。 皆さまの気持ちが少しだけ春めきますように。 今回のモチーフは、京都にある醍醐寺の五重塔と桜です。 水彩画で描いたら、こんな感じになりました! どうかしら・・!個人的には、紅葉の次に難しいのが桜なので、ドキドキしながら描きましたが、思ったよりも桜がふわぁ〜っと広がっている感じを出せたかと。 桜を描くときのポイントは、こちらだそうです。(By先生) ・スケッチブックの白を活か

気づけば、ベネチア三昧

画塾でベネチアの海を描きました。ベネチア作品はこれで何作目だろう。 形がとりにくかったゴンドラもだいぶ慣れてきました。 今回描いたのがこちら。 建物が水面に反射してとてもカラフル。少しだけ幻想的な雰囲気にするために、画面右側にガスをホワイトガッシュで加えてみました。温泉が湧いている訳ではありません笑 せっかくなので、過去のベネチア作品も並べてみました。 予想以上にベネチアを描いていました(笑)こうして俯瞰してみると、明暗や色彩の段階が細かくなってきた気がします。成長し

煉瓦造りの坑門と江ノ電

先日、水彩画塾で久しぶりに江ノ電を描きました。大好きな雪景色を期待していたのですが、先生が雪景色を描くのに飽きたとのこと(笑)まぁ、毎日レッスンで描いていたら、そりゃ飽きますね! コチラが完成版です。 「極楽洞」は、江ノ電の極楽寺駅と長谷駅の間にあるトンネルで、極楽寺駅側にある煉瓦造りの坑門を指します。以前、「紫陽花列車」という作品を描きましたが、あの作品の逆サイドです。 トンネルの坑門は”煉瓦模様”ではなく、実際に煉瓦で作られているため、本物のレトロ!という味わいがあ

【季節はずれシリーズ】ハレを祝う、雪の成人式

タイトルの通り、成人式の風景を水彩画で描きました! とっくに終わった紅葉、まだこれからの桜など、【季節はずれシリーズ】で投稿してきましたが、こちらは"季節はずれ”というよりは、"乗り遅れ”ですね(笑)あと2週間早く描いていれば・・! モチーフはこちら。京都の八坂神社らしいのですが・・・八坂神社の写真を見ても、この門は見つからず(汗)もしかしたら違うお寺?神社?なのかもしれません。お分かりになる方がいらっしゃれば、ぜひ教えてください! 完成版がこちら! いやぁ、傘の群衆を

【季節はずれシリーズ】修了式と桜

相変わらず、季節はずれの絵を投稿します! 今度は、秋から一気に春へ。桜だよ! 数年前の大学院修了式の写真をモチーフにしました。あの頃は、コロナ禍の真っ只中で、式も厳戒態勢。修士2年の4月から突如、通学NGになったこともあり、修了式は同期と1年ぶりにリアルで再開する日でもありました。 「久しぶり!」「元気にしてた?」「無事でよかったね」。久しぶりに再会できた高揚感や懐かしさと同時に、「やっと会えたのに、今日が最後なんだだね」という寂しさ。勉強ばっかりせずに、もっと、みんなと

【季節はずれシリーズ】燃ゆる紅葉かな

季節はずれシリーズ第2弾です!前回に引き続き紅葉ですが、今回は「赤」。モチーフは京都の高台寺です。 モミジの木漏れ日が降り注ぐ石段。赤とオレンジのパリっとした紅葉。そして青々とした竹林。京都の魅力が詰まったモチーフです!!さてさて、水彩画にしたらどうなるのかしら・・・ 完成版がコチラです! あれ?あれあれ?なんか・・・ 清々しい抜け感がないような・・・爽やかな紅葉というより・・・火曜サスペンスのような雰囲気・・・ せっかくの着物姿の女性も、「真犯人を追い詰めに行く探

【季節はずれシリーズ】鎌倉浄明寺のイチョウ吹雪

いきなり季節外れの投稿でスミマセン!笑 実は、年末のバタバタで投稿できずにいた作品が数枚あり・・・どうせなら【季節はずれシリーズ】にでもするか、と思い立った次第です。よろしければ、しばらくお付き合いください。 今回の季節はずれは、鎌倉浄妙寺の本堂とイチョウの木です。まだ行ったことはないですが、境内に英国ガーデンテラスがあるとのこと。こういうなんでも受け入れる日本の受容性(?!)、すごくスキ(笑) 水彩画にしたものがコチラ。お気に入りポイントは、イチョウの黄色と青い空の相性