岩田マサヤ

「彼氏が枕元に置きたくなる寫眞を撮ってくれる人」と呼ばれて早10年超。 ただただその人…

岩田マサヤ

「彼氏が枕元に置きたくなる寫眞を撮ってくれる人」と呼ばれて早10年超。 ただただその人の魅力を引き出すことに全力を傾け、 たまに知恵を振り絞って脱出しようとする人たちを撮ったりしております。

最近の記事

寫眞展「100/300/800/850」を忘れないために、言葉をたくさん残しておく。

2022年11月28日。 半年以上かけて準備してきた寫眞展「100/300/800/850」の 全日程が終了いたしました。 まずはお越しいただきました皆様、 そしてご協力いただきました皆様に、 心より感謝申し上げます。 終演から早くも一月が経ちまして、 自分自身が忘れないための記録も兼ねて、 最後にちょっと(という文章量ではないですが(笑))だけ、 振り返らせて下さい。 今年は寫眞展を、どうしてもやりたかった。本来は2年前、2020年に「4回目の歳男&10年ぶりの写真個

    • 寫眞展「100/300/800/850」、開催中です。

      個展というのは一人でやるものなので個展なんですが、 全て個人で進めていくのは当たり前ですが、 やはり本業しながらだとどうしても余裕がなくなって、 noteの更新も気がついたら開催残り二日にしてやっとできるという体たらく。 なのでもう手遅れかもしれませんが、 記録の意味を込めて、更新です。 こんな感じで、開催中です。 もしお近くまでいらっしゃる方がおりましたら、 どうぞお気軽に顔だけでも出してみてくださいませ。 以下、前回更新した告知の再掲です。 岩田マサヤ 寫眞展「1

      • 寫眞展「100/300/800/850」のお知らせ

        noteを書くのもだいぶご無沙汰です。 50代に入ってからいろんな事がありまして、 あっという間に半年、 そして2022年ももう終盤。 そんな中、ずっと準備していた「寫眞展」の開催まであと1ヶ月。 詳細を改めて、こちらに記載させていただきます。 岩田マサヤ 寫眞展「100/300/800/850」 (Himitsu GirlS’!!⇔Ribbon-ed:1)2022年11月24日(木)−28日(月) 12:00−20:00(最終日は18:00終了) at ギャラリーSU

        • 写真展のお知らせ、今しばらくお待ち下さい。

          DMでQRコードを読み込んでいただいたりして、 私のこのnoteにたどり着いてくれた皆様。 ありがとうございます。 そして、申し訳ありません。 只今作品製作作業と本業とその他諸々の家事で まだシッチャカメッチャカな状況が続いておりまして、 noteの記事更新、大変遅れております。 近日中に正式な告知投稿を行いますので、 今しばらく、お待ちくださいませ…!!

        寫眞展「100/300/800/850」を忘れないために、言葉をたくさん残しておく。

          20220312。

          2022年3月12日。現在13時45分 40代の最後の日は何も予定を入れずにゆったり過ぎています。 洗濯機は毛布2つと枕カバー2つを一生懸命洗濯乾燥してくれてます。 ちょうど10年前、2012年3月12日には、 こんな事書いてました。 ここから10年。 流石に「あっという間」というにはちょっと長過ぎるけど、 それでもまぁ、最後の2年間はコロナ禍に見舞われて 思うように動けなかったから、 思ったよりは早かったと思います。 30代ほどの感慨深さは無く落ち着いた日々にはなって

          20220312。

          そりゃ不満もあったけどとりあえずありがとう2021。

          2021年の作品撮り撮影のスタートは、この写真を撮った桜の中の撮影。 なんと年明けから3ヶ月もかかってしまいました。 1年の大半が緊急事態宣言という異常な1年で、正直、去年よりも酷かった…。 前半戦はほんとに思うように撮れた気がせず、何かに怯えるというか、 色んな所に気をつけながらで、なかなか撮影を純粋に楽しむことができずに 進んでしまった気がします。 それでも春夏秋冬と、この異常な状況下でもなんとか2021年を彩ることができたのは、ひとえに協力していただいた被写体の皆様

          そりゃ不満もあったけどとりあえずありがとう2021。

          似て非なる、兄と妹。どちらを選んだのか。/epochman「オーレリアンの兄妹」感想(ネタバレ、多分あり)

          難しい。 この作品を人に勧めるべきか、上演中、ずっと迷っていた。 相変わらず驚かされる舞台装置。 17個ものスピーカー配置からしてこだわりにこだわり抜いた音響デザイン。 (私はepochmanを「演劇界のサカナクション」と呼びたい!) 心の奥底に直接触れてくる、中村中さんの劇中歌と音楽。 そして、気心知れた二人の、だからこそ正面からぶつかり合う 掛け合いと叫び。 勧めたくない要素が何一つない。 すべてが最高のレベルで組み合わさってる。 凝縮された75分、あっという間。お尻

          似て非なる、兄と妹。どちらを選んだのか。/epochman「オーレリアンの兄妹」感想(ネタバレ、多分あり)

          不安の夜を超えた2020年の春、そして夜明けを迎えたら梅雨も明けてた2021年の夏。ホテル型リアル脱出ゲームを称賛する記録。

          2020年3月某日。 ニュースが不安と恐怖一色に染まり、 イベントや公演の中止メールが連日のように届き、 まもなく「最初の」緊急事態宣言に突入することになる日に、 私は妻さんを連れて、「夜のミステリーホテルからの脱出」に参加するために 東京ドームホテルに宿泊しました。 このイベント自体は2019年から始まっていたから、 勿論コロナもマスク不足もPCRも緊急事態宣言も何も関係なかったのだけど、 久々にSCRAPの加藤隆生代表が製作総指揮をしただけあって、 今回も私達に突きつけ

          不安の夜を超えた2020年の春、そして夜明けを迎えたら梅雨も明けてた2021年の夏。ホテル型リアル脱出ゲームを称賛する記録。

          2021年6月からの、こんな時だからの撮影について

          こんにちは。 note書くの久しぶりだ。 無駄に長く引き伸ばされ続けてる緊急事態宣言、 いかがお過ごしですか? おかげさまでこちらは思ったように撮影ができないし、 いろんな楽しみイベントが理不尽に延期に中止になるし、 ほんとにもうあのゆr …いかんいかん。 口が滑って思いっきり悪口言いそうになりますな。 悪口言っても何の状況も変わりそうにないので、 自分が出来る範囲のことを無理矢理にでも広げていかな! ということで、本格的に撮影再開をします。 といっても。 なんか緊急

          2021年6月からの、こんな時だからの撮影について

          こんな年になってしまったからこそ、「七味五悦三会」。

          「七味五悦三会」。 大晦日に除夜の鐘を聞きながら 「七味:その年に食べた7つの美味しいもの」 「五悦:その年に体験した5つの楽しかったこと」 「三会:その年に出会った3人の素敵な人」 を家族に報告しあい、全部言えたら「今年は素晴らしかったね」と言い合い、 足りなかったら、「来年は全部言えるようになると良いね」と祈り、 来年に思いを馳せる風習だそうです。 2020年。 ほんとに大変で、奇妙で、辛くて、悲しくて、いがみ合って、 「あたりまえのようにそこにあった大事なもの」に沢山

          こんな年になってしまったからこそ、「七味五悦三会」。

          ようこそ、「かもしれない、のどん底」へ。「Maybe a Crane 鶴かもしれない2020」

          前回のあらすじはこちら 2020年早春そうそうにインパクトを与えた、「鶴かもしれない2020」。 ただ一人で900人以上に衝撃を与えた駅前劇場から、わずか1ヶ月しか経ってない 2月中旬。 傷ついた鶴は、横浜伊勢佐木町に舞い降りました。 前回からまさかの1ヶ月後に「鶴かもしれない」の再演。 横浜のライブバーに場所を移し、 「3台のラジカセに加えて映像を使います」と大幅に演出を 変更するとのこと。 たった1ヶ月でどこまで変えるのか、変えられるのか? 大きな期待と、ほんの僅かな

          ようこそ、「かもしれない、のどん底」へ。「Maybe a Crane 鶴かもしれない2020」

          三匹目の鶴は、駅前で哭く。EPOCHMAN新春ひとり芝居「鶴かもしれない2020」

          ※:この感想では、なるべく直接的なネタバレは避けるつもりですが、  どうしても「ネタバレっぽい」記述が入ると思います。ご理解ください。 ※:芝居の感想と紹介にはどうしても写真をあわせたいので、  小沢道成くんが  Twitterでアップしている公式写真を使用させていただいてます。  問題があればご連絡ください。 私が敬愛し、毎回公演を滅茶苦茶楽しみにしている演劇プロジェクト、「EPOCHMAN」。 その2020年最新作は、2014年・16年に続く代表作三度目の再演。 そして

          三匹目の鶴は、駅前で哭く。EPOCHMAN新春ひとり芝居「鶴かもしれない2020」

          リアル脱出ゲームに参加し始めて、10年が経ちました

          2010年1月11日。横浜、BankART Studio NYK。 あのときあの場所で感じた高揚感は、今でも覚えてます。 東京リアル脱出ゲーム3「廃倉庫からの脱出」。 当時はまだOTOTOYさんの主催だったんですね。 それまでの「こじらせ期」をようやく抜け出した頃に見かけたとあるWeb記事。 「頭の体操」シリーズや「IQエンジン」が大好きだった私は、 TVゲームなどでよくやった「脱出ゲーム」が実際に出来るという話を聞いて、 直感的にすぐにチケットを予約しました。 最初は一

          リアル脱出ゲームに参加し始めて、10年が経ちました

          EPOCHMAN「夢ぞろぞろ」観劇記:「夢」の対義語は「現実」…だけじゃない、のかもしれない。

          「見る夢」は過去の組み合わせで、「夢見る」のは未来の計画で。 だから「夢」の対義語は、過去でも未来でもない「現実」に、なる。 だけど、「見る夢」は覚めたら忘れてしまうことが多い。 だとしたら「夢」の対義語は「記憶」にもなるのでは? そして「夢見る」人は叶わないことを恐れる。 だとしたら「夢」の対義語は「不安」にもなるのでは? 「夢」から覚めることに怯えたり、「夢」の前で立ちすくんだり、 そんな二人が出会ったのは、誰も立ち止まらない、ホームの売店。 …そんな感じの、でもこれは

          EPOCHMAN「夢ぞろぞろ」観劇記:「夢」の対義語は「現実」…だけじゃない、のかもしれない。

          「ピルグリム2019」2回目、東京千秋楽。【「時代を超えて語られる物語」が、時代によってその意味を変えられるということを】

          公演3日目まで間に合わなかった「ごあいさつ」、やっと貰えました(笑) というわけで、1回目の観劇から2週間が経過。 虚構の劇団第14回公演「ピルグリム2019」、ついに東京の千秋楽。 2回目の観劇をしてまいりました。 劇団史上最多人数の公演。 歌あり踊りあり笑いあり、出演者も2週間十数回の本番を超えて、 見違えるほど演技も物語も深化させておりました。 虚構の劇団が第三舞台時代…いや、「かつて名作」を時代を超えて再演するということは、私が感じるに2つのテーマがでてきます。

          「ピルグリム2019」2回目、東京千秋楽。【「時代を超えて語られる物語」が、時代によってその意味を変えられるということを】

          「ピルグリム2019」1回目の鑑賞を終えて。【今の巡礼者たちはどこに向かって歩けばよいのだろうか】

          そういえば「黒マント」といえば大高洋夫さん!のイメージが強すぎたんだけど、 実は大高さんの「黒マント」って、生で見たことがなかったことに気づく。 唯一生で見たのは2003年。大森博さんが黒マント。 大高さんの印象が強いのは、戯曲を何度も読み込み、DVDで何度も何度も見たからだと思う。 でも、最後に観てからは多分15年以上、全く見ていない。全然そんな感じしなかったのに。 ということで、私としてもほんとに15年以上振りの追体験となった、 虚構の劇団第14回公演「ピルグリム201

          「ピルグリム2019」1回目の鑑賞を終えて。【今の巡礼者たちはどこに向かって歩けばよいのだろうか】