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詩ポエム

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風景を描く、見えないものを描く、空気を描く
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魂の詩

魂の詩

母なるガンガー
聖なる河
祝福の河

死は祝福
そこを目指す
生も祝福

あるのは祝福だけ
今を生きるだけ

聖なる森で
母なる大地に
祝福され 
土に還る

死は祝福
そこを目指す
生も祝福

あるのは祝福だけ
今を突き進むだけ

火

火を見ていると
心落ち着く

火を見ていると
体癒される

火を見ていると
気持ち前向く

火を見ていると
遠いむかしを思い出す
なつかしい記憶

火を見ていると
魂の鼓動を感じる 
ぼくは生きている
どこかに向かって動いている
行き着く先はなつかしさとあたたかさ
ぼくはそこで何を思うのだろう

火を見ていると
自分の何かが見えてくる

火を見ていると

光ヒカリ

光ヒカリ

ヒカリを浴びて
森が喜ぶ

積もった雪はキラキラと

木々たちはルンルンランラン

小鳥たちはチュンチュンチュン

森は笑う

あたたかいヒカリは
土にも届く

大地のかけ声で
春の命は準備を始め

ぼくの気持ちも明るくなり
さあ、なにしようか

ヒカリを浴びて
みんなが動く

ヒカリを浴びて
みんなが喜び

みんなで笑う

伝える詩

伝える詩

伝えるって、人の役割、伝えたいって、人の欲、伝えることは、受信すること、受け取ったメッセージは、わたしの記憶に穴を開け、にじみ出る気づきと学び、出てきたエッセンスは、発信され、メッセンジャーの中を循環して、社会を巡る、次世代へ繋がる、源泉、未来で湧き出る温泉、心をあたため、心を癒す、新たなる価値が生まれ、時代は変わる、わたしも変わる、進む先は滅亡か、繁栄か、選ぶのはわたし、デジタルかアナログか、そ

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朝の詩

朝の詩

朝日の中で微笑んで、あたたかいヒカリが待ち遠しい、大きな、やわらかい、やさしい、ヒカリに包まれて、ぼくは全てを忘れる、いやことも、腹立つことも、かなしいことも、さびしいことも、全てを忘れて、いまを感じる、全てを感じる、こころとからだで、めいっぱい感じたら、自然と顔は微笑んで、心はまぶしくて、体は満たされて、今日の始まりが、あたたかくはじまる、今日もうれしいを一日を

昼の詩

昼の詩

太陽は高く登り、全てを照らす、町を照らす、建物を照らす、人を照らす、植物を照らす、虫を照らす、見えないものまで照らす、全てが太陽のエネルギーを感じ、動き出す、全てが剥き出しになり、一体となり、過去から未来へ、未来から過去へ、交わる今、この瞬間から、始まり、満ちていく、朽ちていく、そしてまた始まる

夕方の詩

夕方の詩

夕方、たそがれ、ジャズ、ぼくのぜいたく時間、窓から見える空、色合いがとってもきれいな今日の夕焼け、日が沈む前の太陽は真っ赤からオレンジへ、青空は水色からグレーへと変わり、2つはグラデーションして交わる、神秘の世界、芸術の時間、1日の疲れを癒す色、明日への希望の色、1日の終わりを感じ明日の始まりを感じる、あいだの時間、そんな時は、ゆっくりとしたリズムのジャズを聴きながら、その中で小刻みに軽快に踊るア

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夜の詩

夜の詩

よるの森、静まり返った木々たち、冷気に包まれた妖精たちは生き生きと、神秘をまとい美しさを演出する、肌で感じる透明感、空気との一体感、ぼくも森の一部となり、土に深く根を張り、見上げた空は、木々の隙間から見える月が、眩しくて、愛しくて、嬉しくて、細い枝にのっかる小さなお月さんは、枝が折れたら、森に落ちてきそう、小さなやさしいエナジーを浴びて、よるの森はうっすらとして、しっとりと朝を待つ、ぼくもうっとり

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