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その青い世界、赤い冒険者が歩く時(後編はまだ記載してません)

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この物語で書かれていることは全部「ノンフィクション」です。内容は私が2014年頃に病気になり、現在まで続くまでの時間に起きた出来事です。 このマガジンは前編・中編・後編と3部作… もっと読む
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記事一覧

【ノンフィクション】〝その青い世界、赤い冒険者が歩く時〟7年間の引きこもりの記録…

 「ある時に、急に外に出ることが出来なくなった」  この文字を読んだ人にとって外に出る…

その青い世界、赤い冒険者が歩く時 前編 1、青い世界、冒険者ギルドにて

よくわからないタイトルはさておいて。これから私は青い世界の冒険に行くことになります。当…

その青い世界、赤い冒険者が歩く時 前編 2、青い世界から便りが届く

 体調不良を起こし始めたのは2014年のゴールデンウィークの最中でした。私は茨城県へ出張…

その青い世界、赤い冒険者が歩く時 前編 3、冒険者、青い世界で迷う

 自分の寮の扉の前に立って扉を閉めるときに「・・・なんかもう帰ってこれない気がする」とい…

その青い世界、赤い冒険者が歩く時 前編 4、冒険者、ヒーラーに出会う

 青い世界に突入してひと月が経過し来ましたが、私の症状は悪化していきました。確かに自由に…

その青い世界、赤い冒険者が歩く時 前編 5、冒険者、防具を見つける

 防具と呼ぶとまがまがしいかもしれませんが、この場合は趣味。要するに仕事以外の楽しみとい…

その青い世界、赤い冒険者が歩く時 中編 #1、冒険者、赤の世界に変えることに

 千葉県に帰るとき、私は母親に一応復職することを伝えて家を出ていきました。この時の思い出でなのですが、新幹線の中で作ってもらったおにぎりとお茶を飲んだことは今でも忘れていません。逆にこの時のそれ以外のことは何も覚えていませんでした。  いつものように、いつもの手順で千葉県にある自分の寮へたどり着きました。  1年ぶりに出迎えてくれたのは寮母さんで、私は何となく「ああ、帰ってきたんだ」と感じました。寮母さんはすごく世話好きな人でしたね。私がいない間にもトイレの水を流した

その青い世界、赤い冒険者が歩く時 中編 2、冒険者、奇妙な経験

「もう一度言います。休職が可能になりました。休職期間は今から3年間です」  この言葉を…

その青い世界、赤い冒険者が歩く時 中編 3、冒険者、2度目の青い世界へ

 その状態を一言で言えば静寂でした。色々と限界でやっていた半年間が過ぎ、書類を提出して3…

その青い世界、赤い冒険者が歩く時 中編 4、冒険者、青い世界の橋渡しへ

 長い時間のような短い時間が過ぎ去って、気が付くと2018年の12月。ここら辺から私より…

その青い世界、赤い冒険者が歩く時 中編 5、サラリーマン、最後の会話劇

 「会社を退職する」には結構手続きが結構あります。辞めるにあたっての色々な制約があったり…