子育て回顧録 その2 父母の受容
陽(はる)の発達に何かがあると感じたのは、1歳半から2歳頃だっただろうか。
私は保健師だったし、療育の担当もしていたから、自分に子どもができたとき、障害のある子が生まれることも想定はしていたつもりだった。
障害のある子が生まれたら、きっとエネルギーが湧いてきて、可愛がって必死に子育てするだろうと。
陽は、首の座りもハイハイも歩行も定型通りに発達をとげた。よく笑い、目が合い、絵本を好んだ。ニッサン、SONY、ロイズ、2語文を話す前にたくさんのロゴや看板が読めるようになった。