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酒場 吉野家一度はおいで (^^♪

酒場 吉野家一度はおいで (^^♪     吉野家よいとこ~♪  一度はおいで♪ 

草津よいとこ~♪ のパクリの歌を口ずさみながら、とある冬の日の午後遅

く、やって参りました下高井戸吉野家です。

今日は居酒屋としての利用です。なにも飯を食うだけがここの楽しみ方では

ないですよ。

席に着いて、まずは瓶ビールを注文します。

そしておもむろにメニューを手に取って、さてさてすみずみまでねめまわ

す。ねめまわす。ねめねめまわす……


まずはこのひと時が楽しいんですよねぇ。

決まりました。決まりました。

牛皿 並 お新香 のり  それで、で、結局お酒も頼んじゃいました。(お

酒って日本酒のことですよ)

店員さん「お酒はもうお持ちしてもよろしいのですか?」

僕「もちろん!」 力強く答えます。

セオリーはビールを飲んでから日本酒ということなんでしょうが、そんなサ

ラリーマン一年生が先輩から教えられるような堅苦しい常識は僕には通用し

ません。

いきなり日本酒とビールの二正面作戦だ! どうだ!

この作戦のすごいところは、(何がすごいとあなたは大袈裟なことを言うん

だい!?(笑))

牛皿のように日本酒とビールの両方に合うつまみがある時に、つまみと日本

酒、つまみとビールと交互につまんで飲んで、それぞれの味わいのハーモニ

ーを時を置かずして楽しめるところがすごいんです。

ビールを飲み終わってから日本酒に進んでは、せっかく楽しんだビールとつ

まみのハーモニーを忘れてしまいかねませんからね。

そしてさらには、この戦法はアルコールに弱い人に最大限効果を発揮する戦

法でもあるんです。

つまりはこういうことです。

アルコールに弱い人がビールを全部飲んでから日本酒に移ったら、すでにビ

ールでかなり酔っぱらっているので、日本酒とつまみのハーモニーが楽しめ

なくなる恐れがあるのです。

ビールとつまみ連合軍には勝てたとしても、日本酒とつまみ連合軍には完敗

を喫する可能性があるのです。

そもそもアルコールに弱い人というのは、酒と戦う兵力が不足しているとい

うことなのです。

しかしこの僕の戦法を使えば、アルコールに弱い人でも十分ビールとつまみ

連合軍そして日本酒とつまみ連合軍に対抗出来ることになるのです。

すなわち、寡兵をもって大軍を制する孫子顔負けの素晴らしい兵法なのであ

ります。(笑笑笑)

さてさて酒とつまみがやって参りましたよ。😍

牛皿に紅しょうがを混ぜて、つゆを紅しょうがにもなじませて、そして七味

をぱらぱらとまわしかけていただきます。

肉と玉ねぎとしょうがと七味のハーモニー。そしてここにビールを流し込

む。

グビグビ ぷはぁー たまらないですよね。

脂身の多い肉にはしょうがを1~2本多く加えていただきます。

いいですねぇ。

同じルーティーンを日本酒でも繰り返します。

日本酒は長野県長岡市の銘酒「柏露」です。

そして箸休めにお新香。ここのはさっぱりしてていいです。

醤油を少し垂らし、七味を少し振って味変することも忘れてはなりません。

次に海苔。こちらは醤油をちびっとつけることは必須です。

海苔でお新香を巻いても良い。肉玉ねぎを巻いても良い。お新香、肉玉ね

ぎ、しょうが全部巻いてOK!OK!

素晴らしいです!😂

ぱくぱく、ビールぐびぐび、ぱくぱく、日本酒ぎゅー!

ぱくぱく ぐびぐび ぱくぱく ぎゅー

パクパク ぐびぐび パクパク ぎゅー

パクパク グビグビ パクパク ギュー

この波状攻撃を繰り返して全部やっつけてやりました。大勝利です! (^^)/

勝どきを高らかに上げます。

お会計は1,465円。素晴らしいコスパ!大満足です。

しかし一抹の寂しさが……

ここでも千ベロは難しいんだなぁ。

令和の今となっては千ベロはやはり難しいですよね。仕方ないです。

冬さりて千ベロ遠くなりにけり

千ベロの昭和は遠くなりにけり

行く酒場千ベロ遠くなりにけり

俳人 中村 草田男 先生の大パクリです。(笑)

仕方ありませんので、それなら二千ベロを目指して飲み屋を探して参りまし

ょう!

二千ベロなら吉野家は十分素晴らしすぎます!

二千ベロならまだまだいろんな店が残っているはずです!

二千ベロ探訪の旅(笑)

さてさて腰を上げて帰ろうとしたら、酒に弱いくせに飲むペースが速かった

せいなのか急に眠気が襲ってきました。(;^_^A

ヤババ、落ちそう落ちそう。不覚不覚。さては伏兵にギューとやられた

か!?(笑)


冬さりて落ちぬ柏の葉とことにつゆ(露)とばかりに落つべかんなる

冬になっても落ち葉にならない
柏の葉っぱは粘り強い
吉野家の酒、柏露だよ
柏の露という名前
この酒飲んであっという間
寝落ちしそうな感じだよ

この歌はこうも訳せます。 明 ⇒ 暗  雰囲気ががらりと変わりますね。

冬にも落葉しない柏
私はそんな柏の力強さとは裏腹に
冬になって心は暗いばかり
柏の葉から落ちる露のように
涙が落ちるばかりになっている


















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