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エッセイのようなひとりごと

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「ひとりごと」
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#妄想のカケラ

妄想する。止まない雨の日【妄想のカケラ】

妄想する。止まない雨の日【妄想のカケラ】

そういえば雨が好き
「嫌いじゃない」じゃなくて「好き」
なかなか降り止まぬ雨に
このまま沈んでしまうのもいいかもしれないと
悲壮感にたっぷりと浸かるのが好き
でも、そんな妄想に安心して浸れるは、
心のどこかで止まない雨はないと信じているから_

お題:梅雨

書く習慣アプリのお題「梅雨」から #エッセイのようなひとりごと

ヨリミチ、万歳!🙌【妄想のカケラ】

ヨリミチ、万歳!🙌【妄想のカケラ】

春がきただけでなんだかソワソワする
でも、うっかり小石になんぞ躓くなよと自分を少しだけ戒める、私は大人だ
でも、やっぱりソワソワっと気が外れて
ヨリミチをしてふと我に返った瞬間の背筋は
それはそれはともて冷たいものだけれど
それはそれでいいじゃんと上手い具合に合いの手が心に響き
そうだよね〜とまたヨリミチは続く
都合のいい大人デス_

お題:それでいい

書く習慣アプリのお題「それでいい」から #

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650円で買った幸せ【妄想のカケラ】

650円で買った幸せ【妄想のカケラ】

春の陽射しの温もりが眠気を誘う釣り堀は時間650円
釣った金魚は三匹まで持ち帰りできる約束だけど
小さな命の世話する器量がないから
釣れなくていいし
うっかり釣れても返せばいいい

そんな無責任な態度をとっても構わないのだという安心を、
垂らした糸の先でぷかぷかとあてもなく水面を漂う浮きを
ぼんやりとただ眺めるだけの幸せを、
私は650円で買ったのだ

風が吹き池のほとりの桜がはらはらと舞っている

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#128 半袖Tシャツで迎える秋🍁【3行日記】

#128 半袖Tシャツで迎える秋🍁【3行日記】

#128 半袖Tシャツで迎える秋🍁

昼間は30度を超えるのでまだまだ半袖Tシャツだ。クーラーも入れちゃう。
ただ、この夏の初めにはしゃいで買った一張羅の麻の服はもう旬のさかりを過ぎてしまったような気がして、そして、それが少し残念で、寂しくて...

同じ半袖なのにこのセンチメンタルがきっと秋なのだろうとやっぱり今朝も半袖Tシャツを着ている

書く習慣アプリのお題「秋🍁」から #3行日記

夕日を迎えるエメラルドグリーン

夕日を迎えるエメラルドグリーン

#119 夕日を迎えるエメラルドグリーン

海へいこう
都会に疲れた足を引きずり
あの海へいこう
まだあるだろうか?
あの海は__

親友とおしゃべりばかりで
仕上がらなかった写生大会
居残りでふたりで描くことにしたあの船着場で
青春のおしゃべりはさらに続いた。

気がついたら夕方で、青かった海はエメラルドグリーンのグラデーションに変わり夕日を迎えていた。

ショッピングモールどころか映画館もない

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続けるために問い続けるのだ! (シロクマ文芸部)

続けるために問い続けるのだ! (シロクマ文芸部)

平和とは__
今日も空に問いかける

空気と水と安全と
そして、ファーストフード店員の笑顔さえも、
当然のようにタダの国で大人になったけれど
実はこの世界はずっと不安定で
後ろ手に皆がピストルを隠し持つ世界なのだ。

その気になればいつでも撃ち合いを始められる。

だから、始めないために問いかけ続ける
平和とは

この夏一番の炎天の下で
溶けてゆくアイスクリームにさえ
なす術持たぬちっぽけな自分だ

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人生の最適解 #妄想のカケラ

人生の最適解 #妄想のカケラ

#106 人生の最適解

「それって当たり前じゃない?」
と押し付けられる価値観はキライ

なのに、
「そうそう、そうだよね~」
と気づかれないようにそっと
自分の当たり前を塗り替えていた

自分を守るために

でも、だんだん
元の自分の当たり前がどんなだったのか
わからなくなって

そして何よりも自分自身がとても気持ち悪い

もう塗り替えるのはやめにしよう.…

そうしたら、
「どうしちゃったの

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七夕バースデイ #妄想のカケラ

七夕バースデイ #妄想のカケラ

#105 七夕バースデイ

七夕ちらしって...??
夕方のスーパー
惣菜コーナーで首をかしげる

星型の具材でキラキラと「映え」を狙うちらし寿司に
理解は追いつかないけれど、
なんだかまぶしくて
テンションがあがるのは確かだな...
と心の中でうなずいた。

入り口の笹の葉に短冊を吊るす
書いた願いごとは世界平和
大きな太文字の主張する短冊
一見ありきたりだけど、最近結構切実

ささのはさらさら

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妄想のカケラ【名水のプライド】

妄想のカケラ【名水のプライド】

#85 名水のプライド

今シーズン初めてのアイスコーヒーを淹れる

お湯を沸かしながら
豆を弾いたら
マグカップに氷

〇〇の名水で作った透明な氷です。
...と書かれたコンビニで買った氷の袋

(名水)ホンマか~?と疑いながら
大きなカケラをひとつふたつみっつ....

名水で作られたとあって美しい透明度
....なんだろうか?(疑

ドリッパーに湯を注ぎ
カップの中の氷がとけて
いい塩梅の闇

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妄想のカケラ【春爛漫】

妄想のカケラ【春爛漫】

#72 春爛漫

ずっと季節は行きつ戻りつしていたのに
いつの間にか春は根を下ろしていました。

染井吉野は散り八重桜満開
花水木やツツジの花咲く
藤棚からは溢れこぼれるうす紫

そして、
オオイヌフグリ
ホトケノザ
カタバミ
ハナニラ
カラスのエンドウ
タンポポ

足元の小さな春も満開
心浮き立つ季節です。

書く習慣アプリのお題「春爛漫 」から #エッセイのようなひとりごと

妄想のカケラ【味わいのあるマイ・ハート】

妄想のカケラ【味わいのあるマイ・ハート】

#64 味わいのあるマイ・ハート

それは__
ガラスでできている

生まれた頃は
うすはりグラスのように繊細だったのに、
今はずいぶん分厚くなり、
透明感も少なくなってしまった。

そして、
ところどころひび割れて
そのひび割れを継いだ跡や
防弾ガラスのように
弾丸を受け止めたような傷跡
よく見たら少し欠けているところもあり...

だけど、
とても年季の入ったもののようで、
こういうひび割れや

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妄想のカケラ【考察・半世紀分の「好きじゃないのに」】

妄想のカケラ【考察・半世紀分の「好きじゃないのに」】

#63 考察・半世紀分の「好きじゃないのに」

半世紀生きてきて
「好きじゃないのに」はいくら時間をかけても
「好き」に昇格することはなかったです。
(嫌いな食べ物を一応食べられるようになったけれど好きな食べ物にはなっていないし...?)

ただ、現実は
好きじゃないのに、

続けている付き合い
食べているもの
習慣にしようと努力していることなどなど

「好きじゃないのに」していることは
まぁまぁ

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妄想のカケラ 「安心と不安」

妄想のカケラ 「安心と不安」

「安心と不安」

「不安」がなくなってしまえばいいのにとずっと思っていたし、それが「安心」とか「幸せ」だと思っていた。

ところが、この「不安」はなくなることがないらしい。

残念。

でも、不安に思う事というのは、
ある意味、危機管理能力が働いている状態なのでは?

そう、不安に思う事は、役に立つ能力なのだ!!

....なんて思うと、
なんだかとても「安心」

私、実は最強じゃん!
...なん

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