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【おすすめ本】本は小説派!でもハマった実用書

読書好きと言っても「小説派」と「実用書派」という大きな派閥があります。

小説派は物語こそ本の醍醐味と思っているし、実用書派は学びに直結する実用書の方が格上だと思っている。
この2つにはマリアナ海溝なみの隔たりがあります。笑

私はもっぱら小説ばかり読んでますが、小説にも負けないくらい面白かった実用書を紹介します。
(ここでは小説以外を実用書として、エッセイなども含みます。)

『本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式』石井光太

貧困とは何か、なぜ貧困のループが起こるのか、貧困を取り巻く現状について解説しています。

貧困は難しいテーマですが、文字も大きくイラストもたくさんあるのでかなり読みやすいです。
中高生、小学生の教材としても役立ちそう。

私が1番参考になった点は、「なぜ貧困層に手を差し伸べる必要があるのか」

貧困に至る原因が自分では選べない環境で起こること、そこから抜け出すのがとても難しいこと。
理解したつもりでしたが、それを貧困でない人がなぜ助けるべきなのか?まで書かれていて、貧困問題の答えを見た気がしました。

『苦しかったときの話をしようか』森岡毅

USJを立て直した森岡毅さんの著書で、就職活動をする長女への手紙が元なんだとか。
自己分析の重要性や自分の得意をどう見つけるか?という話が多く、転職就職や仕事に悩む人にもおすすめです。

1番心に刺さったのがタイトルにもなっている「苦しかった時の話をしようか」という章。

結論から言うと、泣きました。。。
新卒、プロジェクトリーダー、海外赴任と森岡さんの人生にも大変な時はいくつもあって、その様子がありありと伝わりました。
仕事が辛かった自分の姿とも重なって、思わず涙が。。

こんなにすごい人でも悩んでるし苦手なことはあるんだと救われた一冊です。
休職中の人にもおすすめ。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ

イエローは黄色人種のこと。
ホワイトは白人のこと。
イギリスで暮らす作者が、ハーフの息子のことを綴ったエッセイです。

人種問題や格差の話が多く出てきます。
でも、単純にエッセイとして面白いのでスラスラ読めます。
外国で暮らすってリッチな感じがしますが、裕福でない一般庶民のリアルな暮らしが綴られているので、旅行だけでは分からない本当の外国を知ることが出来ます。
この本がが気に入ったら2もあるのでぜひ。

『まんがでわかる LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略 LIFE SHIFT』リンダ・グラットン他3名

学生⇨仕事⇨引退の3つのステージを生きる時代から、「いくつものステージ」を経験する時代へと変わっている。
人生100年時代、幸せに生きるにはステージの選択と変化を恐れるな、ということが書かれています。

学生⇨仕事⇨引退という人生の中で「休職」という落し穴にハマったような気でいました。
でも、あの時は休職ステージに乗っただけで今は別のステージにいる。
そしてそこからまた別のステージを選べる。そんな前向きな気持ちになれました。

原作ではなく漫画版で読みましたが、分かりやすく「ライフシフト」の概念もすんなり理解できました。

『嫌われる勇気』岸見一郎

言わずと知れた名著で、読んだ人も多いですよね。

私が1番心に残っているのは「課題の分離」と言う考え方。
自分の行動は自分が決めること、他人の行動は他人が決めること。
だから「こうしなさい」と指示されてもそれをするかしないかは自分で決める、という話です。

私はアラサーになっても、親に反対意見を言われ喧嘩することがよくあります。
それは多分、自分の判断を肯定して欲しかったから。
でも、親が反対するのは自由だし、その意見を聞くかは私の自由。

この考えを知った後、格段に生きるのが楽になりました。

また「全ての悩みは人間関係」の考え方も目から鱗。
この本では、どんな高尚な悩みも宇宙に一人きりだったら存在しないと書かれています。
確かに社会もお金も平和も、人間が1人だったらうまれなかった概念ですもんね。
人間関係で悩んでるなんて情けない思ってたけど、みんな同じなんだと思えました。

『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』星渉

よくあるメンタルの本とは少し違いました。
1番驚いたのは「モチベーションを上げてはいけない」ということ。

この本では、「モチベーションを上げないと出来ないことは続かない。いかにフラットな状態で継続出来るかが大切」と解かれています。

びっくりしました。
今までモチベーションを上げることばかり考えてきたのに。
でも確かに、新しいことのモチベーションは3日くらいですぐ冷めてしまいました。

モチベーションを上げずに継続する方法の一つとして、「目につく場所にやるべき事を書く」というものがあります。
物理的に目に入る機会を増やし、やるべき事を忘れないようにするのです。
なので私も、今年は目標を仕事ノートの表紙裏に書きました。ここなら毎日開くので必ず目を通すので。
とりあえず、1個は達成出来ました!

今日は6冊紹介しました!
やっぱり小説は大好きですが、実用書すごい発見をくれるのでたまに読んじゃいます。笑
小説派の私でもハマった実用書は、相当面白いと思うので、ぜひ読んでみてください!


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