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13.断食のABC

こんにちは!がっきーです!

今日は、古来から用いられている健康法

ファスティング(断食)について

お話ししていきます。

前回のおさらい

・ポリフェノールは植物が虫や鳥の襲撃から身を守るために

 作り出した化学兵器(毒物)である

・その毒物で体内に苦痛を与え、抑制システムを活性化させる

・ダメージ修復のプロセスでさらに肉体が若返る

・ポリフェノール量が最も多いものは

 基本的にハーブやスパイス類である

ことについてお話ししていきました。

まだ読んでいない方はぜひ

こちらをチェックしてみてください。


ファスティングの歴史


断食と聞くと、宗教的な意味合いが強く信仰心を高める修行の一環として、

紀元前から存在しておりキリスト教やユダヤ教など

様々な宗教に存在していますが、

私たち日本人だと日本の仏教の修行や、

イスラム教のラマダーンなどをイメージする方が多いと思います。

また、医療の分野でもインドの断食療法が有名で、

最近だとオートファジーなんてことも聞いたことがあると思います。

意外にも、治療法として最初に取り入れたのは哲学者であり、

世界中で老廃物の停滞を問題視したり薬が効かない原因を見つけるべく、

断食は注目されていました。

彼のフランス皇帝ナポレオンも取り入れたことがあるというから驚きです。

日本でも明治時代から研究が進んでおり、

さらにはオートファジーを見つけ、

ノーベル賞を受賞したのだから誇らしいですよね。

ファスティングには体重を減らす以上の効果がある

天台宗と呼ばれる仏教では9日間に渡り、

断食・断水・断眠という独房に入れられるより

とてつもなくハードな荒行の末、

見事生還した暁には平均して15kgも痩せていると言いますが、

断食には体重を減らす以上の効果が確認されています。

まず挙げたいのが、体内の炎症を和らげ、

アレルギー性の喘息、関節炎を改善すること

免疫システムを整えダメージを受けた細胞を修復。

脳の情報処理スピードをアップさせること。

抑うつ状態の改善、デトックス効果 etc…

様々な効果があります。

また、味覚と嗅覚が鋭くなったおかげで

ご飯がおいしくなったり、時間やお金の節約になったりと

健康面以外でも得することはたくさんあります。


ファスティングとAMPKの関係

そして、断食とAMPKの関係ですが、

一定の期間カロリーの供給を断てば、

慌てた人体がAMPKを活性させ

細胞レベルでアンチエイジング機能を動かし始ます。

これが断食がアンチエイジングに効く理由として

有力な説になっています。

AMPKについてはこちらをご覧ください。


ファスティングは軽度の苦痛を与えるのが主な目的です。

修行僧のように厳しく何日も食事を断てとは言いません。

いきなりハードな断食を行えば、簡単に挫折しかえって

普段より暴飲暴食に走る可能性も高いです。

また、断食は持病によってはできない方もいますし、

痩せすぎの方にもお勧めはできません。

筋トレも徐々にレベルを上げていくように

断食も徐々にレベルを上げることを意識して

生活に取り入れるのが挫折しないポイントです。

こんな人にはお勧めしません

・BMI18以下

BMIが低いと低カロリーのダメージに

体が耐えられない可能性も

まずは脂肪と筋肉を増やすことを優先しましょう。

・糖尿病気味な場合

インスリン感受性が低い場合も、

断食のダメージで症状が悪化する可能性があるのでNG

主治医と相談の上、糖の代謝を改善してから実施しましょう。

・パンプアップしたい人

パンプアップ(増量)したい人にもお勧めできません。

断食は体重を安定させたり、減量することには

向いていますが増量とは相性が悪いです。

理想の体になったあと維持するために行いましょう。


ネットや巷は嘘の情報だらけのファスティング

オートファジーが有名になり、様々な人やメディア、企業が

オートファジーや断食について取り上げています。

まあ、断食だけに限りませんが、

あまり読む気にもなれないほど、酷いので

くまなく探せていませんが僕が見つけた嘘の情報を

いくつかご紹介します。

1.断食の効果は16時間を超えてから始まる

12時間後から始まり効果を高めるには、

最低でも16時間は必要ということです。

16時間を超えると始まるのであれば、

そこで食事をとってしまうと体のスイッチが切り替わり

意味がなくなってしまいます。

2.小腹が空いたらフルーツやナッツ類、野菜ジュースを飲んでも良い

基本、断食中はカロリーがあるものは何も口にしてはいけません。

断食中の摂取カロリーは50kcal以下に抑えなければいけません。

水やお茶、ブラックコーヒーで過ごしましょう。

スムージーや豆乳や牛乳、0kalサプリメントなどもNGです。


オートファジーと同じにしない

断食とオートファジーを混合して考える人が

多いですが、オートファジーは

あくまでカロリーの供給を断つことで起こる現象です。

炎症の回でお伝えしたように、

現代人は摂取カロリーが多いので

オートファジーにこだわらず

断食を使ってカロリーを制限し、

その上で栄養価の高い食事を身につける習慣は、

意識する必要があると思います。

流行りに踊らされずに自分に合ったものから始め

空腹を最強の薬と調味料にしていきたいですね。

さて、ここまでファスティングについて

お話ししていきましたが、明日は実践について

レベル別にお伝えしていきます。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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