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『問題がない人生なんてない 問題は生きるチャンスだ』

【パッドマン 5億人の女性を救った男】

■インド/2018年
■監督・脚本:R・バールキ
■出演:アクシャイ・クマールほか

久々のインド映画でした!インド映画ですが、2時間ほどのストーリーで、明るくわかりやすく、見やすい作品でした(^^)

超愛妻家のラクシュミは新婚さんです。ある日、妻のガヤトリが生理用品として、布を洗濯して使いまわしていることを知ります。当時のインドでは、生理用ナプキンは高級品でした。ラクシュミは医者から、生理処理用品で不衛生なものを使用していると最悪命を落とすことがある、と聞き、妻のために安価で清潔な生理用品の開発に着手します。

宗教的な観念から生理期間中の女性は、5日間部屋には入れず、寝食も家族と別に過ごすということがありました。「穢れ」とされる生理に使用するモノを男性であるラクシュミが開発することにより、ラクシュミの家族は村の人々から白い目で見られるようになってしまうのです。それでも開発をやめないラクシュミは、とうとう村から追い出され、家族は離散してしまいます。しかし、別の村に移っても、ラクシュミ諦めず開発を続けました。そんなとき、ラクシュミはとある女性と出会い、彼の開発が遂に日の目を見る日が来るのでした。

大なり小なり月経による苦痛や手間があるのは、全世界の女性共通だとは思うのですが、宗教やらなんやらで、こうも違うのですね、、、鑑賞していて、5日間外で当たり前のように寝泊まりしてるのはすごく衝撃的でした(⁠゜⁠o⁠゜⁠;

この作品は実話ベースです。ラクシュミはビジネス的に大成功を収めることになりますが、本人はあまりお金に興味がないようでした。安価で清潔なものをみんなに使ってほしい、という信念を貫き通しました。また、ナプキンの製造によって、女性の雇用まで生み出しており、2014年、アメリカのタイム誌で「世界で最も影響力のある100人」にも選出されています。

夢を叶える人の物語では、周りの反対を乗り越えていく様が描かれていることがよくあります。しかしパッドマンの場合、宗教的な観念、性的な観点など、ナイーブな部分が多く、これを押し切ってまで開発を続けたラクシュミはホントにスゴイと感じました。現代の先進国とは話が違いますしね(⁠@⁠_⁠@⁠)

終盤に、ラクシュミが国連でスピーチをするシーンがあります。私はそのシーンが1番好きでした。

タイトルのセリフも、そのスピーチから抜粋しました(^o^)なんだかこのスピーチTEDみたいだなぁ、と思ったら、パッドマンのモデルとなった方、本当にTEDにも出演されてました(笑)
観られる方は是非ともオススメのシーンです!!


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〈一言メモ〉


インド映画って、実際の上映時間よりも体感では短く感じます。サクサクストーリーが進むからでしょうか?私だけですかね(⁠•⁠‿⁠•⁠)??





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