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『一番大事なのは我々のペースで戦うことだ』

【コーチ・カーター】

■アメリカ/2005年
■監督:トーマス・カーター
■脚本:マーク・シュワーン、ジョン・ゲイティンズ
■出演:サミュエル・L・ジャクソンほか

実話を基にしたスポーツ映画です!しかし、どちらかと言うと❝先生❞や❝指導者❞の在り方を描いている作品でした。

不良や成績不振の多いリッチモンド高校。この学校のバスケ部に新任のコーチとして赴任したのがカーターでした。彼はこの学校のOBで、荒くれ者ばかりのバスケ部部員に厳しい規則を言い渡します。遅刻や口答えはもちろんのこと、学業においても成績不振は許さないといったものでした。

部員たちはカーターの厳しい練習に反発しながらも耐えた甲斐もあり、次第に試合で勝ち星をあげるようになっていきます。

しかし、調子にのってしまったり、授業はサボるはで学業を相変わらず疎かにしていました。そこでカーターは一定の成績を全員が取得するまで体育館を閉鎖することにします。学校や部員の親たちはこれに反発します。しかし、カーターがここまで文武両道に厳しいのは部員たちに大学進学をしてほしい、人生をよりよくしてほしいという信念からのものでした。部員の多くは黒人で家庭も裕福ではない子が多く、この時代は大学に進学するには奨学金を得る必要ありました。部員たちも少しずつカーターの想いに応えるように変わっていきます。

カーターのような熱血な教育者は尊敬はするものの、もしも自分がこの人の教え子だったらと妄想すると、最後までやり通す自信はないですね(笑)
しかし、この映画で舞台となっている町は、貧困層が多く銃殺されたり売人が蔓延っていたり、かなり治安が悪い地区のようでした。そんな中から大学進学の実力と奨学金を勝ち取るには、それだけの根性が必要だったのかな、とも感じました。いかに自分の育ってきた環境が平和だったのか思い知ります。王道ストーリーではありますが、スポーツものは人生の基本的なことが詰まっているので、観終わるとビシッと身が引き締まる気持ちになるのでいいですよね(*^^)v


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【ミリオンダラー・ベイビー】


■アメリカ/2004年
■監督:クリント・イーストウッド
■脚本:ポール・ハギス
■出演:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマンほか



こちらは女性ボクサーの物語です。原作は小説で、この年のアカデミー賞の4部門(作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞)を制覇しています。クリント・イーストウッドが監督&主演の映画の1つでもあります。

高齢でありながらも慎重に選手を育てようとするトレーナーのフランク (演:クリント・イーストウッド)の下に、チャンピョンを目指すマギーが弟子入りします。


孤独で不器用な二人ですが、次第に心を通わせていき、実力を上げていきます。しかし、試合でマギーは大怪我をしてしまいます。ラスト、マギーに対してフランクは衝撃的な行動をとります。。。


これ、結末がとてもビックリでした。。。ネタバレになるので言えないのですが、とにかく最後が、、、結末に関しては賛否両論あるかと思いますが、クリント・イーストウッドの作品の中でも名作と言われている作品なだけあって、とても印象にの残る作品でした。

<一言メモ>

スポーツものは、❝目標の為に努力する❞という基本的なことを思い出させてくれます。老若男女、年齢、国籍問わず通じるものがありますよね(*^-^*)





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