真冬の沖縄は春の気温でした。 那覇から船で約1時間で行ける島があります。 _渡嘉敷島_ とかしきじま こちらの島の総人口は約700人_ 島猫さんも沢山いました。 1月の日の入りは、17:55。 東京より少し長い日差しはこの大海原を優しく 包んでいた。 ここでは生きた心地がした。 日本一の景色_ 心穏やかに過ごす人達が一丸となって、 この日差しを優しく見つめていた。 沖縄の観光地は沢山ありますが、 渡嘉敷島は特別な物を感じた素敵な場所。 トラックの荷台に座り、 慶
私はふとした瞬間温泉に入りたくなる。 サウナの90°を感じたいまだ肌寒い季節に、 私は森の温泉旅館へと足を運ぶと決めた。 その地の駅に着いた私は、チケットを握りしめて 改札へと向かう。 改札を出て、空気を1つ鼻からゆっくりと吸う。 「お腹すいた!」 まず腹ごしらえをするのだ。 行きつけの寿司屋には、1人で並ぶ老人が 私に微笑みかけた。 「お一人ですか?」 私は老人に話しかけた。 「そうです。寿司を食べ終わったらここから南の方に散歩する予定です。」 その老人はど
かつてゴミの街と言われていたこの地では、 人工林が人の道を造る時代へとなりました。 神様がいる道を通ったと実感しております。 仕事の失敗が続き続きな生活。 神経を擦り減らしているせいか、呼吸器にも影響が出てしまい、うまく息が吸い込めない夜が何日もありました。 最近までは好調な日々を送っていたのですが、 やはり辛い時期は来る時は来るんだなと。 小さな幸せを早く掴みに行きたい。 ベットの中で塞ぎ込んではダメだと思い、 私は彼に誘われてこの地に来ました。 木場の地_ 木
今日は待ちに待った私の作品の展示会の日だった。 この日のために新調した大きい花柄の青いトップスを1枚上に着て、 麻のショートパンツを履いた。 トートバッグにはリップと携帯と日焼け止めスプレーとイヤホンと財布を入れた。 外に歩く時は人目を気にするので、 黒縁の伊達メガネをかけた。 メガネをするとなんだか落ち着く。 玄関を開けた先はジャスミンの花が咲き誇る。 その香りは私を纏うかのように。 出かける時はいつも身体が重い。 脳のオーバーヒートでよく熱が出る。 ようは心因性の熱
熱海を観光すると本当にときめきます。 幼心が突然開花されるような感覚に陥るんです。 熱海駅の表札を見るたびに、熱海ただいまと 熱く眼差しを送ってしまう。 駅を降り、 大海の香りを嗅いだあとは、 饅頭ぽい香りが漂う小さな商店街に足を運んで、 いざ!食べ歩き探検隊へと変貌する。 前日食べすぎないように制御しようと、 あれだけ予習したのに、もう無理。 アイスクリーム。プリン。静岡ソーダ。 わらび餅。お寿司。 私の胃はまるでブラックホール。 熱海のスーパーでとりあえず本屋さ
山の鏡 小糠雨の恵みを受け入れる緑滴る大地に一つの鏡があり、 勢いを増す春風に私は身体を委ねながら、鏡に映る自分にそっと微笑む。 山の鏡 山奥は都会の喧騒から離れ、 謙遜することも、無理に笑わなくても、 ただ素直に心を開ける事に賛成しているかのような風を私の耳に届ける。 過去との暇乞いをしたい私はずっと殻の中から 出れずに、簡単に通れる抜け穴をひたすら通ってきた。 自力で這い上がる意欲など冒頭無く、 誰かの助けが無いとうまく立ち上がれない。 頼った挙句、答えを簡単
瀬尾まいこさんの魅力についてご紹介します。 瀬尾まいこさんはもともと中学校で国語の教師をされている方でした。 坊ちゃん賞を受賞したのがきっかけで小説家の道へと足を運ばれたのです。 デビュー作は「卵の緒」 私はこの作品を拝読中共感することが多々あり、涙を流さずにはいられない作品でした。 瀬尾まいこさんは実体験を織り交ぜて物語を書いていくそうで、 書いていくうちに主人公の気持ちに寄り添いながらその世界に入るそうです。 瀬尾まいこさん自身、パニック障害や両親の離婚を経験し