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映画『パーフェクト・ケア』

映画『パーフェクト・ケア』

『パーフェクト・ケア』(I Care a Lot)を観た。

「ゴーン・ガール」で、サイコパスな女性を演じた ロザムンド・パイク(Rosamund Pike)が、この映画でもぶっ壊れた悪役を演じていてとても上手だった。

男嫌いで、社会に絶望していて、金が全ての女が悪徳ビジネスを立派に繰り広げる様子が面白い。
けれど、ある意味彼女は恐怖意識がなくぶっ壊れているのであれよあれよと危ない場所に行く。

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『NOCEBO/ノセボ』

『NOCEBO/ノセボ』

映画『NOCEBO/ノセボ』を観た。

特にどんな内容かそこまで詳しく知らなかったけど、エヴァ・グリーンの奇妙なポスターを見つけてから観たいと思ってた作品。

エヴァ・グリーンは、なんとも奇妙な役をいつも上手に演じている印象。特に、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』 (Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children)の雰囲気が好きで何度も観たりしてから注

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映画 『バーバリアン』

映画 『バーバリアン』

Amazon プライムで、久々にホラー映画を鑑賞した。『バーバリアン』(Barbarian)という題名だ。

ホラーを観るのも平気という英語学習者は、英語音声に英語字幕をつけれるのでオススメしたい。とても、良くできたホラーだった。

まず、題名のBarbarian は、野蛮な人を表す。

まさにこの映画にぴったりの題名。最初から最後まで、人間の怖さを描いているからだ。

物語は、テスという女性がA

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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル

ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル

 『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル 』(Hunt for the Wilderpeople) という映画を観た。

超話題作だったけど見逃してしまっていたニュージーランド映画。この作品は、ニュージーランド映画では、珍しく大ヒットをした事で有名。
タイカ・ワイティティ(Taika Waititi)監督の個性があるユーモアを観るために鑑賞しました。

彼の作品はあの「ソー」シリーズでも発揮され

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アステロイド・シティ

アステロイド・シティ

『アステロイド・シティ』(Asteroid City)という映画を観た。

有名な、ウェス・アンダーソン監督の新作だ。私は、そんなに彼の作品を追いかけているわけではなかったけど『グランド・ブダペスト・ホテル』の雰囲気が気に入ってから割と注目するようになった。

この映画も、近年見られる特徴的な色合いが顕著に表れていた。

観終わった後、美術館で近代アートを観たような気分になれる映画かなと思った。美

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デューン 砂の惑星PART2

デューン 砂の惑星PART2

デューン 砂の惑星PART2(Dune: Part Two) を観てきた。前作は、スクリーンで見逃してしまったため今度こそは必ずと予定していて念願叶い嬉しかった。

映画の内容も、大満足。160分以上ある上映時間があっという間に過ぎ去った。

良い作品を観させてもらったというのが第一印象。原作をも裏切らず、雰囲気を活かした作りは前作に引き続いていて印象が良かった。

音響と美術も手が込んでて素晴ら

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映画『アンチャーテッド』

映画『アンチャーテッド』

映画『アンチャーテッド』(原題:Uncharted) を観た。

原題のUncharted は、まだよく分かっていないという意味、すなわちこの映画の場合は、未踏の地という感じのニュアンスだろう。冒険映画で、かつアクションに分類される映画だった

Uncharted は、プレイステーションで遊べる人気ゲーム。私は、実際にプレイしたことはない。
けれど、映画観ててなるほどアクションしながら宝探しかぁ面

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BEANIE MANIA

BEANIE MANIA

『BEANIE MANIA ー全米を狂わせたぬいぐるみー』というドキュメンタリー映画を観た。この作品、BEANIE BABIES という製品名のぬいぐるみを取り巻く話なんだけど、すごく面白かった。

なんとなく見たことあるぬいぐるみのデザインなのだが、こんなにもアメリカでブームになり売れていたものとは知らなかった。

見た目とても可愛いそのぬいぐるみを収集し始めた人がポツポツと現れた。そして、次第

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MEN 同じ顔の男たち

MEN 同じ顔の男たち

映画『MEN 同じ顔の男たち』を観た。
後半にかけて、画が遠慮なく攻めてくるのでホラー映画が苦手な人は要注意な映画かもしれない。

けれど、これすごい良く出来ている映画だと思った。

所々に「りんご」という果実が出てくるし、宣材写真でも「りんご」の木が出てきた意味が分かった。物語に重要な意味を込めてるんだよとばかりの印だ。

これは、男と女の性の話であると……

性別が「男」であるか「女」であるか

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Dune2 の公開が楽しみ

Dune2 の公開が楽しみ

今月は、Dune の続編が公開されるのでとても楽しみにしています。

次は、絶対劇場で観に行くぞ!!

と、いうのも前回は公開してた事知らず見逃してしまい後からサブスクサービスで観たのです 泣

このDune(デューン)は、日本ではそんなに盛り上がっていなかったけれど世界では大ヒットしました。まあまあ古い賞も受賞している SF小説が原作で、とても有名な話だからです。

公開されると聞くだけでも、自

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映画『バーバラと心の巨人』

映画『バーバラと心の巨人』

私は、パンズ・ラビリンスという映画が好きだ。
1人の少女オフェリアがファンタジーの世界を彷徨う。

しかし、そのファンタジー世界は全て現実と関係ないわけではない。密接に関わっている。

私が、最近観た映画『バーバラと心の巨人』(原題:I Kill Giants)もパンズ・ラビリンスと似通った部分がある。

決して、彼女らが空想の世界を生きている訳ではなく「心」が逃げ場を創っているのがファンタジーの

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日常を描く映画『ショーイング・アップ』

日常を描く映画『ショーイング・アップ』

『Showing Up(ショーイング・アップ)』という映画を観た。

ただシンプルに日常を描いている映画だった。
と、言っても主人公の職業は芸術家だ。

主人公リジーは、彫刻家で、もうすぐ個展が開かれるという設定。

こう聞くと、どんなイメージだろう。

芸術家と聞くと、何となく洒落ているキラキラとした印象を抱く人もきっといるだろうとは思う。

しかしながら、創造する事は地道な作業の組み合わせで、

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エスケーピング・マッドハウス 

エスケーピング・マッドハウス 

映画 エスケーピング・マッドハウス(原題:Escaping The Madhouse: The Nelle Bly Story) を観た。

これは、原題のとうりNelle Bly という女性が残した物語。実話ベースの話となっている。
知っている人にとっては、とても有名な人であるからそれだけで話の筋は分かってしまいやすい。

もし、彼女を知らないという人は最初は調べずにそのまま観た方が映画としては

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アニメーション映画『9』

アニメーション映画『9』

海外のアニメーションはちょっと変わった雰囲気で、日本のものとは随分と違うので色々と発掘するとなかなか面白いです。

しかも、大人向けのものもあり味わい深いものも多い。世界中から探してみると楽しいかも。

アニメーション映画『9』もそんなひとつ。

好みはあると思うのですが、人形劇のようで海外らしい作品という感じ。

しかも、なかなか凝っていて製作陣にはあのティム・バートンも名を連ねている。
主人公

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