岸政彦『にがにが日記』新潮社
岸さんが仕事や飲み会で超多忙な日々の合間に書いた日記。想像したまんまの日常だ。張り切って仕事したり、来る仕事をどんどん引き受けてしまって鬱状態になったり、好きな仲間と徹夜に近い飲み方をしたり、猫を猫かわいがりしたり、死んだ猫のことを思い出しては泣いたり、ライブで演奏したり、奥さんとだべったり散歩したり飲んだり。ところがそのうちコロナで自粛ということになり、あの岸さんでも一日家に籠るようになる(驚き)。でもそのうちちょっと抜けだしたりする。そして最後は「おはぎ日記」。22歳で認