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最新式システムの高齢者施設で働いて思ったこと。

昨日は、久しぶりに初めてのこと満載の看護師バイトだったので、ちょっと疲れましたね。でも、その分、気づきも多くあったので、少し書き出してみようと思います。

東京のおしゃれな駅近に高齢者施設


東京でも西側に住んでいる私にとっては、久しぶりのおしゃれな都会の駅近くのお仕事。お上りさん気分のような気分。普段の生活圏内とは違う、おしゃれな街並みに刺激を受けました。(どんな?すぐには表現できないが。)

独身時代はよく行き来していた場所でしたが、ここ10年以上来たことがなかったので、その変化に少し驚きましたね。
まず、このおしゃれエリアの駅近に高齢者施設がどんと建ってしまうこと。
時代の、日本の変化を感じずにはいられません。

昔はもっと、高齢者施設は田舎で土地が広い、アクセスが悪いところにあったと思うんですよ。
でも、今は都会にもボコボコ建ってしまう。
それだけ、高齢者向けのサービスはメジャーだということですよね。
若者向けのものよりも、ニーズがあるということ。
もしくは、高齢者の介護を抱えた家族が増えたということ。

最新式通信を使って連絡する現場

最初に驚いたのは、iPhoneにインカムを取り付けてスタッフ同士連絡をやりとりするところ。
これがまた、使いづらい。
電池が1日もたずに切れてしまったり、その場ですぐに応答がかえってこない仕組なので伝わったどうかがわかりづらい。
連絡はiPhoneに頼っているので、直接やりとりする機会が少ない。
でも、便利な面もありました。
生活リズムセンサーが各部屋についているので、どの利用者さんがベッドから起きたか、ドアを開けたか、リアルタイムで教えてくれる。
ラインのお知らせ通知のような感じです。
これは、転倒注意の人や徘徊ぐせのある高齢者を介護するには、便利だなと思いました。

看護師の仕事内容が煩雑で分かりづらい

これは、最新式のシステムとかとはまったく別の話なんですが、
初めて現場に入った看護師にとっては、仕事内容が複雑でわかりづらい面が多くありました。
実際、やらなければならない仕事は大した量ではなく、難しい看護技術が要求されるわけでもなかったので、これはもったいないなと思いました。
何がもったいないかというと、単発で入った看護師が複雑でわかりづらいのでまた入ろうと思わない、ということです。

仕組みや最初の説明をもっとシンプルに適切にすれば、そこまで大変な現場ではないのに、これでは人が集まらないな、と。

できる看護師がワンマンでやっていると仕組化できない

この職場に限らず、メインで入っているスタッフが、細かく丁寧でできる人だったりすると、その人を基準に仕事が構築されていくので、いざその人が休みのときに他の人がやろうとすると、複雑すぎてわからない、ということがあると思います。

私が定期的に入っている施設でも、単発バイトの人を雇っていて、派遣の看護師さん向けにマニュアルを私が作ったのですが、一枚の紙にシンプルに時間軸でまとめたものを作りました。
これ以上はスタッフに聞いてもらった方が早いな、というものはあえてのせずに読んですぐ行動できるように作ってあります。

常勤の研修用のマニュアルと単発バイト用のマニュアルを混同しない
たまに、分厚いファイルが置いてあって、最初にこれ読んでください、と言われ、あとは放置ですぐに仕事を任せられる現場があります。
5分10分でそれをすべて理解して、間違いなく仕事をしろってムリですよね。

初めてきた人にもわかりやすく仕組化すれば働きやすい

様々な看護師の単発バイトで働いてきて思うことは、労働そのものが大変というよりも、仕事内容やマニュアルが複雑でわかりにくいので働きにくい、という場合があります。

介護業界はますます人手不足になるし、そのため新しい人や外国人の人を雇うケースも増えてくると思います。
そうなったときに、ベテランの人しかわからない仕事はできるだけ少なくして、初めて来た人や応援スタッフでもすぐに働ける仕組みを作っていくことが大事だし、そういう努力をしていかないと選ばれない職場になっていくと思います。

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