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かぼちゃ好きに贈るレシピエッセイ『洋風かぼちゃパスタと和風かぼちゃパスタ』

(秋になったので、修正投稿します。2023.10.12)某noterさんの記事を読んで、かぼちゃレシピを公開したくなったので、去年作ったものをまとめておきます。実はかなりの料理好きで、パスタにはちょっと自信があるのです。自慢のレシピから、まず2つ紹介します。クリームソースを手作りする時間がない方は、ルーを使うか缶詰やレトルトのソースで代用して下さい。余裕のある方は、是非、手作りしてみて下さい。ミルキーで優しい味がするのです。(豆乳だとさっぱり味)ひとの温もりの味です。

手作りのクリームソースは母直伝の味で、私が大切にしているもののひとつです。私は化学調味料やレトルトが苦手で、小さな時からクリームソースは市販のルーではなく、手作りして欲しい、と母にお願いしていました。母は忙しい時もなるべく手作り派でした。病気で寝こんでる時期でも、体調のいい時だけは手作りしてくれていました。だから私も今でも週末や時間のある時は、なるべく手作りします。代々伝えていきたい習慣と味です。

クリームソースは母の味で、かぼちゃパスタは私が考えた私の味です。特に和風かぼちゃパスタは、自慢の創作レシピです。私には子供がいないので、妹へと伝えていきたい味です。最近、母や私の影響で、妹も料理に興味を持ち始めているので、色々と教える日々です。

手作りのドレッシング、手作りのサラダ、手作りのパスタ、手作りのスープ、手作りのキムチチャーハン……私の自慢のレシピを進化させながら、コツを伝授する日々です。でも強制はしません。妹は妹の味を作り上げていって欲しいからです。そして今は妹は自分でレシピを検索しだしています。便利な時代になりましたね。でもどんなに便利になっても、変わって欲しくないものもあります。

一番、人に伝えたいのは、誰かと料理する楽しさ、食卓を囲む楽しさです。少々、失敗しても、気にしない。もっとレシピを通して、料理の楽しさや命を頂いている感謝の気持ちを伝えてゆきたい。優しい味、スローフードを残してゆきたい。

和風の出汁って、ちゃんととると温かい味がするんです。温度だけじゃなくって、じんわり温かい味。白だしも便利だけど、なんかちょっと違う。だから時間のある時は、生米からリゾット作ったり、丁寧に出汁を取りたい。料理も表現のひとつなんです。さあ、私が伝えたいレシピをどうか作ってみて下さい。

洋風かぼちゃパスタ、多めに作っておいたら、スープとしても、楽しめます!

【洋風ベーコンとブロッコリーの豆乳かぼちゃクリームパスタのレシピ】

(いつも目分量なんで、正確なグラム数がわかりません。ごめんなさい) 
 
材料約4人分:ベーコンブロック、ブロッコリー1房、玉ねぎ、かぼちゃ約500g(かぼちゃは多い方が美味しい)、バターかオリーブオイル、豆乳約2パック(牛乳でも可)、コンソメ、パスタ500g、ローリエ2、3枚、にんにく、鷹の爪、小麦粉、料理酒か白ワイン、お好みで粉チーズとフリーズドライのバジル

1.まず野菜の下ごしらえとベーコンブロックを切って、パスタを茹でる。ブロッコリーと南瓜はレンチンしておく。ブロッコリーは一口大に、かぼちゃは一口大より大きめに。冷めたら南瓜の皮を剥いておく。パスタはたっぷりのお湯で茹でておく。
(できればソースとパスタのタイミングを合わせる)

2.フライパンを熱して、バターを溶かす(バターがダメな人はオリーブオイルにして下さい)みじん切りのにんにくと鷹の爪を熱して、香りを出す。

3.分厚く切ったベーコンに焦げ目をつけて、玉葱を炒める。白ワイン、或いは代用の料理酒を多めに振り入れて、アルコール分を飛ばす(バターを少なめにして、お酒を多くした方がバターが少なくて済むので、ヘルシー)

4.小麦粉を何回かに分けて振り入れて、炒める。粉がまんべんなく炒められて、具にまとわりつくように、少しルーっぽくなったら、豆乳を徐々に加えて、塩こしょうして、ダマにならないように、ローリエ2、3枚とコンソメ、GABANのバジルを入れて、少しずつ煮こんで、ソースをのばしてゆく。

5.ソースがほぼ出来上がったら、レンチンして、余熱で完全に柔らかくしておいた冷めたかぼちゃを加えて、あらつぶしにしながらかき混ぜる。最後にブロッコリーを加えて、更に豆乳を加えて、仕上げてゆく。

6.最後にパスタを盛り付けて、お好みで粉チーズとGABAN(フリーズドライではGABANが一番)のバジルを振る。

(かぼちゃスープとパスタを日によって別々に楽しむために、私はパスタを別にしておきます、かぼちゃクリームソースでパスタを和えてもいい。その時はパスタはアルデンテで茹で上げておいて、後で和える)

*アルデンテとは、芯が少し残るくらいの固さ。

ポイント(具に小麦粉をまぶすやり方だと、クリームソースがダマになりにくく、失敗しにくい。しかし豆乳、または牛乳をゆっくり加えて、常にかき混ぜておく)


和風かぼちゃパスタ、マカロニバージョン、この時はちょっとかぼちゃが少なかった。かぼちゃたっぷり推奨。


 
【和風かぼちゃ豆乳クリームパスタのレシピ】

材料約4人分:里芋1袋、ごぼう1本、鶏肉400g~500gくらい、かぼちゃ約500g(多い方が美味しい)、豆乳約2パック(牛乳でも可)、パスタ500g、小麦粉、にんにく、鷹の爪、バターかオリーブオイル、コンソメ(和風だしか白味噌でも可)、ローリエ2、3枚、料理酒か白ワイン、お好みで粉チーズとフリーズドライのバジル

1.鶏肉を一口大に切る。

2.野菜の下ごしらえ。里芋は包丁で皮をこそげとって、水につけておく。里芋の皮は完全に剥かない。ごぼうは金属たわしかアルミホイルを丸めて、あえて荒く洗って、水にさらす。ごぼうは斜め切り。里芋やごぼうの皮は洗い過ぎては×、おいしさ半減です。忙しい方は筑前煮用の野菜の水煮で。

3.かぼちゃはレンチンして、余熱で完全に柔らかくなるまで置いて、皮を剥いておく。

4.マカロニを茹でて、ざるに上げておく(どんなパスタでもOK)

5.バターかオリーブオイルをフライパンに入れて、にんにくのみじん切りや鷹の爪の輪切りを香りが出るまで炒める。

6.鶏肉をフライパンに入れて、表面を焦がすように炒める。玉葱、人参、里芋、ごぼうなどの野菜を火が通りにくいものから入れて、炒めてゆく。

7.バターを減らしておいて、その代わりにこのタイミングで料理酒か白ワインを多めに回しかける。小麦粉がだまにならないために。

8.小麦粉を何回かに分けて振り入れて、具に絡ませながらしっかり炒める。具に絡ませておくと、失敗しにくい。小麦粉は大さじ山盛り四杯くらい。四人分で二、三日食べられます。

9.少しずつ豆乳をフライパンに入れて、かき混ぜる。慌てて豆乳を一度にたくさん入れないで下さい。豆乳は一度に大きいパック二つくらい使います。

10.クリームソースができたら、ローリエを二、三枚、コンソメ(または和風だしか白味噌)を入れて、野菜を煮こんでゆく。

11.煮詰まってきたら、その都度、豆乳を加えて、かき混ぜる。

12.野菜に火が通ったら、かぼちゃを入れて、煮溶かしてゆく。

13.かぼちゃがだいたい溶けたら、マカロニを加える。ソースが少なければ、また豆乳やコンソメ(または和風だしか白味噌)で調整する。

14.お皿に分けて、粉チーズ、バジルを振って、出来上がり。

(常に付きっきりで鍋をかき混ぜないといけません。苦笑)


料理の楽しさがひとりでも多くのひとに届いて、いつまでも優しい味が残ってゆきますように。

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