私は中学2年生の時に児童相談所の一時保護所に保護された。その時のお話。施設に興味がある人、子ども達のいる環境をよりよくしたい人に読んで貰えたらなにか得られるものがあると思う。ちなみに私も子ども達の環境を良くしたい人の1人だ。

私の保護理由は主に、両親からの身体的虐待、心理的虐待が原因だった。

学校に毎日施設の職員さんが来て、放課後面談した。面談から逃げようとした私は玄関で待ち伏せしているたっくさんの素敵な先生達に引きずり戻され、また相談室で私を保護する為の説得が始まるのだった。

「今日保護しないと貴方の命が危ないの」

とか言われて。私はどんな所か分からない所に行きたくなくて断り続けた。そうしたら遂に授業中にまで職員さんが来るようになった。さすがに色んな大人迷惑がかかってると思った私は「じゃあ今度行きます。｣と言った。そしたら「じゃあ今日いきまっしょう！！」(？)となりそのまま保護されたのだった。(よしきた！みたいな感じで言われた)

施設に着いた私はまず、裸にされた。ケータイとか色んなものを下着に隠したりする人もいるとかなんとかで。
それが終わるとご飯が出された。たっぷりの鮭のホワイトソースがけ。食欲なんてあると思う？？思わないよね？(圧)
その食事を完食出来なかった私は次の日からご飯が半量になった。おかずもご飯も全てみんなの半分。あまりに少なくてずっとお腹が空いていた。でも、嫌いな物を食べられずに他の子が何時間も座らされて食べている姿をみて、とても全量に戻す気にはなれなかった。

そして私は番号で呼ばれていた。子ども達がお互いの名前を覚えないようにする為かなと今では思うが8番！8番だぜ？信じられる？タオルにもクシにも番号がふられていて自分の番号のものを使う。本当に悲しかった。一生忘れない。

月曜日〜土曜日は勉強の時間があって、私はずっと簡単な漢字みたいなのをやっていた。中学の時間割を覚えていた私は授業についていけなくなる事が凄く不安に感じながら灰色の線に鉛筆を重ねていたように思う。

そして日曜日は体育館を朝から走る。これが本当に憂鬱で、でも優等生で居ることで早く出られるかもと僅かな期待を持ちめちゃくちゃ一生懸命に走った。

施設に来て、お通じが出そうだったら検便があるから容器渡すので言ってください。と職員さんから言われていたのだけど、1週間位経っても何故か全然でなくて、その頃から1日に何度も検便ちゃんとしないなら浣腸しますよ！！💢と言われていた。私は「浣腸｣がなにか分からず、でも脅しに使われるものだから相当怖いものなんだと思って、その間にもどんどん浣腸脅しのスパンが短くなっていくのを感じて遂におしりに検便の棒を突っ込んだ。浣腸といえば小学生男子がやるｶﾝﾁｮｰ👆しか浮かばなくて、でもそんな事を口に出したもんなら本物の浣腸が早まりそうな気さえして。。なんの話？？まぁこんな事も相談できない雰囲気だと伝わってくれたなら嬉しい。

ひとまず、思い出した私の一時保護所での経験を書いてみました。また何か思い出したり、好評だったら第2弾としてお伝えしたいとおもいます。みんながみんなこんな経験をしている訳ではないので伝えられる人が伝えられるタイミングで伝えていくことが大事かなと思っています。私も子ども達の環境を変えたい1人なので、これを読んで下さった方は仲間なので。何卒よろしくお願いいたします。

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