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最近読んだ本・読んでいる本いろいろ

あんなに寒かった冬もいつの間にか過ぎ去り、春の陽気に包まれる暖かい日常になってきました。
冬眠していた生き物たちだけでなく、人間たちも活気づいてきた、そんな感じです。

以前から空いた時間に少しづつ読んでいる本、最近購入した本、親しい同僚に貸してもらった本、などなど、私の周りには「本」がいつでも出番を待ち、スタンバっています。

歳もとったせいか、本も一気読みができなくなり、本当に「少しづつ読み進める」ようなスタイルになってきました。そのぶん、いつでも読める状態の本(単に読了できていないものもある)が常に何冊かあるような状態です。

コミックエッセイはそれほど時間はかかりませんが、お気に入りの作品は読み返したりして楽しんでいます。

最近読んでいる本、読んだ本を簡単に紹介。
今回は記事タイトル写真にある6冊の中からとりあえず3冊を。

■コミックエッセイ『ねことじいちゃん10』(ねこまき)

コミックエッセイで好きなシリーズ。文字も多くなく小さすぎず、しかも手書き(風?)の優しい文字がいい。

小さな離島で猫と大吉じいちゃんたちが和やかに朗らかに暮らしている風景が優しい。じいちゃんたちと一緒に日常を支える数少ない若いお医者さんや喫茶店のおねえさん。
大吉さんたちの少年時代(戦中~戦後間もない頃)の思い出話なども出てきて、古き懐かしい時代を再現しています。

こんなふうに老後を過ごせたらな、と憧れたりします。現実にはこんなに朗らかな時間ばかりではないと思うけど、憧れるのはやめなくてもいいですよね?

■コミックエッセイ『くらべて、けみして 校閲部の九重さん』(こいしゆうか)

新潮社の校閲部に協力してもらって、校閲という特殊な仕事についてマンガと文章で紹介した作品。

仕事柄興味を持つ部分も多く、編集者もそうだけど校閲者も書籍をつくる上では裏方として地味に貢献しています。とはいうものの、極端な話、その人たちがいなくても本は作ろうと思えば作れます。
ただ、精度に欠けたり、読者が読んだときに分かりにくいままだったり、著者の主観が強すぎて客観性に欠けていたり、矛盾や間違いがあったり誤字脱字があったり、著者だけの推敲&校正では限界があるのです。

作品の仕上がりとしては、やはり第三者の目が入って手間暇かけてチェックしたほうが、より洗練されていきます。
第三者としてチェックのプロに手伝ってもらうほうが、より良い作品に近づけることができると思います。

この仕事は正解がない。作家さんやその本のカテゴリによっても対応が変わるし、チェック内容に個人差もある。
この本では校閲の中堅・九重さんが新入りの子に校閲の仕事を教えるというスタイルで読者にも解説をしています。本のタイトルの「くらべて、けみして」の意味もわかりますよ。

■エッセイ集『月と散文』(又吉直樹)

本屋で衝動買いした本。表紙カバーの松本大洋さんの装画に惹かれたのもありました。
松本大洋さんの絵って好きなんですよね。コミック『SUNNY』とか、すごく好き。
又吉直樹さんも芸人さんとしても好きなので読んでみたくなりました。

というか、実は少し前に家族とささいなことでケンカしまして、ちょっとグレた気分で頭を冷やそうと夜に近くのショッピングモールまで片道2キロほどの道のりを歩いていき、店内をあてもなくブラブラさまよい、その流れで入った紀伊國屋書店で時間を潰していた時にこの本と出会いました。

又吉さんの優しい口調のラジオをよく聴いていたということもあるのと、テンション低めでうっとおしくないさりげない雰囲気の又吉さんのエッセーだから読んでホッとしたいというのもあって衝動買い(笑)

まだ読んでいる途中です。小説ではないエッセー集だから少しづつ読むのにはちょうどいいです。
慰めてほしいときに読みたいので、そのとき用にとっている本でもあります。

まだ他にも読んだ本のことを書きたいけれど長くなるので今日はこれで。

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余談:ドラマの話ですが、NHKの『舟を編む』、『天使の耳』(後者は1話が始まったばかり)は面白いです♪
単発ドラマで過日NHKで放送された『ケの日のケケケ』も良かった♪

余談②:『月と散文』のところで家族とケンカと書きましたが、シンプルにいうと配偶者です。ブレイディみかこさんではないけども。あえて呼ぶならそうかなと。

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