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母親と瓜二つだった、僕のリズムの取り方、音楽の聴き方。#人間

こんばんは。瑞野蒼人です。

実は、先日公開したMr.Childrenのライブレポートが早くも1000PVを突破しました。みなさまのたくさんの愛読に心から感謝いたします!!やっぱり、ファイナル公演の内容ってみなさん注目しますよね~。私もよくこれだけ覚えてちゃんと書けたな、と感心してます。

円盤化されたら、ぜひ内容を比較してみてください。瑞野の記憶力の良さにみなさんきっと腰を抜かすことでしょう。へへへ。(自画自賛が過ぎる)

さて、話は遡って
5月の京セラドーム大阪公演。

かねてからnoteでも話していたが、私は人生で初めて母親をライブに連れて行った。親から教わり、幼い頃からその魅力を叩きこまれてきたモンスターバンド・Mr.Children。30周年の節目に社会人になった私は、どうにかしてその恩返しを母にしようと、その機会をセッティングしたのだった。

正直、母がどんな風にライブを楽しむのか
まったくと言っていいほど想像がつかなかった。

これまでの人生の中で、母が泣いたりしているところをあまり観たことがない私。対して、感受性があまりにも強すぎてオープニングの段階で号泣してしまう私。私と同じような感じで母も歌や言葉に感動したりして泣いたりするのかなぁ?と半信半疑なまま、ライブが開演した。


オープニングからの怒涛のようなノリのいい曲の連打にやられまくった私たち。全力で体を動かしまくり、手を叩き、声を出せないなりの楽しみ方を模索しながら全身全霊でMr.Childrenの音を楽しんでいた。で、桜井さんの最初のMCが入った後、わりとゆったりとした曲が続くゾーンに入った。その時、私は母が楽しんでいるかどうか気になって、ちらっと横を見て母の様子を伺った。

すると、だ。隣の母も私と全く同じ
リズムの取り方をしていた。
いや、これが本当に全く一緒なのよ。身体の動きが。

首を上下左右にゆったりと振ったり、体全体を右へ左へ揺らしながら聞いたり、全身で音楽を感じているような、そんな素振りだった。私はもう途中から母のことが、愛おしんだか可笑しいんだかよく分かんなくなって、私はちょっとはにかみ交じりでこっそりと笑った。

母は、本当に私の母なんだなぁって確信した瞬間だった。

あと、私が無く曲は、母も泣く。感動のツボが一緒なのか、それとも曲の好みが似ているのかわからないが、ことごとく一緒のタイミングで泣いていた。最初は母に泣いてるのを悟られるのが恥ずかしくて抑えめに泣いていたけど、どうにも収まらなくて声を上げてボロボロ泣いていた。そしたら、母も目頭を押さえて静かに泣いていた。途中からもう我慢するのもまどろっこしくなって、ひたすらに泣きまくった。

やはり、血には絶対に抗えない。

性別が違っても、見てきた世界が違っても、どんなに別々の道を歩こうとも、必ず心の奥底の大事な部分には家族の血筋とか遺伝とかそういうものが流れているんだということ。そして、それには絶対に抗ったりできないんだなってことをちょっと実感した。


そんな母は最近、私の影響でOfficial髭男dismにハマりつつある。私が実家に送った武道館のライブCDも、出演番組を録画したDVDも、毎日車の中で擦り切れるほど聴いているらしい。

よし。じゃあ今度はヒゲダンのライブに連れてってあげよう。そんでもって、親子そろって藤原聡のあのハイトーンボイスに度肝を抜かれたいなぁ。それから、あとスピッツも連れてってあげたい。私が企む野望は、どんどんと広がるばかりである。



おしまい。



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