見出し画像

誰か『関口宏の東京フレンドパークⅡ』のことを覚えてるやつはおらんか

わーわー言うとる間にすっかりテレビ局各社の2023秋改編が終わってしまった。最近もっぱらTBS派になりつつある私は、リンカーンの後継番組という不敵なコンセプトをぶち上げた『ジョンソン』の放送スタートに一番期待を寄せている。

初回は伝統の企画『芸人大運動会』だったのでまだ番組本来の持ち味が出るには時間がかかるだろうが、それでもネット配信に押され気味でなかなか活気のない地上波ゴールデンにこれだけ腕ぶん回したゴリゴリバラエティが立ち上がることに意義があるとは思っている。今後の成長が楽しみだ。


今でこそ『ネプリーグ』とか『有吉ゼミ』とか、人気番組の多い月曜ゴールデンタイムだが、私からすると、TBSの月曜日というのは『フレンドパーク』からの『水戸黄門』という記憶でだいぶ止まっている(古い)。

知らない方に向けて説明すると、『関口宏の東京フレンドパークⅡ』という番組は1994年から2011年まで続いたTBSの長寿バラエティ番組で、当時としては非常に活気的な体を使ったアクションとクイズが合体した、遊園地をコンセプトにしたゲーム番組だった。当時の芸能人はこれと『いいとも』に出演することがある種のステータスだったらしい。知らんけどな。

挑戦者はゲームをクリアすると金貨が貰えて、最後にその金貨1枚とダーツの矢一本を交換して、欲しい商品をもらうためのダーツに挑戦するわけだ。ここが番組最大のハイライト。なんならここが楽しみで見てたところはある。

一番高い景品は『パジェロ(車ね)』。なので、観客はお決まりで『パージェロ!パージェロ!』って煽るんですよ。もちろん、挑戦者が本当に欲しい景品も入ってるからみんなガチ。でもたまにとんでもないところに矢がぶっ飛んでいって、矢が落ちたところの床に『●●様』って書かれた目印がいくつも付けられたりしてました。懐かしい。

記憶にあるところで言えば
オードリー若林さんもM-1で大ブレイクした頃
パジェロを当てたことがあるんですよ。へぇぇ。

もうすっかり令和になったし、ダーツの時に『パージェロ!パージェロ!』って言っても誰もわかんない気がするし、関口宏が司会でさ〜って言っても絶対Z世代は『は?誰?』って感じでピンと来ないでしょ。

ちょっと一回水曜日のダウンタウンに出してみようかしら。「Z世代、ダーツする時に『パージェロ』の掛け声誰もやらない説」とか「Z世代で関口宏のファン皆無説』とか。

っていうか大体若者はパジェロを知ってんのか。日本の自動車業界に四輪駆動を大幅普及させた第一人者でもある、三菱自動車の元祖小型SUV『パジェロ』。調べたところなんとちょうど2年前に生産を終了しているとのこと。そりゃフレンドパークの記憶もどんどん薄れるわけやな。

ちなみに、私がフレンドパークで一番好きだったアトラクションは『デリソバデラックス』。挑戦者が出前用のカブに二人乗りして、前はハンドル操作・後ろはソバのせいろを持って、落としたりクラッシュしたりせずにTBSまでソバを届けるというタイムトライアルである。あのハラハラ感が味わえるテレビは今はもうなかなか無いねぇ。

関口さん、サンデーモーニング辞めるんだったらBS-TBSでフレンドパークⅢやってみませんかね?とか言ってみたりする。

みなさんも何か記憶に残る
フレンドパークの思い出あったら教えて下さい。
ではまた。



おしまい。



ーこちらの記事もおすすめー


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文