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母親に女度で負けた話

母親に女度で負けた話

私の母はおばちゃんという言葉がよくにあう。こどもが大好きで読み聞かせのボランティアをしている専業主婦。集団の中ではいつも大声でおどけて笑っていたがまったく楽しそうではなかった。いじめられっ子だった過去から抜け出せないのか少々卑屈な部分があったのだ。見た目は太っていて昔から丸い眼鏡をかけている。テレビでハリセンボンの近藤春菜さんが出てきた時に周りは笑ったけれど、あまりに似ていたので家族は笑えなかった

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あ、怒ってるんじゃなくて寂しいんだな。

あ、怒ってるんじゃなくて寂しいんだな。

「さみしいってこわいよ」小学校で働く友人が噛み締めるように言った。その噛み締めるような、水底にゆっくり沈むような声が何年経っても忘れられない。

学校にはみんなと同じように授業を受けられない子がいる。ノートが開けなかったり、外に飛び出してしまったり、色々な理由で勉強どころじゃない子達。

そんな大人たちが思う困った子は
実は誰より本人が困っている子で

家庭での時間が充実してない事も
少なくは無い

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今年の推し芸人はオードリー若林以外あり得ないっつーの

今年の推し芸人はオードリー若林以外あり得ないっつーの

なんてタイトルだ。でも私の心の叫びを表現するにはこのくらいトリッキーじゃないといけない。そのくらい今年はオードリー若林ブームが巻き起こったし、何なら命を助けられ、命の恩人を愛してしまったまで言ってもいい。あいらぶ若林、あいにーじゅー若林。

今年の振り返りとしてはあまりにもハイカロリーな彼への感謝と愛情。本人に届きませんようにと祈りながら勢いのまま書き残したいと思います。

魅力しかないまず、それ

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【お金が無い】専業主婦の31歳になる

【お金が無い】専業主婦の31歳になる

明日でまたひとつ歳を重ねます。ガルヤマです。

育児中専業主婦貯金はマイホーム頭金に消えました。お誕生日何しようかと考えて3ヶ月ぶりに美容院に行きました。

カットしてトリートメントしてブルーで染めました。
12,000円。これは染まったんでしょうか。
なんだかあまり変わってないような気がする。
けど言われてみたら
髪洗ってない2日目くらいのツルツル感があります。
いたんだ毛先が整ったせいか
ブル

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父が語る愛についての話

父が語る愛についての話

母が亡くなったのはもう2年も前の事
いまだに毎日思い出すが
ふと思い出した事なので書きとめたい

思い出すという表現になったと言うことは
やっぱり時間は経っているのだなと
書いてみて実感した
これは忘れたく無い家族の思い出話です

母は病室で亡くなった
連絡があって父と2人で駆けつけたが間に合わなかった
病院のベットで事実を知った父は母を抱きしめて人目も憚らず大声で名前を叫びながら泣いた

ドラマ

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近所のスーパーには地域を支えるレジ係のおじさんがいる

近所のスーパーには地域を支えるレジ係のおじさんがいる

近所のスーパーにはレジ係のおじさんがいる。色白のひょろっとした長身の男性。夕方のこじんまりとした店内に「長身」で「男性」はとにかく目立つ。

女性や高齢者のおじいちゃんおばあちゃんがカートを引く中では見失う方が難しいくらいだ。

おじさんはレジ打ちがめちゃくちゃ上手い。どのパートさんより丁寧で上品で所作がとても美しい。

私が無造作にぽいぽい放り込んだ商品はスキャンされると、まるでテトリスのように

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