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読書日記・1月22日~28日

1月22日(月)

ひらいめぐみさんの『転職ばっかりうまくなる』に、好きなことを仕事にすることの弊害が書いてあった。本屋さんへ行くことが癒しの時間だったひらいさん。しかし書店員になってから本屋さんへ行くと、その店の本の配置や入荷本などが気になるようになり、癒されるはずの本屋さんでも仕事のことばかり考えて気が休まらなくなったそうな。

私もひらいさんのようになりそうなので、本屋さんが大好きだけど本屋さんで働くことを選んだことがない。好きなことを仕事にしたほうがいいと耳にすることは増えたけど、たぶん、仕事を好きなことにしていくほうが正解なんだろうな、なんてことを考えていた。言うは易く行うは難し。

1月23日(火)

ひらいさんの『転職ばっかりうまくなる』に、こんなことが書いてあった。

書いている時間だけが、文章を作るわけではない。書くテーマや問いを深めることはもちろん、文章を直したり、推敲したりするとき、考えることと書くことは常にセットなのである。これまで「書くこと」が好きだと思っていたけれど、わたしはきっと「書く」に伴う「考える」という行為が好きなのだと思う。

『転職ばっかりうまくなる』より引用

「文章を書く」には「文章を考える」時間が発生する。けれど私はその「考える」時間を軽視していたような気がする。思ったことを思いのままに文章にしまくってきたせいで、考えることをおろそかにしていた。もう少し「考える」ことにも時間を使いたい。

1月24日(水)

『卒業生には向かない真実』を読み終わる。ラストをどう受け止めたらいいのかわからず、この本を読んだ人の感想をネットで探してみる。すると賛否両論の「否」があまりにも多くてビックリした。個人的にこの三部作は面白いと思っていたんだけど(暗い内容なので面白いという表現はたぶん適切じゃないと思われるものの)、読んだ人の大半は否定的な意見なことに驚いた。たしかに作品の内容が許されるのなら、何をしてもOKってことにもなるから否定されるのが当然なのかも???? とりあえず、誰にもオススメしてはいけない本だってことはわかった。

1月25日(木)

久しぶりに雪かき。汗だくになりながらスコップで地道に雪をかき、朝からグッタリするほど疲れる。そして夜、全身が筋肉痛のように痛み出し、当日に筋肉痛があるということは!!若いってことじゃないか!!!と、夫に自慢して、さあ立ち上がろうとした瞬間、まったく立ち上がれなくてビックリした。夫に支えてもらい、ひざをプルプルさせてどうにかこうにか立ち上がる。「もう若くないんだから無理しないで(満面の笑み)」と夫に言われ屈辱を味わう。

1月26日(金)

かぜのたみさんの『低コスト生活』を読んでいる。

 なぜか消費が減らないときは、「●●が欲しい」という欲求が強いのではなく、むしろ手元のお金にすぐに頼ってしまって、考えるのを怠けているというのが実態に近いのです。 
お金は便利な反面、自分でちょっと考えたり、工夫して解決できることも、「お金がやってくれるし」と怠けさせる作用があります。

『低コスト生活』より引用

お金を使うことが怠けているという発想が心にささる。お金で解決しようとするのではなく、お金を使わずに解決する方法を頭で考えて実行していくこと、これが浪費の多い私に必要なことなんだろうな。考えるのは面倒くさいけれど、お金に頼りまくるのはやめたい。

1月27日(土)

ハリーポッターの映画を一気見しようとして一週間が経過。今のところ4作目まで到達。回を重ねるごとにダークさが増している世界。DVDを持っているくせに実は映画を最後まで見たことがないので、物語の結末がよくわかっていない。どこかでネタバレに遭遇したので知っていることもあるんだけど、先の展開がちっとも読めなくて、今になってハリーポッターにハマりまくっている。原作も全巻買ってしまおうか真剣に悩み始めた。

1月28日(日)

本を読んでいても文字がすべりまくって頭に入らないときがある。内容が頭に入っていないのは割といつものことだけど、本が読みたいのに読めないストレスが発生しそうなので、無理に読書するのをやめてアガサ・クリスティーの『白昼の悪魔』を読み始めた。本が読めないときでもクリスティー作品は読める。不思議。


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