細田守監督のおそらく最高傑作なのではないか。

一時期、ポスト宮崎駿として、
細田守監督と新海誠監督が挙げられていましたが、
まあ、細田さんが一方的に不利だと思います。

明らかに長嶋級の天才。
手塚治虫、宮崎駿、新海誠と連なるのに対して、
細田さんはどちらかといえば、
途中で出てくる二回戦ライバルキャラみたいな印象。
すいません。
いや細田監督もすごいんですが、相手が化け物すぎるんです。

細田監督は天才の直感ではなく、
プロの合理で作っているような気がするんですね。
合理ってのは既存の枠を超えられないので、
どうしても破天荒な天才には後れを取ってしまう。
でもそれは、元来、悪いことではないのです。

天才のやることを真似しようとしてはいけません。
むしろ学ぶべきは細田監督の方・・・・

何を言ってるんでしょうかね？
話の方向性がずれたような気がしたので、恥ずかしながら戻ってまいりました。

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以前に狙われた学園を紹介したのですが、
今回の時をかける少女も、昔の原作付き映画のリメイク版となります。
このタイトルに関しては、旧作映画も観たことあります。
リアタイではなく、昔の映画を観てみようイベントの時です。
（いや自分イベントなんで世間でそういうのがあったわけじゃない）

歌曲が、すごく良かったです。
主役、原田知世さんのアイドル映画です。

でも当時は一世を風靡したので、時代感を探るのにうってつけ。
あの時代の空気が少しだけ分かりました。
（当時、私は幼児だったので幼児目線でしか覚えていません）

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さてリメイク版アニメ映画ですが、
私は本作こそが、細田さんの最高傑作だと思っているので、
端的に言ってベストマンダムでした。

タイムトラベルという形式でしか許されない独特のストーリー展開。

タイムトラベルモノって、脚本の世界ではコペルニクス的転回なのではないでしょうか？
なにせ前後の展開を入れ替えることが合理として許されるんですから。
同時にミステリとしての効果も出る。

これは反則級のオモシロストーリー展開ですね。

主人公のキャラも立っているし。
キャラを立てるための演出がそのままタイムトラベルの紹介にもなっているし。
この主人公（ヒロイン）遊ぶことしか考えてねえっ！
全体的な流れは恋愛青春ものなんですが、その方向に行く気配がない。

さらに前作のヒロイン（女性）がさりげなくカメオ出演してるのが、昔の映画を知っている人たちにも嬉しい展開。
当然ながら原田知世ではないのでしょうけど。

海外でもだいぶ売れたんじゃないかな。

細田監督のその後の作品は、ここまでの評価はもらえなかったような気がするのですが、間違っていたらすいません。

タイムトラベルモノは偉大でしたね。
これはもう、俺はタイムトラベルものしか書かん、とかいう人が出てくる日も近い？

↑　狙われた学園の記事はこちら。

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