我々日本人は、いつの時代も「生き方」「人としての在り方」「死生観」を大切に生きてきました。
現代でもそれらを大切に体現している人は、周囲から尊敬され信頼され自分らしい生き方をしています。
やはり、人と人なので「人間性」を最優先として考えるのが日本人であります。

これは今に始まったことではなく、古来から続く価値観です。
過去の書物、文献には現代にも引き継がれているような道徳観が多くあります。これは素晴らしい財産です。

また日本は建国から約2700年という世界でも類を見ない最古の王朝で、初代神武天皇を始めとし現在の126代今上陛下まで続いている万世一系の國體を持つ世界最古の国であります。

これは紛れもない事実であり、途方もない間多くの歴史を刻んできました。
ちなみに日本の次に古い国家はデンマークで1100年弱です。
今から1100年前の日本は900年代初頭で平安時代真っ只中でした。この頃は貴族の時代で優雅で教養、文学の発展を遂げた時代で女性が活躍した時代ともいえます。現在でもこの時代の書物や物語が多くの人に愛されています。

いつの時代も「人間性」を重んじてきた日本人。

富が多いか少ないか、身分が高いかどうか。ではなく人としての在り方、生き方、死生観。を大切にしてきました。そして困っている人には耳を傾け助ける。物が無いのなら貸す。隣の家の醤油が無くなったら分ける。このようにして皆で支え合って生きてきたのです。そこには損得を超えた純粋な真心があり、隣の家も近所も自分の家族のように大切にしておりました。

これは現代日本でも受け継がれております。物事を決める際の判断基準や、道徳心、そこには心から相手の役に立ちたいという実直さがあります。
ですが、希薄になっているのも事実です。「今だけ、金だけ、自分だけ」が先行しています。今の時代は世界との競争や交流が激しく、またSNSやメディアなどではひとりひとりが世界と繋がることができ、色々な考え、道徳心、価値観があります。良し悪しはこの場では言いませんが、日本人が日本人らしさを失っていることは紛れもない事実です。これは今に始まったことではありませんが、様々なところで見られます。

ですが、今の時代、今の日本、ひいては世界に対して「古来より続く日本の心」が必要だと思います。世界情勢も不安定で、争いが絶えない世の中です。これを治めることができるのは世界最古の国家で、右も左もなく受け入れられる寛容と平和の心を持った我々日本人です。
だからこそ、過去に学ぶことです。過去の偉人、かっこいい生き方をした日本人、たくさんいます。

書物や本、それよりも手軽なスマホ。アクセスするには画期的なもので溢れています。これらを駆使し、美しく、気高く、潔く、かっこいい日本人を取り戻しましょう！これが世界のためになります。そして美しい未来につながります。