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いたかもしれないタコ図鑑

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太古の昔、もしかしたらこんなタコがいたかもしれない…?タコはほとんど化石に残らない生き物。だからどんなタコがいたか全くわからない。それならあんなタコやこんなタコ、好きなだけ想像し… もっと読む
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いたかもしれないタコ図鑑no.4 ネクトカリス

いたかもしれないタコ図鑑no.4 ネクトカリス



カナダ、中国の澄光(ちょうこう)から化石が見つかっています。体の柔らかい無脊椎動物の化石が見つかることは非常に珍しいです。なので、ネクトカリスの他にももっとたくさんの種類の頭足類が大昔に存在していた可能性だってあるわけですね。もしかしたら足が1本しかない頭足類がいてもおかしくありません。昔の生き物の姿を想像するのは時間を忘れることができるくらい非常に楽しい遊びです。

いたかもしれないタコ図鑑 no.3 スカルパス

いたかもしれないタコ図鑑 no.3 スカルパス



スリランカのタミル族は紀元前6世紀から500年間海葬の儀式を行っていた。現在は行っていない。当時の海葬の儀式とは、村で亡くなった人の別れの儀を行ったあと、亡骸を崖から海に落とすという儀式である。これを500年繰り返していた。

この海葬の儀式を行っていた崖の底には、500年間亡骸がたまり続けた。肉や骨を求めて様々な魚や甲殻類がやってきた。その中に、人骨に擬態してやってきた魚や甲殻類を食べるタコ

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いたかもしれないタコ図鑑 no.2 ノウエンダコ

いたかもしれないタコ図鑑 no.2 ノウエンダコ



ノウエンダコは約700万年前から500万年前まで生息していたかもしれないタコである。タコなので化石は見つかっていない。

ノウエンダコの最大の特徴は、海藻を栽培することである。栽培の目的は以下4つである。
1 食料となる魚をおびき寄せるため
2 自分の身を隠すため
3 非常時に食べるため
4 卵を産み付けるため

最大の目的が魚を呼ぶためである。ノウエンダコは好みがうるさく、個体によって好きな

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いたかもしれないタコ図鑑 no.1 サナダコ

いたかもしれないタコ図鑑 no.1 サナダコ



サナダコは約200万年前に生息していたと思われる体長わずか5mmのタコです。化石は残っておりません。
このタコは非常に弱々しい生き物なのですが、ヒトに寄生することで繁栄することができました。
シジミの仲間に卵を産み付けて、その貝を食べたホモ・エレクトゥス(原人)の鼻腔内に住み着きます。
2ヶ月間、鼻腔の粘膜に張り付いて血液を吸い取ります。
このとき、サナダコから分泌される体液のせいなのかわかり

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