寝顔と夢。

私たちは自分がどのような寝顔をしているのかはわからない。寝顔には潜在意識の状態が現れる。寝ているときは、顕在意識は眠っていて、潜在意識が起きている。潜在意識が起きているということは、潜在意識が表面に現れているということである。つまり、寝顔に潜在意識の状態が反映されているのです。

昼間の主役は、顕在意識。顕在意識は、嘘もつくし、お世辞もいい、自分を良く見せようと演出する。自分を着飾ることができるのだ。しかし、夜は主役が交代する。寝ているときは、潜在意識が主役になる。そして、人生の黒幕といわれる潜在意識の状態がありのままに浮き彫りになるのである。

昼間は自分を演出し、偽ることもできるから、側から見たら、最高な人生を送っているのだろうと思わせることは可能である。しかし、そんな人でも、夜、眠りにつけば、引きつった顔で苦しそうに寝ているかもしれない。このような人は、表面的には幸せそうに見えるが、裏を返せば、本当は不幸なのである。

また、苦しい夢を多く見るという人もいる。繰り返しになりますが、夜は潜在意識が主役なのである。その苦しい夢は潜在意識の奥に根付いている観念が表面化した結果といえる。だから、苦しい夢を見る人の潜在意識は、やはり苦しいことで埋め尽くされているといっても過言ではない。

表面を演出することはできる。しかし、潜在意識を演出することはできないのである。どんな表面に素晴らしい演出ができても、潜在意識が苦しい状態ならば、苦しい人生なのである。だからこそ、本当に人生を明るいものにしたければ、潜在意識に的を絞って、潜在意識を良い状態に変えることが必要なのである。

そのための手段が、

楽しいことに心を向けることである。

簡単にいうと、楽しいことだけイメージすることである。この思考の癖がつくと、より多く楽しい連想をしているので、潜在意識に明るいイメージが浸透し、潜在意識の状態を良くしてくれるのです。

苦しいイメージをするにしても、楽しいイメージをするにしても、日頃の何気ないイメージが人生に大きく影響してくる。だから、イメージしていることにより注意を払い、楽しいイメージをする心がけを持って、毎日少しずつ、そして粛々とプラスのイメージを繰り返していくと、人生をプラスの方向へと導いていくことができるのです。

“どんな夢を見ますか？”

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も幸せな一日をお過ごしください。

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