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世の中は3学期がスタート!うちは相変わらず学校は行かないってよ!

冬休みが終わり、昨日から3学期がスタートの学校は多いんじゃないでしょうか?
うちの子達の学校は昨日から新学期でした。

SNSからは不登校児ママ達が、様々な心情で朝を迎えているんだなという印象を受けました。

3学期から行く!と言い出した子供や、心機一転を目標にしていた親子などうまくいった家庭もあれば、思うようにいかなかった家庭もあると思います。思うように行かなかった家庭では、辛い思いや悩みが増幅してしまっているママ達も多くいるんんだろうな〜😢

私はというと、子供たちが学校へ通うことをゴールにしているわけではないので、3学期が始まるからという理由で変にソワソワすることはないのですが、そうはいっても内心若干揺らぐ部分も全くないと言ったら嘘になります。


しかし、「子供たちにどうにか学校に行ってほしい!行けるようになって欲しい!」と私はやっぱり思ってませんし望んででもいません。
なのになんか引っかかるような気がするのはなんだろう?

こんなときは書いてみよう!ということで、改めて私の考え方を整理してみました!

うちの3学期に向けてのスタンス


我が家は子供達に事前に「冬休みが終わって3学期ってゆう新学期がスタートするよ!学校全体が休みでみんな同時にスタートだから行きやすいっちゃ行きやすい日だけどどうする?」と聞いてみたところ…

長男は「行かない!」
次男は「ちょっと行きたいような?でも行きたくないな。通級教室なら行ってみてもいいかな」ということでした。


繊細で慎重で深く考えまくるタイプの長男にとっては、「みんな初日」というのは少しハードルが下がり行動しやすい状況だと思ったから一応このように声をかけてみました。



以前の私だったら、「新学期だし、みんな初日だから大丈夫!心配ない!」とゴリ押しで無理やりにでも背中を押して登校させていたと思います。
しかも今はホームスクーリング生活により、本人のメンタル状態もほぼ100%までチャージされている絶好のチャンス!



しかし私は、子供のメンタルは100%まで回復しているにも関わらず学校に行くように促すことをやめました。
これは本人の気持ちを尊重することにしたからです。


HSC気質の優しい長男は、私が強行すれば学校は行けます。空気を読んで人の顔色伺って気を使って行けちゃうんです。
まじでどんだけ優秀なのよ…。😓

そう、親からしたら「めちゃくちゃ良い子」なんです。
良い子の定義ってなんなんでしょうね。

良い子だねーって言われる子って、大人にとって都合の良い子じゃないですか?そんなんなら良い子である必要なんかありませんよね!
息子にも常々言っていますが、完璧主義で優しくて繊細な長男はそれでも良い子でいることに一生懸命。

そんな息子に、学校行くように私が促したところで「母ちゃんが安心するから、母ちゃんが喜ぶから」だけに過ぎません。

親や先生からのプッシュや友達からの声かけで「来てね。待ってるよ!」で行ける様になることももちろんあると思います。

でもここで「先生が待ってますって言ってたよ!お友達も早く来てほしいって!みんなもそう言ってくれるし学校行こうよ!」と私が発言してしまったら自分の気持ちは後回しになり「母ちゃんのため、先生が言ってるから、友達が待っててくれてるから」と本当は嫌でも学校行こうとしてしまいます。



何に引っかかるんだろう?


このような性格の息子の育てたいところは明確です。
自分の気持ちに蓋をして無理に周りに合わせずに生きていけるようにしてあげたいので、他人軸から自分軸に切り替えて考えれるようにすること。


それがまだ出来ない状態でいくら学校へ行ったところで、また同じサイクルを繰り返してしまう。
人に言われたからではなく自分から行動を起こして学校に通うようにならない限り、無理に行かせたところで行くことは出来ても、毎日をこなしているだけの生活になってしまい、心の成長とは真逆の効果を発揮してしまいます。

常に緊張しながら自分の気持に蓋をして、周りに気を使いながら新しいことの連続の学校生活は長男にとってはスーパーハードモードなんですよね。

同じことでもイージーモードでいける子、ノーマルモードの子、ハードモード、さらにはスーパーハードまでがいることに気づいてから長男に対しての学校に行く行かないに関しては、もう完全に任せることにしています。

なので、長男が学校へ行かない選択をすることは私にとって引っかかることはありません。


次に次男。
次男は「ちょっと行きたいような?でも行きたくないな。通級教室なら行ってみてもいいかな」とのこと。

こっちの方が兄パターンよりはるかに難しいですよね。
なにそれ!どっちなのよ?って。笑


行くなら行くで学校の準備したほうがいいのかな?
学校に電話したがいいかな?
通級クラスがいいなら担任にも言わなきゃだし、支援の先生にも直接話したがいいよね?でもやっぱ行かないのパターンもありえるしな。
と、一気に頭の中グルグル。

案の定、やっぱ行かないとなりいつもの毎日だったのですが、ここが今日の私のひっかかりポイントでした。

私は別に学校行くでも行かないでも自分で選んだならそれはどっちでもいいんです。


ただ、次男の発言にある「ちょっと行きたい」という発言。
次男が通級に拘るのはクラスの教室の雰囲気が嫌で自分の意見や気持ちが通らなかったり(言葉の教室通い中)集団生活が嫌だからだった。
友達とも遊べるし少人数クラスであればお互いゆっくり話して納得しながらやりとりができるから通級教室なら行きたいって。

次男のこの気持ちに対して私は全力でサポートしてあげなきゃいけないんじゃ?と思ったのです。


次男は長男と違って素直天真爛漫系のTHEこどもタイプです。だからプッシュしてあげたり、多少強引にでも連れてったほうが楽しめたりするかもしれないとチラついたんですが、タイミングを見ながら数回どうするか聞いてみたところ、「兄ちゃんも行かないし俺もやっぱ行かない」と。

この次男の件については今回久々にちょっと対応に悩みました。笑


親はどこまでサポートするべきか?


考えた末、次男に対してもやっぱり私は無理に学校へ行くことを刺激することはやめました。

親の気持ちは親のもの。子供の気持ちは子供のもの。
親が勝手に決めつけて子供をコントロールするべきではないという結論に至りました。

次男の発言から学校に行けば友だちがいる、楽しいことがあるかもしれない、楽しめるかもしれない!と思ったので、「兄も行かないし」を理由に行かないことを選んだときに次男は何かチャンスを逃しているような気持ちになってしまったことに私は、強引にでも行かせたが良かったんじゃないか?と引っかかっていたのです。


でも、これも私があれこれ手引するんじゃなくて本人が行きたいと思って行けばいいだけのこと。

ついついサポートのつもりがコントロールになり半強制になりがちですよね。尋問的になったり誘発したり誘導したり。笑
これは気をつけなければと改めて今日思いました。

詳細や内容を伝えて、「楽しいかもよ!行ってみたら?」くらいは言っても、その先は本人たちが選択すればいと思う。

親がレールを敷く必要はないよね。
HSC系の長男タイプは例外もあるけど、基本的に子どもは行きたければ勝手に自分から行くと言うし、やりたければやると言うはずです。
(HSC系も心がちゃんと育てば自分をしっかり出せるようになるよ!)



親の私にできること!


私があれこれ手引しなくてよかった。でも1つだけやることをやった。
それは子供たちの答えがNOだったときの助言。

私の「楽しいかもよ!行ってみたら?」の先の子供たちの答えがNOだった場合、もうウダウダ誘導したり無理に押したり引いたりしないで潔くキッパリと退く。

一言だけ笑顔で「わかった!じゃあ行きたくなったときは(やりたくなったとき)教えてね!」だけ。

繊細長男には「行きたくても(やりたくても)不安や緊張で一歩が踏み出せないときは言ってね!母ちゃん一緒についててあげるから!」も加えたので一言ではないですが。笑


たったこれだけですが、子供たちは「うん、わかった!ありがとう!」と清々しい表情で今日も1日学校ではない場所で一生懸命インプットしたりアウトプットしたり遊びに勉強に運動に頑張ったのでした。


普通の感覚からしたら全然頑張ってないかもしれません。
そもそも学校に行かずにただ遊んでるだけじゃんって思われたらそこまでです。笑

でもこれも私からしたらどれも立派な学びだなーと思えるようになりました。

今日は世の中が3学期初日だったこともあり、ホームスクーリングとはいえど学校が冬休み中のときは私も完全に怠けていたのと、今朝SNSで学校に行くと言って行けなかった不登校児のママ達の落ち込むつぶやきを数多く見て、私も一瞬色々な気持ちが出ましたが整理したらとてもスッキリしました!笑



「行くっていったじゃん」は絶対ナシでお願い!!


ちなみに、不登校児が学校に行くって言っててやっぱ行かないってことは基本中の基本でザラにあります。親としては子供の学校行く発言にとっても嬉しくなり、全力で応援してあげたい気持ちになるのは分かります。


しかし、行くって言ったから行けるとは限りません。むしろ行かないことのほうが多いくらいです。


でも学校に行くと言い出すだけで心は満たされてきていて自信も少しづつ取り戻せてきていて気持ちが外に向き出したということでそれだけで十分現状打破です!


焦ってもいいことは何もありません。
行くって言ったくせに!と言いたくなるかもしれません。
裏切られたような気になりイライラして嘘つき呼ばわりしてしまうこともあるかと思います。
明らかに落胆したりため息をついたり、呆れてしまったりすることもあると思います。


でもそれを子どもに向けるのは超絶逆効果です。

子どもはやっぱり行けない自分に対して取り戻しかけていた自信を再び失い、親のプレッシャーの重圧に絶えられなくなります。
劣等感は増し自己嫌悪になりどんどん外に出れなくなってしまいます。


親は一喜一憂せず返事は短く、だから何?全然気にしてませんけど?のスタンスで!
行かないって言われたらブツブツグチグチ言わずに「あ、そうなの?了解!」くらいラフに。

行こうかな→やっぱ行けないのループでも、この気にしてませんスタンスで繰り返していると子どももプレッシャーを感じなくなるので気持ちを発言しやすくなり、どんどんエネルギーを外に向けていけるようになります。

とにかく有言実行できなくても絶対に責めないこと。


不登校に関しては、未来の予定の発言は99%ないだろうくらいの心構えでいれば、心が無駄に荒れずに済みます。

希望は持たないくらいのほうがいいです。普段の当たり前の会話の定型文くらいな感じで思っておいてください。

そしたら万一の万一、本当に学校に行った時どうですか!?
1%の奇跡になります!
1%奇跡が起きるなんてそうそうありません。
宝くじだってみんな買うのに当たる人なんか一握りもいません!
そのくらいスゴイ奇跡が起きたということ!


行くと言ったのに行かないなんて当たり前なんです。
奇跡は起きないから奇跡なんです。起きることのほうが稀です。


だから過度に期待して落胆して呆れて絶望してしまう姿や表情を子どもに見せないようにすることを徹底してみてほしいです。

子どもは何でもお見通しです。親の些細な表情も読み取れるからこそ、奇跡を信じていないでいつも通りに接してあげてほしいなと思うのでした。



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