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Vol. 268 メガソーラー:実家の父が「反対派住民代表」になった話

ニュースでよく反対派住民という言葉を聞く。

原発・基地・精神病院etc・・・
自分達にとって嫌だと思う施設が建築予定と分かった時、地域住民は立ち上がるのだ。
反対!のプラカードを立て。

私は前からこういう人たちってどんな属性なんだろうと思っていたし正直若干バカにもしていた。もう決まったものは覆る訳ないじゃん暇なのねと…

しかしこの度、身近な人が反対派住民になった。

   実 家 の 父 だ


しかも「代表」というから何とも言えない。どうツッコめばいいのか。どう咀嚼そしゃくすればいいのか。

原因はメガソーラー開発である


私の実家は超•田舎だ。
周りは一面杉林だし傾斜の下にあるため台風の時なんぞスリル満点。もし地滑りが起きたらひとたまりもない。今考えると〝どうしてこんな所に建てたのおっかさん〟という感じだが当時はさほど裕福じゃなかった我が家。他に選択肢も無かったのだろ。

幸い建築からウン十年、今までは無事だった。
しかしここに来て実家存続の危機が訪れたのだ。

 大規模なメガソーラー計画


である。
手付かずの雑木林に目を付けた業者が辺り一面を買い占めソーラーパネルにするらしい。
実家から1メートルと離れていない林も全て伐採しパネルにするそうな。


出典;西日本新聞

↑↑
これは完成後のイメージ図だ。
赤マルの所が実家と思って良い。
ちなみに写真は有名な福岡県飯塚市のメガソーラー。西日本新聞様の記事から引用させて頂いた。
5万枚のパネルに囲まれ命の危機というこの記事は問題を浮き彫りにする良記事である。


もちろん私の地元でも地域住民は大反対。
そして抗議活動を始めた。
その代表に祭り上げられたのが父という次第。

私もこの計画を聞いた時にはキ◯ガイか?と思ったし、もう息子を連れて帰れないなとも思った。そもそも太陽光発電には大反対で小池百合子の顔を見るだけでヘドが出る私。そんな私の父らしいと言えば父らしい話である。でも、大丈夫か?

母も
「生き甲斐が出来ていいんじゃな〜い?」

などと呑気な事を言っているが大丈夫なのか。
ご存知の通り今時メガソーラーで儲けようなんて輩はマトモじゃない。ほぼ反社だ。

元公務員でとても真面目な父。
きっとキ◯ガイの所業が許せないのだろう。
でもやり過ぎは禁物。
反社は反社でありマトモな理屈は通じない。
そして一度決まった事は覆らない。

いざとなったら「逃げる(転居の)勇気」も必要だよ。次に会ったらそう説いてみよう。



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