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拡大する世界のこと、拡大する文学フリマ東京のこと
先日、文学フリマ東京38に参加してきました。
これで出店するのは12回目、詩集は10作目になります。
上の引用は、そこで頒布した10作目『諦観の庭』からの一節です。
詩集のテーマは
「拡大する世界のこと、神から見放された世界のこと」
おそらく、なかなか共感を呼ばないテーマで、これまでの詩集の中で一番分かりにくい内容になったのではないかな、と思います。
ですが、文学フリマ東京38が終わって、
詩を書けなくなったことについて
詩を書くことは、自分のなかの祈りの力に身を委ねる行為である。
石を通して祈ること、
水を通して祈ること、
星を通して祈ること、
光を通して祈ること、
この世界にあるあらゆるものを通して祈ること、
その祈りの言葉が形をとって表出したものが、わたしにとって詩であったように思う。
この世界のあらゆるところで鳴り響く讃歌に耳を傾けること、
その声と交歓し自らの内面に讃歌を取り入れること、
これらは
本の装丁を考えるー随筆編2ー
こんばんは、七緒らいせです。
前回に引き続き、【文学フリマ東京36】で頒布する随筆集の装丁について書いていきます。
1.前提条件をリストアップする(前回)前回は、文学フリマでものを売る際に考えていることをまとめました。
以下からぜひお読みください!
https://note.com/nana_0rion/n/n423aa362f5d5
2.中身の特徴を抽出する前項で、前提条件から「ユニークな本