七瀬 Nanaseenglish

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最近の記事

coolの比較級は「more cool」!?

それほど話題にはなっていないが、英語関係で最近気になる投稿を見つけた。今回はこの投稿をきっかけに発見した書籍について真偽を検証してみたいと思う。 この投稿によると、coolは「涼しい」の意味なら比較級はcooler、「かっこいい」の意味なら比較級はmore coolになるという事らしい。しかしこの事に疑問を抱いた方も多かったようでツッコミが殺到していた(以下、それぞれをer型、more型と呼称する)。 投稿された方によると、どうやらこれは英語のライティング本に書かれていたと

    • 『受験英語は定義破綻してるらしいよ』台本

      衝撃的な動画を見たので是非紹介したい。タイトルは『英語教育最大の問題点;【教科書の文法が間違っていること】をなぜ誰も指摘しないの?』 内容は、「日本の英語教育最大の問題点」と題して、日本の英語教育における文法の定義づけの多くは破綻していると指摘するもの。 ※筆者はこの動画の内容に特に賛同するものではない。 動画投稿者の紹介投稿しているのは『英文法の大掃除』チャンネル。 出演しているのはさとし氏。 https://x.com/C9Wt7?t=YYukE4zLqWma_C

      • 塩貝香織氏、新たにYouTubeチャンネル設立!? チャンネル登録1人!?

        2024/1/27、AI翻訳アカデミー主催者の塩貝香織氏が新たにYouTubeチャンネルを開設していたようだ。 チャンネル名は『AIマネタイズ攻略チャンネル』で、本人も動画内でそう名乗っている。本動画ではこれまで宣伝していた「AI翻訳アカデミー」という名称は出していないようだ。 広告が流れることから収益化条件のチャンネル登録者500人と、総再生時間3000時間は達成している……かと思いきや、そういう訳ではないらしい。 なんと本チャンネル、現在のチャンネル登録者はわずか1人

        • AI翻訳アカデミー広告終了!? まさかのスピリチュアル路線に移行か

          AI翻訳アカデミーの広告に動きがあった。 以下は、Facebook上でAI翻訳アカデミーの広告を打っていたアカウントの一つ(AI_honyaku)の広告情報だが、なんと、AI翻訳アカデミーに関する広告が一掃されてしまった。 新たに打たれている3件(実質2件)の広告は、有限会社マリアハウスが主催する「ほしよみ式占い師養成講座」に関するもののようだ。 本Facebookアカウントは、間違いなく以前までAI翻訳アカデミーに関する広告を打っていた筈だが……一体何があったのか。

        coolの比較級は「more cool」!?

          機械翻訳YarakuZen公式、某翻訳スクールとの関係を完全否定

          2023/12/21、AI翻訳プラットフォームYarakuZen(ヤラクゼン)を提供する八楽株式会社が、昨今話題になっている「英語力は一切不要で翻訳者になれる」と謳う翻訳講座との関与がない旨の声明を発表した。声明の中では、今月11日に通訳翻訳4団体が共同で出した声明についても言及している。 声明の中では名指しこそされていないものの、「英語力は一切不要で翻訳者になれる」という宣伝文句からして、これは株式会社ファイブアイズ・イングリッシュの代表、塩貝香織氏の主催するAI翻訳アカ

          機械翻訳YarakuZen公式、某翻訳スクールとの関係を完全否定

          AI翻訳アカデミー受講生登場⑤

          AI翻訳家の塩貝香織氏の主催するAI翻訳アカデミーの受講生を名乗る人物による記事が、この一週間でまたいくつか確認されている。今回はその中でも特に気になるものを見ていく。 特に気になったのは以下4つの記事。 2023/12/14内容は、高校生の娘を持つ著者がAI翻訳アカデミーの受講を通して成長し、家族との関係も改善したというもの。媒体はペライチ。WIX.comなどでの提灯記事と同様、著者は特に名前を明かしていない。現在は本業に加え、翻訳で10万円の副収入があるという。「AI

          AI翻訳アカデミー受講生登場⑤

          AI翻訳アカデミー受講生登場④

          ここ最近、塩貝香織氏主催のAI翻訳アカデミーの受講生と思われる人のブログ記事が増加傾向にある。筆者の感覚では、11月末から現在にかけて特に増えている印象だ。 これらのブログは、塩貝氏が代表を務める株式会社ファイブアイズ・イングリッシュが過去に複業クラウドにて募集していたライターによるものである可能性が高いが、特にPR表記が無いため真偽は不明だ。 仮に依頼によって書かれたものならば、PRと表記しなければ景品表示法に違反したステルスマーケティングに該当する可能性がある(あくま

          AI翻訳アカデミー受講生登場④

          AI翻訳アカデミー受講生登場③

          先月下旬に引き続き、塩貝香織氏の主催するAI翻訳アカデミーの受講生を自称する人の記事が2つ確認された。 翻訳アカデー一つ目はホームページ作成ツール、WIX.comで作られたもの。 アプリSpacesで確認すると現時点(2023/12/2時点)で「2日前」と表記されるため、ごく最近に作られたものであることが窺える。登録名は「AI翻訳アカデミーで自宅で収入をゲット」。 内容はかなり簡素で、ライターによると ・パート中心だったが、自宅で仕事でき、子ども中心の生活になった ・全

          AI翻訳アカデミー受講生登場③

          TOEIC370の英語コーチ!? AI翻訳アカデミー受講生登場②

          はじめに 前回に引き続き、再び塩貝香織氏の主催するAI翻訳アカデミーの受講生と思われる人物が登場した。本記事ではその受講生の記事を詳しく見ていく。 記事の概要以下が2023/11/24の記事『AI翻訳アカデミーは詐欺なのか。塩貝香織さんのAI翻訳アカデミーに入会してみた件』。 ライターは「コナン@海外旅行好き」という人物。 分量は全体で2,300字程。内容としては、コナン氏は海外旅行に頻繁に行くものの、英語力はTOEIC370と決して高くなかった。しかし塩貝香織氏のAI

          TOEIC370の英語コーチ!? AI翻訳アカデミー受講生登場②

          AI翻訳アカデミー受講生登場!?

          はじめに2023/11/21、Noteにて「英語力ゼロでもAI翻訳で稼げる」をモットーにする講座『AI翻訳アカデミー』の受講生と思われる者の存在が明らかになった。本記事では、その受講生の記事及びコメントを詳しく見ていく。 記事の概要以下がその受講生による記事。 ライターは「かんな@英語仕事人」という人物。 現在ライターは、AI翻訳と英会話スクールの講師を兼業しているとのこと。記事は全体で約1,800字。内容は 導入、自己紹介 アカデミーの紹介① アカデミーの紹介

          AI翻訳アカデミー受講生登場!?

          2023年度ESAT-J問題

          はじめに2023/11/26 、都立高校入試のスピーキングテスト(通称ESAT-J)が行われた。本試験は去年度から導入された試験であるが、様々な問題点や懸念事項があるにも拘わらず強行されている。 筆者のESAT-Jに対する意見については、過去に動画を投稿しているのでそちらを参考にしていただきたい。 試験の実施体制自体にも多くの問題点が指摘されてはいるが、本記事では実際に出題された問題についてのみ言及する。 本題今年度の問題にも(去年度ほどではないにしろ)、多くの批判の意

          2023年度ESAT-J問題

          塩貝先生「英検は無駄」と言っていた!?

          はじめに本記事では、株式会社ファイブアイズ・イングリッシュ代表の塩貝香織さんが、会社設立前後の時期に主催していたとされる、TOEIC100点アップを目指すプログラム『ECLOSE(エクローズ)』の広告について詳細を見ていく。前回の塩貝氏に関する記事と同様、今回も殆ど英語については語らないネタ記事のため、英語学習にさほど興味の無い方もご一読いただけると嬉しい。個人的には、ツッコミ所が随所に散りばめられており大変香ばしい広告だった。なお、本広告から見出せる塩貝氏の人物像について

          塩貝先生「英検は無駄」と言っていた!?

          塩貝香織のAI翻訳アカデミーの認定講師、アルバイトだった説

          はじめに本記事では、株式会社ファイブアイズ・イングリッシュ代表の塩貝香織氏が主催するAI翻訳アカデミーの講師募集の求人について見ていく。求人によると、アカデミーではアルバイトが受講生の課題の添削を行う可能性が浮上した。 そもそも塩貝香織氏とは何者なのか、AI翻訳アカデミーとは何なのかについては、YouTubeにて紹介動画を投稿しているので、詳しくはそちらをご覧いただきたい。 また、本件と直接的な関わりは無いが、塩貝香織氏の著書『ファイブアイズEnglish 「文化」と「

          塩貝香織のAI翻訳アカデミーの認定講師、アルバイトだった説

          過去にいた英語インフルエンサーと情報リテラシーの重要性

          本記事では、とある過去にいた英語インフルエンサーの紹介を通してネット上における情報リテラシーの重要性、英語インフルエンサーの在り方を再確認したい。 はじめに今回紹介するのは英語インフルエンサーのけん氏。 けん氏は、2019年から2021年の3年近くTwitter(現X)にいたインフルエンサーで、英語力ゼロの状態から1年未満でケンブリッジ英検C1に合格した天才である。 SNS上でその英語力が明確に示される機会こそなかったが、インドで働き、バイリンガルを自称する程には英語

          過去にいた英語インフルエンサーと情報リテラシーの重要性

          こあたん こあらの学校氏の気になる情報発信まとめ

          本記事ではX(旧Twitter)アカウント、こあたん こあらの学校氏による、賛否の別れる情報発信についてまとめていく。話題になったものについては、今後も順次内容を加筆修正していく予定の為、目次から気になる項目を読む事をお勧めする。 こあたん こあらの学校氏とはこあたん こあらの学校氏とは、X(旧Twitter)やInstagramで英語のニュアンス等をイラストつきの図解で分かりやすく解説している英語学習アカウント。2023年11月時点で、Xのフォロワー数は68.8万人、In

          こあたん こあらの学校氏の気になる情報発信まとめ

          英会話講師まさ氏の『新・ネイティブから教わった英語フレーズ250』を読む

          はじめに本記事では、英会話講師まさ氏が2023/11/13に無料配布を開始したスライド『新・ネイティブフレーズ250』のツッコミ所を見ていく。 本フレーズ集は、まさ氏が自身の勤める英会話教室の同僚、上司の英語ネイティブスピーカーから伝授した「加工されていない生の英語表現」をスライド計50枚にまとめたものである。スライドには1枚あたり5つの英語フレーズ、それに対応する和訳が記載されており、合計で250のフレーズがある計算になる。配布の3日前には「学校では学べないフレーズ盛り

          英会話講師まさ氏の『新・ネイティブから教わった英語フレーズ250』を読む