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【雑記】理想論と現実論

こんにちは、もももと申します。

今日は久しぶりに、私が大好きな東大生YouTuberムギタローさんの動画をご紹介させてください。


こちらの動画で解説されている、『理想論と現実論』の考え方が、人間関係における価値観の違いを考える上でとても参考になると感じたので、ぜひ共有させて頂けると嬉しいです(*^^*)


今回、ご紹介したい動画はこちらです。

この動画は、2020年に起きた黒人男性ジョージ・フロイドさんの事件をきっかけに、人種差別などに対する理想主義と現実主義の考え方について解説されている動画になります。


人種差別に限った話ではなく、様々な価値観の物事を判断する上で、普遍的に応用することがが可能な考え方だと思います(*^^*)


***


『理想論と現実論』


【Aさんの主張】
誰も武器を持たない平和な世界になるべきだ!!
戦争反対!武器なんか捨てるべきだ!!

【Bさんの主張】
いやいや、そうは言っても隣の国がミサイルを
持っているのだから自国も持つべきだろう!!


【Cさんの主張】
人種差別は良くない。絶対に無くすべきだ!!

【Dさんの主張】
人種差別は無くすべきだけど、実際に見た目も明らかに違うから、現状で多少の差が出てしまうのは仕方が無いことじゃないか。


突然ですが皆さん、普段ニュースやネット記事、コメント欄などで、このような対立する二つの議論を時々耳にしたことは無いでしょうか。


黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警察官の不適切な対応により、死亡してしまった事件が起きた際にも、同様の議論が起こりました。


人種差別を絶対に無くすべきだとデモを行う人々がいる一方で、デモが暴動へ発展して強盗騒ぎが起きることへの懸念や、黒人の犯罪率を考えるとある程度の厳しい対応は仕方ないのではないかという意見を主張する人もいたそうです。


私たちはこういった二つの対立する意見を見かけると、ついつい考えてしまいがちです。


自分はどちら側の意見だろうか?
どちらの意見が正しいのだろうか?


実はこれ、理想主義と現実主義が対立する、よくある構図なのだそうです。


日本では人種差別問題をあからさまに、身近なものに感じることは少ないため、もう少し身近な問題を例として考えてみましょう( ˙꒳​˙ )💦


ムギタローさんは動画の中で、タレントの「りゅうちぇる」さんが、タトゥーを入れた際に起きた議論を例として挙げています。


この際にも、以下のような理想主義と現実主義の意見の対立が生まれました。


【理想主義】
身体に絵を描いたくらいで
差別をされない世の中になるべきだ

【現実主義】
実際に日本ではタトゥー=刺青のイメージは
現在も存在している
そういった偏見があるのにタトゥーを入れるのは
差別をされても仕方が無いのではないか


この二つの対立する意見。


確かに、理想的には体に絵を描いたくらいで、その人が悪い人間だなんて決まらないのだから、本来はタトゥーくらいで差別をするべきではない。


でも、現実的な考え方で行くと、タトゥーに偏見がある世の中なのだから、あえてそのような中でタトゥーは入れない方がいいに決まっている。


理想としてはこうなって欲しいが、
現実で考えるとこちらが得だろう。


この二つの考え方は確かに異なって対立しているけれど、実はよくよく見てみると、どちらの主張も特に間違ったことは言っていないのです。


理想主義と現実主義はそれぞれ全く別の次元の話であり、本来はどちらも正しい主張である。


だから、どちら側が正解かを争うのはそもそもが無駄な議論なのだと、ムギタローさんは動画内でお話をされています。


ここからはムギタローさんの持論を交えた形で、理想主義と現実主義についてのお話をされているのですが、この考え方が「自分とは違う意見を受け入止めるためのひとつのカギ」となるのではないかと感じました\_(・ω・`)ココ重要!


【理想論】
一見馬鹿げた主張に聞こえるし、理想論を
主張する人は確かに損をすることが多い。

【現実論】
今の現実に最適化した考え方で、普通に生きて
いると間違いなく得をするのはこちら。


現実論と比べると、理想論は少数派で実際に損をすることが多いのは事実。


だけど、それでもやっぱり「理想論」は大切なのだと、ムギタローさんは言います。


その理由は、過去人類の長い歴史を辿る上で、間違いなく世界を変えてきたのはこの「理想論」を語る人たちだからです。


いつの時代を振返ってみても、革命を起こしてきたのは、実は「理想論」を語る人たちなのです。


例えば、黒人差別に対して人権差別撤廃の抗議運動を行ったキング牧師


彼が人種差別撤廃の理想を掲げて活動していた当時、同じ黒人の中にも無駄に危険を冒して白人と争うよりも、現実に最適化して生きていくべきだと主張する人がたくさんいました。


実際に、理想を掲げて抗議運動を行った人々の中には、白人から酷い暴行を受けたり、不幸にも命を落とす人がいたそうです。


それでも、キング牧師のように自分の描く理想を掲げて、諦めることなく、危険を顧みず活動し続けた人たちがいたからこそ、結果としてアメリカでは公民憲法が成立し、黒人の公民権が広く認められるようになったのだそうです。


現実的な意見ばかりを主張する人も確かに間違ってはいないけれど、だからと言って一見馬鹿げたように見える、損をするであろう理想を掲げて、世の中を変えたいと行動している人を決して馬鹿にしてはいけない。


なぜなら、この「理想論」を掲げる人たちこそが世の中に様々な革命を起こし、より良い世の中を作ってきたという側面があるのだから。


今の現実はこうだから最適化した方がいいよねという「現実論」と、そうは言っても本来理想はこうあってほしいよねという「理想論」


損をしないように上手く立ち回ることは確かに大切だけれど、一方で損をしながらでも、真っ向から正しいと思う理想を掲げる人たちがいるからこそ、世の中は常に新しい方向へと動いていく。


「現実論」だけでも、「理想論」だけでも世の中は回らず、実はどちらの意見も正しくて、世の中には必要なものなのです。


「現実に最適化した考え方は何?」
「理想的な考え方は何?」
「理想へ近づくためにはどうすべき?」


これらは、本来それぞれ別のゴールを持つ主張であり、「理想論」と「現実論」同士で議論をすることに意味は全く無いのです。


どちらも間違ってはいないからこそ、どちらの主張が正しいのかを議論するのではなく、自分はどちらのスタンスに立つのか。何をすべきなのか。まずは、これをきちんと考えること。


そして、自分の主張も正しいけれど、相手の主張も正しくて、どちらも世の中には必要な意見だということを忘れない。


そうすればネットなどで起こる、数多くの不毛な議論の対立は避けられるのではないか。


そういったお話が、動画の中では約6分ほどで解説されています(*^^*)


毎回書いていますが、こちらは動画の要約であり、ほぼ全てムギタローさんの受売りです(;'∀')


でもこの動画を通して、圧倒的に「現実論」を掲げて現実に最適化して生きる人が多い中、あえて損をする「理想論」の道を歩む人たちがいる。


そういった「理想論」を掲げる人たちがいるおかげで、世の中は絶えず変化をしているという側面があることを知りました。


「出る杭は打たれる」という言葉がありますが、それでも「出る杭があるからこそ、世の中は変化していく」のだと思います。


このことを忘れずに、新しいことに挑戦する人を頭から否定して足を引っ張るのではなく、仮に意見が違う相手でも真っ直ぐに応援できるような人間でありたいな、と改めて思いました。


実際の動画もかなり聞きやすく解説されているので、もしご興味を持たれた方はぜひ一番上の動画リンクから覗いてみてください!


つたなくお見苦しい文章かもしれませんが、最後までお読みいただきありがとうございました(*^^*)


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