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あたたかな一杯 〜 お金の利用方法を考える

前からずっと行ってみたかったお店を訪ねることができました。

こんなふうに「コンパクトな空間にあらゆるものが詰まっている」という感じがとっても好きなのです。
小宇宙というか、小さなお城というか…
(ちなみに駅のキオスクも好きです笑)

ちょっと前にアパレルのお店でバッグを見ていた時に、
〝使用感〟と〝新しさ〟
ということについて考えたことがあったのですが、

長年使われたモノに対して
「くたびれている」「使い古されている」と感じるか、
「経年変化」「味がある」と感じるか、
その差はどこから来るのだろう…と思ったのです。

このお店は後者で、確かに古そうなのだけどそれが他には出せない魅力になっていて、とても好ましくかっこよく思えたのでした。

それと、このお店に寄ったのはもうひとつエピソードがあって、
友人から送金をしてもらう用事があったのですが、その際予定額より多く送ってくれたのです。
そして同時に「これであったかいものでも飲んでね」というメッセージも添えられていました。

いやー、これには大変感動しました。
なんと粋でハートウォーミングな心づかい…

そんなわけで、さっそくその心づかいを形にさせてもらって、このように美味しく温かい薬膳ハーブティーをいただいたのでした。

〝お金〟というものに関して、日々想いをめぐらせたりしているのですが、
離れた場所に住んでいる人に対して、お金を介してこんなふうに気持ちを送ることができるんだなぁ…と気づいたのです。

お金とは実体のないもので、だからこそ物理的に遠くにいる人へも送ることができて、
そしてその実体のないお金が距離を超えて相手のもとに届いて、
さらにその相手が、お金をお茶という実体のあるものに変換するという形で受け取った、
という今回の一連の流れがとってもおもしろいしいいなぁと思ったのです。

これこそが本来のお金の使い方・利用方法なのかなぁと。

お金はなくなった方がいいとか、お金を介する以外のやり方はないのかなぁ…と考えたりもするけれど、
お金というツールの使い方やお金そのものの存在について、いつもとは違う視点でまた捉えなおしてみようと思ったのでした。

とても素敵な経験をありがとう。

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