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良い授業は先生の子どもたちへの思いが詰まっている

この間娘の土曜日授業を見に行って来ました。国語の授業だったのですが、娘のクラスの授業はええ授業やなと思いました。隣のクラスと比べると特によくわかりました。


私は黒板を重視しているのですが、黒板を見た時の第一印象はとても大事です。


黒板には先生方の考えや子どもたちに対する思いが詰まっています


私のように沢山の黒板を見てくると本当色々なことがわかって来ます。何も書いていない誰も居ない黒板を見ただけでも見えてくるものは多いんです。毎日時間割が見えやすいように黒板に貼られているかなどもそうですが、黒板の綺麗さもこだわる先生はめっちゃこだわられます。きれいな黒板で1日が終わっているかということを重視なされる先生もおられます。授業の中の黒板で私が大切にしているポイントは、


パッと見た時に見やすい黒板ですぐにやっていることが理解できる



という所です。大人が見てわからないものは子どもが見るともっとわからないので一つの基準になります。チョークで色を使い分けていたり、写真を別で用意して貼り出していたり、テーマやポイントとなる強調したいところは画用紙で別で用意されていたりします。黒板って色的に場合によっては見にくかったりするので、そこを補うために色の画用紙に書いたものを貼り出したりする訳ですね。そうすると文字の背景の色が変わるので見やすくなります。娘のクラスの授業はそんな感じの授業でした。


一方隣のクラスの授業はチョークの白一色で他に貼り出したりしているものはなく、とても見づらい黒板でした。娘のクラスはやっていないかったのですが、隣のクラスは授業に絡めて子どもたちが親に感謝の言葉を一言みたいなことをやっていました。


私はこういう授業はあまり好きではありません。何と言いますか、


授業をごまかすため子どもに一言言わせる



みたいなのが透けて見える訳なんです。優先順位で言うとやるべきことは他に沢山ありますからね。授業の様子を見に行く訳ですから、そちらを充実させるのが優先です。もう一つ注目して欲しいのがこれは土曜授業で保護者が見に来ている授業な訳です。そうなると多少は気合の入ったものになる訳です。ということは、


土曜日授業でこうだと言うことは普段の授業はどうなっているの?



っと思う訳なんです。そう言う所出ますからね。


娘の担任の先生の対応について前にあれこれ書きましたが、授業は別ですからね。それはそれで分けて考えたいと思っております。先生の授業からは子どもたちへの思いが伝わって来ました。


ここで別に隣のクラスの先生のことを落としたい訳ではないんです。私は個人的には好きではないですが、それは保護者ウケが良い授業の方が評価されることがあることを良く思っていないからです。むしろ色々と工夫していたり準備なさっている先生の方を評価して欲しいと考えているんです。


子どもたちがどうやったらわかりやすく見えやすい授業になるか


それを考えて動いてらっしゃる先生を評価して欲しいんです。そこにはその先生の思いや努力など色々なことが詰まっています。色々な創意工夫を授業に取り入れると言うことは、準備するのも大変だったと思います。その大変さって子どもたちに対する思いだと私は感じています。


そんなに良くない授業が保護者にウケが良くて、子どもたちのことを考えて創意工夫をして時間をかけてらっしゃる先生の授業が評価されないと言うのが変わっていけばと私は思っています。どちらも正解は正解だと思います。あくまで私個人の意見ですが。


こういうことって結構多いんです。あんなに子どもたちのことを考えて遅くまで残って時間を使って勉強してとやられている先生が保護者の方に評価されず、保護者の方が喜びそうなことを取り入れる先生が評価される。それも悪いことではないのですがね。しかし、器用な先生が良い先生とは限りません。不器用でも子どもたちのことを考えて黙々とやられている先生も沢山いらっしゃります。


毎日ご飯を食べるように授業も毎日あります。食べた物で身体が作られるように、受けた授業で子どもたちの知識や心は形成されていきます。そう考えると保護者ウケが良い授業より子どもたちのことを考えた授業の方が大切なのがよくわかります。


先生たちはどれだけ時間をかけて考えて準備をしていても自分たちからは言わないですからね。そういう先生たちの思いが伝わっていけばと思います。



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