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保護者は教育の環境に変化を求めている?


先日ある学校の上の方とお話しをしている時にこんな話しが出て来ました。


「あの学校は保護者の方からも校長先生に変わって欲しいと言う声が上がっている。保護者の方が変化を求めている。」



ということだったんです。話しに出ている学校の校長先生は長年同じ学校で校長先生をやられています。例えば、先生方からそういう声が上がったり保護者の方から評判の良くない校長先生だったらこの話しは何となく理解出来るのですが、この校長先生


とても評判の良い校長先生なんです



それを聞いてなんかこう考えたこともなかったパターンやなと思った訳なんです。私が学校で働いているからそう思うのかも知れませんが、評判の良い校長先生なら


そのままずっとその校長先生にお願いしたい



っと私は考える訳なんです。理由としましては、何かあった時に相談しやすいですし長い間自分の子どものことを知って下さっているとなお話しやすいと感じるからです。仕事柄校長先生が最後の砦と言いますかそう感じているのでそれは有り難いことだなと考えます。


なので、今回の保護者の方からそういう声が上がっているということに対して興味深いなぁと思った訳なんです。直接保護者の方から聞いた訳ではないので詳細は分かりませんが、担任の先生だったらどうかなと考えてみたんです。そうすると、



確かにどんな良い先生でも6年間同じ担任の先生だったら変わって欲しいと考えるかもしれん



っと思ったんです。親としては子どもには色々な先生と色々なことを経験して欲しいと感じますよね。それと近い所がその保護者の方にもあったのかなと思いました。直接お伺いした訳ではないのでこの考えも的外れかもしれませんが。



管理職の先生に変化を求めているというのは良い傾向のように思います。1つ確実に分かるのは、


保護者の方の学校に対する意識や関心の高さ



です。昔だったらそこまで無かった気がします。時代の変化とともに意識の高さも変わって来たのかなと感じています。あともう1つは、


校長先生との距離が近くなった



のかなとも感じます。距離が近くなった分求めるものが出て来たのかと考えました。それは良い傾向ですよね。昔は学校で働いていても全然会ったことがない校長先生とか沢山いらっしゃりました。校長室から出られた所見たことないな〜って校長先生もいらっしゃります。そこは本当に変化を感じていて、


校長室のドアをずっと開けてらっしゃる校長先生



わざわざ職員室の横に校長室を移動させて職員室との間のドアを開けっぱなしになさられる校長先生



もいらっしゃります。詳細は分かりませんがその辺り意識改革があったのだと思います。会社などでも社長室みたいな形が無くなって同じオフィスで社員の方々と過ごすパターンも出て来ていますよね。同じような何かがあるのかもしれません。初めに書かせて頂いた保護者の方が変化を求めてらっしゃるというのは学校側の意識改革が成功した成果だったのかと感じます。


仮に校長先生との距離感が近くなって今の方向が良い方向に進んでいると考えた時、もっと近くなったらもっと良くなるとはきっと限らない訳ですね。近くなったとは言えきっと適切な距離感はあるんだろうなとも思います。ただ、そういう意味で変化したり変化に前向きな姿勢は良い事のように思います。

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