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25歳になって初めて発達障害って診断されて

私は今まで定型発達として(とされて)生きてきた。

それでも弟が発達のグレーと診断されていたので、自分もなんかしらその気があるんだろうなと思いながら生きてきた。

変わってる、変

どこにいってもそういわれて
嫌だなー普通がいいなーって

普通であること(=周囲から浮かない、なじむこと)への憧れとそうなれないことへの劣等感

が歳を重ねるにつれて膨らんでいった。

妊娠ー出産ー産後を経て、ホルモンも環境も急激な変化を経たのをきっかけに

いよいよおかしいぞ自分って

生活も家も回らなくなり、育児も手につかなくなり、何をしても気分が沈んだままで、何が楽しいかわからなくなり、気づけば暗い気分にのみこまれていて、感情の不安定さが増していた

当時の私

メンタルクリニックに行き、適応障害と診断を受けた。

きっと

急に訪れた妊娠と出産、ホルモンバランスと育児、産後5ヵ月でのフルタイム復帰のすべてに一杯一杯になり、自分のなかの空白、余白みたいなものがないまま、1年突っ走ってきてしまった結果だったと思う。

そこから通院するなかでドクターに「多分、発達障害だと思いますよ」ともいわれた。

気になったので

25歳になって初めて発達障害の検査を自ら受けた結果

グレーゾーンという予想は外れ、完全なる発達(ADHD、ASD)と診断された。

かなりすっきりした。

結果がわかっただけでも大分ラクになって、今までの違和感だったり噛み合わなさだったり、とにかく、なんでこうなっちゃうんだろう自分はっていうどうにもできなくてしんどい部分への理由がこれで一気に繋がった気がしてパーン!って視界が開けた気分だった。

ドクターに「ここまで気づかれずにきたのは、相当努力したと思いますよ」と言われて涙が出そうだった。

ずっと気づかれなかったのは、周りの大人たちー無能な先生や育児に忙殺されている親たちーに性格とか人格のせいにされてきたから。
発達の特性ではなく。

特に女子の発達は気づかれにくい。

一見大人しく座っているように見えても、実は頭の中ぐちゃぐちゃみたいなことが多いらしい。

死ぬほど努力してやっと定型に並べる。か、それでも追い付けない。
それが発達で(←あくまで私の感覚)

イーロン・マスクとかエマ・ワトソンとか米津玄師みたいに発達特有の才能を発揮して、活かして、輝いてるスターもいるけど、誰もが発達のいい面、すごい面を生かして生きれるわけじゃない。

むしろ、社会に適応できずにドロップアウトしてしまうケースのほうが多いんじゃないか。

ここで対策として、薬を飲むか飲まないかなんだけど

薬を飲むと、いわゆる自分らしさが消えて、感覚も元より淡くなって、結局できるーできない、得意ー不得意の極端な差=凹凸が薬によって多少ならされるから生活はしやすくなるけど、自分が今までずば抜けてできていたこととか、いわゆる才能的なものがなくなるとのこと。(簡単にいえば)

あるイラストレーターは、薬飲むと絵が描けなくなるからって薬を飲むのをやめたらしい。

ただ発達=生活する上ではかなりやりにくい、邪魔になる特性だから、私は薬を飲む選択をした。

そこでいくつかもらった薬のなかで、劇的に効いたのが

コンサータ

飲むと、だるくて重かった身体がラクラク動けるようになる。家事もやらなきゃいけないことも面倒なことも簡単にこなせる。

自分が調子いいときのフェーズに持っていってくれてさくさく動けるもんだから、肯定感だってあがる。

例えるなら、カフェインとって覚醒する感覚が1日中ずっと続く感じ。

仕事と家事と育児の波にやられて、以前は夜になると全く動けなくなってしまっていたのが、コンサータを飲むと朝から夜までちゃんと動ける。

頭の中がうるさくてぐちゃぐちゃしていたのも、しーんと静まって、頭がクリアになって、必要なことだけ考えられるから生活しやすい。

もっと早くから飲みたかった!!

そしたらだいぶ授業も聞きやすかっただろうし、勉強やりやすかっただろうなーって。何より、毎日の生活がしやすかっただろうなーって。

そうしてコンサータのおかげでめちゃめちゃ動けるようになったのだけど、副作用でめちゃめちゃ食欲不振になった。

見てすぐわかるくらい、げっそり痩せてしまった。

食べれない、というより食べる気がしなくて、まあいいか、めんどくさいしのほうが勝って、食べないっていうのを繰り返してたら、そうなってた。

痩せちゃうとコンサータ出せなくなっちゃうから、頑張って食べてね。とドクターからいわれ、意識して食べるようにし始めてからも、毎回の通院のたびに「痩せたね」と言われる。

Uber Eatsとか出前館できたら、もっとどんどん食べたくなるのになー、自分で作る飯で自分の腹満たせたことあんまりない。作るのも作ったあともめんどくさいし、うなるほど美味しいものなんて作れないし。

だからって飲むのをやめるわけにはいかない。

今の私の生活は、コンサータありきだから。

飲まない日なんて一気にダウンする。スローモーションの世界にいるみたいに動けなくなる。眠くなる。何もする気がなくなる。身体が重くて憂鬱になる。とくに夕方以降、酷い。

コンサータに加えて生活を劇的に楽にしてくれたのが

マグバーム

これは吉濱ツトムさんのYouTubeで知ったんだけど

肩こり、首こりが脳への血流を悪くしていて、それが脳の疲労感=身体全体の疲労感につながっている。

それをほぐすにはマグネシウムが必要で、マグネシウムは経口摂取=食べ物からよりも肌から=経皮摂取のほうがたくさん吸収できるらしくて、エプソムソルト入浴もいいけど、それ以上に吸収率がいいのがマグバームとのこと。

即購入して使ってみたら、塗った瞬間マッサージされた後みたいな感覚になって、身体が軽くなる感じがした。

凝りがなくなって脳にちゃんと血流がいくからか、思考も働きやすいというか、コンサータ効果にプラスしてめちゃめちゃ動けるというか、うわ、定型発達ってこんな感じなのかなって思うくらい調子よくて、いろいろなことを身軽にこなせるようになった。

コンサータとマグバーム、この2つにかなり助けられながら、忘れた日には生活が崩壊してしまうほど不可欠で、すがるようにして生活している今。いつまで続けることになるか、ないとやってられないかはさておき、とりあえず今の今は頼る。

発達って自覚がない人認めたくない人、日本は多いと思うけど、発達って知るだけ、受け入れるだけ、意識するだけでかなり生活しやすくなるし、薬とかマグバームとか対策考えて、次のステップに進むことだってできる。

発達=言い訳って思う人には、発達じゃないやつ/定型に何がわかるって感じで、脳ミソ取っ替えない限りはどんな感覚、苦しさかは絶対わからないので

言葉じゃ伝わらないけど、定型のしんどさと発達のしんどさを決して一緒にしないでほしい。

みんなそうだよ、誰でもあるよ、←は?
そんなの(言うこと自体)あり得ないから

ちなみに

マグバームは発達だけじゃなく、首こり肩こりしんどいよって人にもおすすめ!







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