マサキタカオ

企業の決算関連、個人の資産形成、その他経済に関することなど興味の赴くまま書いていきます

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ローソンの決算内容を3分で解説!

今回はローソンの決算内容について見ていきましょう。 2025年に節目の50周年を迎えることもあり、”Challenge 2025”と題して色々な施策に取り組んでします。 それが功を奏してか今回は最高益を更新する決算となりました! ただこの2月に発表されたKDDIとの業務提携によって上場廃止が決まっているため、今回が最後の決算内容の開示になるかもしれません。 少し寂しい気もしますが・・・ 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 営業収益は前年比+8.8%

    • 積水ハウスの決算内容を3分で解説!

      今回は積水ハウスの決算内容について見ていきましょう。 ハウスメーカーと言えば積水ハウス!というくらい知らない人はいないこの会社、その決算内容も好調のようです! 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+6.1%の3兆1,072億円とついに3兆円を突破し過去最高となりました。 営業利益に関しても前年比+3.6%の2,709億円、当期純利益も+9.6%の2,023億円といずれも過去最高益となりました。 国際事業では米国事業の減少や中国事業終

      • AGCの決算内容を3分で解説!

        今回はAGCの決算内容について見ていきましょう。 ガラスメーカーのトップを走るこの会社、その決算内容はなかなか苦戦を強いられている様子です。 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比△0.8%の2兆193億円とほぼ横ばいの減収となりました。 営業利益は前年比△30%の1,288億円、当期純利益は前年の赤字から大幅に回復し658億円の黒字となりました。 前年は減損損失の計上があったため、営業利益以降は損失が膨らみましたが、今回はそのような特

        • クボタの決算内容を3分で解説!

          今回はクボタの決算内容について見ていきましょう。 農機具メーカーで圧倒的な地位を築いているこの会社、その決算内容も好調のようです。 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+12.8%の3兆207億円と過去最高となり、初めて3兆円を超えました。 営業利益に関しては前年比+53.4%の3,288億円、当期利益は+52.4%の2,385億円と利益面でも過去最高更新となりました。 今回の好決算の大きな要因としては「為替」と「値上げ」が考えられ

        ローソンの決算内容を3分で解説!

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        • 企業決算
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          花王の決算内容を3分で解説!

          今回は花王の決算内容について見ていきましょう。 化粧品や洗剤などの日用品まで日本人の生活習慣に溶け込んだ商品を幅広く展開しているこの会社、その決算内容はどうでしょうか? 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比△1.2%の1兆5,326億円と減収となりました。 営業利益は前年比△45.5%の600億円、当期利益は△47.4%の462億円とほぼ半減の大幅減益となりました。 売上高に関しては、為替の円安影響を除くと実質的には前年比△3.8%

          花王の決算内容を3分で解説!

          ブリヂストンの決算内容を3分で解説!

          今回はブリヂストンの決算内容に関して見ていきましょう。 世界のタイヤメーカー売上高ランキングで2位に位置するこの会社、前年に売上収益4兆円超えを記録しましたが、今回はその売上収益を更に更新した様子です。 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上収益は前年比+5%の4兆3,138億円と前年に続き過去最高を更新しました。 調整後営業利益に関しては前年比△0.4%の4,806億円、当期純利益は+10%の3,313億円と、営業利益はほぼ横ばい、当期純利益は

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          ユーグレナの決算内容を3分で解説!

          今回はユーグレナの決算内容について見ていきましょう。 ユーグレナの研究開発成果を活かしてヘルスケア事業を中心にバイオ燃料事業ま幅を広げているこの会社、ようやく黒字化への道筋が見えてきた兆しがあります! 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+4.7%の465億円と過去最高を記録しました。 主力のヘルスケア事業が減収となったものの、バイオ燃料事業が+26億円の大幅増収となり全体の売上高を押し上げました。 調整後EBITDAに関しては前年

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          アサヒGHDの決算内容を3分で解説!

          今回はアサヒGHDの決算内容について見ていきましょう。 2期連続で最高益を記録するなど好調を維持しているアサヒGHD、外食需要の増加を受けてビール業界全体が好調のようです。 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上収益は前年比+10.3%の2兆7,691億円となりました。 営業利益は前年比+12.9%の2,450億円、当期純利益は+9.4%の1,660億円と増収増益と堅調に推移しました。 全てのセグメントで増収増益となっていますが、やはり欧州やオ

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          江崎グリコの決算内容を3分で解説!

          今回は江崎グリコの決算内容について見ていきましょう。 創業1世紀を超えるこの会社、会社のスローガンに「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を掲げて、日本人の生活にしっかりと根付いています! 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+9.4%の3,325億円の増収となりました。 営業利益は前年比+45%の186億円、当期純利益は+74.5%の141億円と利益面では大幅な増益となりました。 国内の原材料価格の高騰や人件費・販売促進費・広告費の増加

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          楽天グループの決算内容を3分で解説!

          今回は楽天グループの決算内容について見ていきましょう。 注目のモバイル事業で大きな改善を見せて話題になっていますが、その決算内容に迫ってみたいと思います! 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上収益は前年比+7.8%の2兆713億円と、創業以来27期連続の増収となりました。 営業損益は△2,129億円と依然赤字ではありますが、前年から1,588億円赤字幅が大幅に縮小されました。 全体的にはやはりフィンテック事業が売上収益・営業利益ともに大きく成

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          トーセイの決算内容を3分で解説!

          今回はトーセイの決算内容について見ていきましょう。 不動産業界で中堅どころに位置するこの会社、不動産ファンドの運用など幅広く事業を手掛けていて、好調を維持しています。 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+12%の794億円の増収となりました。 営業利益は前年比+20.3%の162億円、当期純利益は+22.1%の105億円と大幅な増益となりました。 2023年10月31日に発表した業績修正を上回り、最終的には売上・利益ともに過去最高を

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          ネクステージの決算内容を3分で解説!

          今回はネクステージの決算内容について見ていきましょう。 昨年は中古車業界で様々な報道があり厳しい状況となりましたが、決算に同様に影響したのでしょうか? 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+10.8%の4,634億円の増収となりました。 一方営業利益は前年比△17.3%の160億円、当期純利益は△16.8%の115億円と利益面では減益となりました。 やはりビッグモーターで問題が発覚した影響で、夏以降の4Qで業績が落ちこでいることがわか

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          オーエスジーの決算内容を3分で解説!

          今回はオーエスジーの決算内容について見ていきましょう。 切削工具の製造・販売を手掛けるこの会社、その中でもねじを立てるタップという製品では世界トップシェアをほこります。 その決算内容はどうでしょうか? 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+3.6%の1,477億円と過去最高を記録しました。 営業利益は前年比△9.6%の198億円、当期純利益は△13.5%の143億円と利益面では減益となりました。 欧米の好調の影響で売上高は過去最高と

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          キューピーの決算内容を3分で解説!

          今回はキューピーの決算内容について見ていきましょう。 日本人ならほぼ全ての方がお世話になったことがあるこの会社、その決算内容はどうでしょうか? 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+5.8%の4,551億円となりました。 営業利益は前年比△22.6%の197億円、当期純利益は△17.8%の132億円と利益面に関しては厳しい結果となりました。 海外事業の好調さと 調味料・業務用タマゴの価格改定等により増収となりましたが、それを上回る原

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          GA technologiesの決算内容を3分で解説!

          今回はGA technologiesの決算内容について見ていきましょう。 創業から10年で国内不動産企業の中堅どころまで成長を遂げたこの会社、その好調な決算内容はどうなっているのでしょうか? 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 まず前提としては日本基準ではなく国際会計基準(IFRS)を採用しています。 この点、ご注意ください。 では話を戻します。 売上収益は前年比+29%の1,466億円と過去最高となりました。 事業利益は前年比+113%の21億

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          クミアイ化学工業の決算内容を3分で解説!

          今回はクミアイ化学工業の決算内容について見ていきましょう。 化学メーカーの中では事業規模的にまだまだトップと差はありますが、着実に業績を伸ばしてきています。 その決算内容はどうでしょうか? 1.PLの状況まず最初にPLの状況について見ていきましょう。 売上高は前年比+11%の1,610億円と好調に推移しました。 営業利益は前年比+11%の141億円、当期純利益は+11%の180億円と、偶然だとは思いますが売上高・営業利益・当期純利益の3項目の増加率が全て+11%と同率でした

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