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笑える子育て

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ワーママ的な雑記(19.11月内容に合わせてマガジンタイトルを変更しました)
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#ママ

80歳

80歳

たとえばの話だ。

私は今80歳で、夫に先立たれ、たった1人で暮らしている。1人で暮らす一軒家は、しーんと静まりかえって、途方もなく広い。娘は市内に家庭を持ち、息子は飛行機に乗らなければ会えないほど、遠く離れて暮らしている。

幸い、体はまだ元気だが、時々ひどく寂しい。この頃は、子ども達がまだ幼かった日を思い出す。ふわふわの頬、私を取り合う声、ぐちゃぐちゃに取り込まれた洗濯物、本読みの丸つけ。

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育休明け1年で会社を辞めようかと思っている人に伝えたいこと

育休明け1年で会社を辞めようかと思っている人に伝えたいこと

子育てが大変だからって、会社は辞めないほうがいい。仕事が好きなら間違いない。会社も好きなら尚更。辞めちゃった私の正直な気持ち。

うしろめたい時短勤務
思うように進まない仕事
なかなか参加できない飲み会
保育園行事で有給
子どもの発熱


会社で謝って、クライアントにも謝って、保育園でも謝って、子どもにも謝って、しまいには旦那にまで謝って。なにやってんだ私。厄介者じゃないか、私が会社辞めれば済む

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80歳

たとえばの話だ。
私は今80歳で、夫に先立たれて、たった1人で暮らしている。娘は市内に家庭を持ち、息子は遠く離れて暮らしている。

幸い体はまだ健康だが、時々ひどくさみしい。こどもたちがまだ幼かった日を思い出す。ふわふわの頬、私を取り合う声、ぐちゃぐちゃに取り込まれた洗濯物、本読みの丸つけ。川の字で眠る布団のずれ。溜まっていく友人からのメール。同僚からの相談。多忙な日々。睡眠不足。それでも美味しい

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仕事はカツ丼、育児はラーメン

仕事はカツ丼、育児はラーメン

「仕事と家庭の両立」なんて、こどもを産む前から軽々しく言うもんじゃない。キレイなママも、おしゃれなパパも、日常のほんの一部分を切り取ったニセモノだから。

ママは半泣きで雨の中子どもを迎えにいくし、パパは帰宅後スウェットに着替えて不機嫌にスマホを見ている。
私といえば、家に帰ったら仕事用のスカートが汚れないように脱いで、でも部屋着に着替える余裕がなくて、ストッキング姿でキッチンに立つことすらある。

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ママなのに働いていてえらいね

私の住むエリアには、平成30年だというのに、未だに専業主婦が多い。「ママなのに働いていてえらいね」なんて言われちゃったりする。
褒めてるつもりなんだろうけど、1ミリも嬉しくはない。

「ママなのに働いていてえらい」
という感覚がわからない。
「人として働いているのは当たり前」
じゃないのかな。

もちろん、いろいろ理由があって働かない選択肢をする人もいるだろう。それは別に良い。働く・働かないは個人

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