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ありのす
2019年12月31日 10:42
「仕事と家庭の両立」なんて、軽々しく言うもんじゃない。仕事と育児はどちらも炭水化物で、純増したら胃がもたない。若かりし自分に、そう伝えられたらどんなに良いか。人生はいつだってシェア按分で、友達との時間が増えれば親は疎ましくなるし、恋人ができたら友達はおざなりになる。子どもができてもいままで通りの生活なんて、幻想もいいところ。万事楽しげなママ雑誌なんかでは、想像などできるはずもない。朝の
2019年6月12日 07:00
なんだかんだ言って、サラリーマンてお得だな、と最近しみじみ思う。転職迷子になり、業務委託を勧められて、いやいやいやいや私はやっぱりサラリーマン向きだ、と思う。 親が自営業だったから、子どもの頃からサラリーマンとの違いを感じていた。父は土曜も稼働日だったし、なにかあるとすぐ会社へ顔を出していた。夜は酒を浴びるように飲み、見えない何かと戦っているようだった。 新卒で企業に入り、スーパー社
2019年4月15日 22:05
最近、人がボッコボッコ辞めていく。こういうのは連鎖するから、しょうがないのだろうか。1人、また1人と会社を去り、それを見て皆がため息をつく。掃き溜めのようにいろんな人の愚痴や文句を聞いていると、あれ、おかしいなあ、なんでお客様苦情センターみたいになってんだ?と首をかしげたくなる。無意識にやってしまうご機嫌取りも、自分でじわじわと嫌になる。会社は理想の組織を用意してくれる場所ではなく、理想
2019年3月5日 23:23
ぐーっと我慢したあとには、たいてい幸せが待っている。ここ数日はなかなかに忙しくて、朝4時に起きたり、帰りも22時を回ったりして、家族と顔を合わせないこともある。周りには、そんなに頑張らなくていいよ、お母さんなんだからいいんだよ、子どもたち大丈夫なの?と口々に言われる。いやいや、と思わず笑って首を振る。私がそれをしなければ、その仕事が魔法のように消えてなくなるわけじゃない。はい、どー
2018年3月27日 01:07
たとえばの話だ。私は今80歳で、夫に先立たれて、たった1人で暮らしている。娘は市内に家庭を持ち、息子は遠く離れて暮らしている。幸い体はまだ健康だが、時々ひどくさみしい。こどもたちがまだ幼かった日を思い出す。ふわふわの頬、私を取り合う声、ぐちゃぐちゃに取り込まれた洗濯物、本読みの丸つけ。川の字で眠る布団のずれ。溜まっていく友人からのメール。同僚からの相談。多忙な日々。睡眠不足。それでも美味しい
2018年2月24日 23:11
私の住むエリアには、平成30年だというのに、未だに専業主婦が多い。「ママなのに働いていてえらいね」なんて言われちゃったりする。褒めてるつもりなんだろうけど、1ミリも嬉しくはない。「ママなのに働いていてえらい」という感覚がわからない。「人として働いているのは当たり前」じゃないのかな。もちろん、いろいろ理由があって働かない選択肢をする人もいるだろう。それは別に良い。働く・働かないは個人