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純粋な「ことばのちから」

こどもがことばをおぼえる。
その瞬間、ことばにちからが宿る。

覚えた文字で無垢に書いた言葉は
ぐにゃぐにゃでも、はみ出ても、愛おしい。

言葉には力がある。
そのことを考えた。

言葉に力なんてない。
そういう心が生まれたとき
思い出してみる。
こどもがもじをおぼえたことを。
こどもがことばをおぼえたことを。
その一文字一文字が、意味があるものとして
こどもが認識しているという事実。
覚えたことを純粋に楽しんでいること。
たった一言にも、力はある。
それを私たちに伝えてくれる。

言葉を凶器にしない。
凶器で攻撃しない。
言葉には、ただ、力があるだけなんだ。

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