カウンセリングするとき、
ほとんどの方に「冷食パーティー」をオススメします。

「冷食パーティー」とは、
夕食に冷凍食品ばかりのパーティーをすることです。



別に、パーティーが目的ではありません。笑


主婦のストレスが1番かかる夕食の『手抜き』が目的です。


私のカウンセリングを受けに来られる方は、
お子さんがいらっしゃる方が多いです。


そして、
『手抜き』をなかなかしない一見 ''完璧'' に見える女性が多いです。


ストイックで頑張り屋さん、
真面目で純粋。



すごく繊細で
毎日を一生懸命生きている人ばかり。



・『手抜き』をするなんて罪

・自分のせいで、家族＆子供に迷惑をかけるんじゃないか

・家事ができない主婦なんて女性失格

・完璧な妻＆ママでいないと...



お料理は手作りが基本。

そんな彼女達からすると
冷食パーティーなんて

「クソ」なんです。
(口が悪くてすみませんw)



あえてその「クソ」をしてもらいます。



実は、私も彼女たちと同じように完璧な妻＆ママを目指して生きてきました。

産後すぐに仕事復帰した私は、

体調を崩しているにも関わらず
『手抜き』は罪だと
全てを完璧にしようと
頑張りすぎた結果、

鬱になりました。笑



よい妻＆ママとはこうあるべきとか
世間の常識という枠に無理やり自分を当てはめ
なるべくはみ出さないように
褒められるように...
そういうプレッシャーを自分にかけていました。


そして、それは日本の社会自体がそういう傾向にあることもひとつの要因であると思います。


女性は家事が上手に出来るべき、

子供に関しては特に厳しく
母親は子供のために生きるべき
毎日の食事や保育園の持ち物は手間をかけた手作りのものを。


共働き生活のママにとって、
そのハードルはかなり高く
それでは女性の社会進出など無理な話です。

では、海外はどうでしょう？

まずは私が驚愕した産後ケア。

フランスでは、
産後にママが骨盤矯正を受けるのが当たり前。

骨盤の歪みによる体調不良や腰痛、
産後のSEXの痛み緩和にも役立ち
そのお陰で第二子の家族計画にも前向きになれます。


さすが、アムールの国w


私の場合は、骨盤の歪みと育児で腰痛が酷く、産後のSEXなんて「それどころじゃねぇよ！」とブチ切れ案件でした。

(第二子妊娠までの道のりは壮絶でしたし...)



しかし、フランスの友人は
産後のケアをしっかりして
週末にはシッターさんに子供を預け、夕方から夫とレストランでワインデートが当たり前です。

「産後に満たされる時間があるのは羨ましい」

そんな夢みたいな産後ライフがあるのか？って感じですよね～


忙しすぎて、それどころじゃない！
そりゃ、少子化にもなるわ！！



さらに、スウェーデン人である姉の夫と話していると特に日本との''差''を感じます。


スウェーデンの保育園は、
オムツは個別でなくパックごと持っていく、お昼寝布団のシーツは園で洗濯してくれ、タオルは使い捨てのペーパータオル。

さらに昼食だけでなく
朝食も提供されるのが普通であり、親の労力も精神的負担もかなり少ないことに驚きます。


働くママにとって、毎日の食事、洗濯物が楽になることがどれだけ有難いか...涙


日本と同じく共働きが多いスウェーデン。夕食も冷凍食品を上手く使って、短時間でささっと作ります。

切るだけーとか
焼くだけーとか。

これなら家事ハードルが低く、男性も参加しやすいですね。

「息子と義兄」

日本では、ママ個人の努力が「美徳」とされています。

【ママは子供のため、家族のために頑張らなきゃいけない】

これでは、妻でありママであり同時にビジネスウーマンであることなど、ほとんど無理ではないでしょうか。


さらに周りの評価は厳しく、
協調性と完璧を求められる。

拷問です(;´Д`)

日本の社会はそうそう変わりません。

「だって、昔の人はそうしてきたから」
それが日本です。

(私は畑で子供を産んだのよって言ってくるおばあちゃんみたい)




ならば、私たち妻でありママであり、ビジネスウーマン自身が「周りの評価」より

手抜きしてでも「楽しくラクして生きていく術」を得るべきだと思います。



だからこそ、『手抜き』が大切なんです。

家にいる女性が『手抜き』して楽しく機嫌よくいることがどれだけ家族にとって幸せなことか。


そして、余った時間で夫や子供とコミュニケーションをとれるようにすることがどれだけ日本のためになるか。

だから、私は
「冷食パーティー」をお勧めします。




海外もいいけど、


日本の冷凍食品って、
ほんと凄いって(美味しいし便利だし)

なんだかんだ
日本に生まれて良かったって
子育てしながら思えるように。笑



そして、
一生懸命生きるママたちが疲弊感に苦しむより
穏やかな「今」を大切に出来るように。







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