蝉川夏哉/逢坂十七年蝉

『小説家になろう』さまで細々とファンタジー小説を書いている者です。構ってやると、喜びます。/創作/Civ4/HoI2/paradox/ http://mypage.syosetu.com/111955/

How spidermen swung old web to new web.(スパイダーマンたちは如何にして旧い蜘蛛の巣から逃れ、新たな繋がりを得たか)

『スパイダ―バース』を観たので、その雑感をまとめておきたい。
作中のネタバレを多く含むので、未見の方はここでお引き取りをお願いする。(私はこの優れた映画を、可能な限り新鮮な感覚で見て頂きたいと強く願う一人である)

『スパイダーバース』は、スパイダーマンの成長の物語だ。
この「成長」という言葉の対象は、主人公であるマイルス・モラレスという新米スパイダーマンのみに留まらない。

かつてスパイダーマン

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日記20181115

東京の空はテレビの空きチャンネルの色をしていた。

 日本では空きチャンネルと言えば砂嵐かカラーバーと相場で決まっているが、『ニューロマンサー』の書かれた当時のアメリカでは、真っ青だったと聞いたことがある。

 快晴の浅草に、異世界居酒屋のぶのリアル店舗が登場したというので、お邪魔してきた。
 samurai hostel 浅草の店内に拡がる、素敵な空間。
 大勢の報道陣や関係者の詰めかけるそこは

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近刊発売予定(2018年11月)

お陰様で異世界居酒屋シリーズのコミカライズが2冊、発売いたします。

・異世界居酒屋「のぶ」しのぶと大将の古都ごはん②

原作のイラストも担当して下さっている転先生によるコミカライズです。
異世界居酒屋「のぶ」の二杯目(YA版④~⑦)の時系列をお店側の視点で描いた物語ですので、よろしくお願いいたします!

出版社: 宝島社 (2018/11/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4800285

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「書店万引き」という「窃盗」

「古本屋がカバーだけを窃盗された」という記事を読んだ。
幸いにして犯人は捕まったようだが、カバーだけの価値が警察には分からないので、窃盗と認定して貰うのに苦労したというニュースである。

私は「万引き」という言葉を廃するべきだと常々考えている。
実態としては「窃盗」なのに、あたかも罪の軽いように思われるのは、様々な問題がある。

例えば、書店での「窃盗」について考えてみたい。

1、「書店窃盗」の

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ライトノベル作家と三年縛りの伝説

また、「三年縛り」である。

また、というのは、他でもない。
「三年縛り」の噂はライトノベル業界に定期的に流れる噂であり、最終的に「よく分からないね」で終わってしまう”伝説”なのだ。

1、そもそも「三年縛り」とは何か

「うちでデビューしたから、三年はうちで書いてね」というのが、伝説として流布する”三年縛り”である。

これはかつて、ライトノベル作家への道が、今よりも遙かに狭く険しかった時代の名

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ライトノベル作家の飛び込みサインについて

書店へ行くと「著者サイン入り」の本が並んでいることがある。
あれを見る度に、デビュー前の私は「かっこいい!」と思っていたものだ。

回覧板や宅配便の受け取り、転居の手続きやその他諸々以外で、”サイン”を求められる機会はほとんどない。

ところが、ライトノベル作家になると、時々そのような機会がある。
・新刊の発売
・メディアミックスが発表された際の大増刷
・サイン会
・書店への挨拶巡り

問題となる

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