蝉川夏哉/逢坂十七年蝉

『小説家になろう』さまで細々とファンタジー小説を書いている者です。構ってやると、喜びま…

蝉川夏哉/逢坂十七年蝉

『小説家になろう』さまで細々とファンタジー小説を書いている者です。構ってやると、喜びます。/創作/Civ4/HoI2/paradox/ http://mypage.syosetu.com/111955/

最近の記事

日記20240221

 年をとると風邪を引きやすくなる、というのは言い訳で、節制して体調不良とは無縁の人もあろう。私はそうではないというだけのことだ。  寝込むことが増えると悶々としながら天井を眺めることになる。つくづく勤め人は向かない身体である。こんなに頻繁に具合を悪くしているのでは、一週間もまともに働けまい。申し訳ない気持ちになる。  Amazonのほしい物リストから様々なものを頂いたので、暫くは生存できるだろう。皆々様、ありがとうございます。

    • 日記20240219

       有レ朋自二遠方一来、不二亦楽一乎。  17日に遠方より友人が来たので焼き鳥を食べた。歳を重ねても昔と同じように様々なことについて話すことのできる相手は貴重だ。  オタクとは、関係ではなく事物について話す人ではないかと思ったことがある。オタクではない人と話をすると「誰それはどうした」という話に終始しがちだが、オタク気質のある人と話をすると、トピックスについて話をすることが多い、ような気がする。  群れの中で生き残るためには人間関係に心を配る方が生きやすいのだろう。しかし

      • 日記20240218

         手元不如意で金欠生活である。  まぁ月末になればなんとかなるだろうと思っているが、二月なのに月末が遠い。いやはや。  文才では遠く及ばないが、家計だけなら内田百鬼園先生の如し。  今日は久方ぶりに水木しげるの『猫楠』を読んだ。  南方熊楠のような人は今の世なら間違いなく義務教育の段階でドロップアウトしているだろうし、後の世に名前を残すこともできなかっただろうと思う。大らかな時代故の、と思うと色々と考えてしまう。  先年、牧野富太郎博士を扱った『らんまん』が朝の連続テレビ

        • 日記20240202

           確定申告の準備が終わらない。  税理士に書類を送付するだけなのだが、その書類一式を見つけることがまず大変である。こういう人間だから、インボイスや電子帳票法によって死期が近づいている。さようなら、みんな。

          日記20240201

           腹痛が心配だったので、病院へ。  木曜ということもあり内科は休診のところが多く、普段行かないところへ初診でいくと、親切な老医師から紹介状を貰った。  総合病院も今では二次三次医療機関となると紹介状なしでは7700円余分に初診料が掛かるので、紹介状はありがたい。  血液検査とCTをとって、異常なし。腹痛自体は日にち薬で治るのを待つことに。他の数値がべらぼうなら悪かったのはなんとかしないといけない。  病院というのは非日常が日常だ。  私たち市井の一般人にとって、病院を訪

          日記20240131

           「リアルとリアリティは何が違うのか」としばしば尋ねられる。とてもよい質問だ。  フィクションを描く上で、リアリティはとても大切である。適切なリアリティは物語への読者の没入を助け、もう一つの世界を体験する大きな手がかりとなる。  好例は今放映されている『ダンジョン飯』におけるダンジョンの生態系や冒険者たちの生活の細部だろう。あれらは当然現実のことではない。つまり“リアル”とは違う。しかし、「ありそうだな」と強く感じさせるリアリティの強度を持っている。よく練り込まれ、様々な

          日記20240130

           先日の『セクシー田中さん』を巡る一連の問題について、考え続けている。簡単なことではない。いくつもの切り口があり、それら全てが重大で、いずれについても白黒をはっきりさせられる類のものではない。  創作者としての実存と原作者としての立場という重なり合う二つの在り方、業界の慣習、プロデューサーによる現場掌握、クリエイターとしての脚本家の矜持、SNSの加熱、業界の構造に興味のない人々、反省しない巨大な組織……  私は幸いにしていくつかのメディアミックスの機会に恵まれた。  その

          日記20240129

           寒過ぎて腹巻を装備するようになった。  今年の冬が特に寒いのか、肉体の衰えから寒さに弱くなったのかは分からないが、年を追うごとに寒さに弱くなっている気がする。  いや、よくよく考えれば、勤め人時代は温かい室内でずっと働いていたからかもしれない。あの時代は本当にトイレットペーパーが減らなかった。ずっと会社にいたからだ。  なんにしても、腹巻は温かい。  昔は自分にはこんなものは不必要だと思っていた先人の知恵に助けられている。知恵とは有り難いものである。  ホテルに泊まっ

          日記20240128

           年に一度か二度、小学校からの友人三人で飲む。  本当は四人のはずだったが、一人亡くなってしまったのだ。  集まれば「奥さん子供は元気か?」「車買い替えた」「そう言えばあいつとこないだ会った」「中学の頃、○○さんは俺に惚れていたに違いない」みたいな他愛ない会話をしながら飯を食い、ほどほどで帰る。  たったそれだけのことが嬉しく、楽しい。  四人いたら、もっと楽しかったろうな。  この集まりを二人にしないために、もう少し生きねばと思う。

          日記20240127

           今日は作家飲み会に参加。斯界を支えるベテランから気鋭の作家、伝説の作家まで幅広い面子で、末席に連ねて頂いた私は恐縮するばかり。実に学びが多く、楽しい飲み会だった。  新型コロナの流行以降、それまであった作家間のコミュニティが疎遠になったことを嘆く人が多く、これからも情勢を見ながら集まりたいね、という話には少し希望を抱く。人と会って話すのは、楽しいのだ。  しかしまぁ、諸先輩方は呆れるほどに記憶力がいい。往年の名作のタイトルや作家名、役者名に関連エピソード、面白かったスト

          日記20240126

           あまりに腰が痛かったので整体へ。  歳を重ねると、ただ生きているだけで金がかかるようになるものである。  確定申告の準備をしていると、昨年の収入と支出が否が応でも眼前に迫り来て「お前このままだと四ヶ月後か五ヶ月後には、死ぞ?」と現実を突きつけてくる。  真面目に働こう。

          日記20240125

           久しぶりにアニメにハマっているかもしれない。バーンブレイバーンはオリジナルアニメなので先が読めない楽しさがあるし、ダンジョン飯は非常に出来が良い。  オタクとは趣味の種類ではなく魂の在り方であるが、疲弊して新たなコンテンツを喫食できなくなればオタクは死ぬ。  活きの良いコンテンツを食べて、元気にオタク活動に邁進したいものである。

          日記20240124

           マクドナルドの一部のメニューが終わった。  ビッグブレックファストなどの朝マックが中心だ。  はっきり言ってしまえば、生涯で数えるほどしか食べたことのないメニューであり、失われても「生活の中から選択肢が減った」という感覚は、ほぼない。  しかし、「なんかしょっぱいものに甘い蜜をかけて食う」という体験は、間違いなく朝マックが教えてくれたという思い出は残っている。  永久に残るものはない。  私たちの世代が死に絶えれば、そんなものがあったということさえ誰も思い出さなくなるか

          日記20240123

           腹が痛い。

          日記20240122

           今日は散髪して友人たちと夕食を食べに行った。飲み屋でおっさん三人がノンアルコールでマイナー漫画について語る様は周囲から見ればかなりいかがわしかっただろう。 「物知りですね」と普段言われることがあるが、結局我々オタクやサブカルの民は、“普通であること”を捨てて、その時間を趣味に費やし、尖り続けているだけなのだ。他のジャンルのことは一般人よりも知らないし、知ろうとも思わない。  オタクとは知識の幅や深さではなく、生き方であり、在り方である。何かを知っている人というより、何か

          日記20240121

           何もしない内に2024年が過ぎていく。もう1年の5.46%が過ぎ去ってしまったという事実を脳が受け容れられない。たかが5.46%、されど5.46%。  消費税よりは低いが復興特別所得税よりは高い。こんな日本に誰がした。  それはともかくとして、JAXAの探査機が日本としてははじめて月面着陸を成功させた。太陽光発電パネルは作動しなかったが、着陸自体は成功したようで実に素晴らしい。  20世紀の終わり頃、人類はもっともっと宇宙への道を突き進むものだと思っていた。しかし蓋を開